リクルートの中途面接で合格に近づく志望動機とは?

大手人材関連会社として成長し、近年ではSaaSビジネスなどさまざまな領域に進出しているリクルート。転職活動をする中で、一度は受けようと思った方も多いのではないでしょうか。

 

リクルートは給料も高くスキルアップもできる企業であり、新外・中途入社ともにその人気は非常に高いです。そのため、リクルートへの転職を成功させるには、書類選考や面接の対策をすることは必須といえます。

 

しかし、対策をする中で良い志望動機が思いつかないという方もいるのではないでしょうか。

 

本稿では「志望動機」にスポットをあてて、リクルートでよくある不採用理由、志望動機のポイント、NGな志望動機など幅広く紹介していきます。

リクルートでよくある不採用理由

中途市場でも人気の高いリクルートは、採用面接においてスキルや経歴よりも、その人の性格や考え方など人物面を重視します。スキルや経歴が原因でないとすれば、どんな理由で不採用になってしまうのでしょうか。

 

よくある不採用項目としては以下のポイントが見られています。

 

  • コミュニケーション能力
  • 仕事へのスタンス
  • 志望動機

 

それぞれのポイントについて1つずつ解説していきましょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、やはり面接で一番問われる能力です。一口にコミュニケーション能力といっても単に会話ができるだけでなく、「話が端的である」ことや「的を射た回答をしている」ことなどがチェックされています。

 

実際に、「話が長い」「話が分かりにくい」という声は人事からよく聞きます。

 

仕事の基本はやはりコミュニケーションであるため、一緒に仕事をしようと考えたときに、コミュニケーションが取りにくい人は仕事を一緒にするイメージが持てず、不採用になってしまう可能性が高いでしょう。

 

仕事へのスタンス

2つ目の不採用ポイントは仕事へのスタンスです。これは、リクルートならではの不採用理由となっています。

 

具体的な不採用理由として挙げられるのは「他責」です。リクルートでは自身が直面した問題について、他人に責任を押し付けるのではなく自身の責任としてどう改善していくべきか考え、果敢に問題解決へ挑む姿勢が求められます。

 

そのため、今までの経験や挫折について深堀をしていく中で、「他責」の傾向が見られた場合はマイナス評価がつけられます。この傾向はSPI試験でも判別できるため、他責の傾向が強い人は注意が必要です。

 

ただ、この他責の傾向をしっかりと認識し、その短所を改善するための行動を起こしていることが伝われば問題なしとされるケースもあるため、他責の傾向があるからと諦めるのではなく改善に向けて行動してみましょう。

志望動機

リクルートの面接においては、志望動機が非常に重要となります。リクルートは現在分社化しておりグループ内でさまざまな企業があります。リクルートの面接では、これら他の企業と比較した際にどのような違いに惹かれて志望したのかを重要視しています。

 

そのため、リクルートならどこでもいいというスタンスの場合、動機不十分とされ不採用になるケースが多いです。面接前はこの「リクルートの中でもどうしてその企業なのか」を明確にしておくと良いでしょう。

 

リクルートグループの企業に関しては、「リクルートの事業内容は?採用情報や仕事内容と合わせて解説」をご参照ください。志望動機を書く際の参考にもなるでしょう。

企業が志望動機を聞きたい理由

そもそも、企業はなぜ志望動機を求めるのでしょうか。企業が志望動機を聞きたい理由としては、以下の3つを測るためです。

 

  • 企業に定着してくれるか
  • 入社後に活躍してくれるか
  • 会社の理念や方針に合っているか

 

志望動機がこれらの項目とどのようにつながっているのか、説明していきます。

企業に定着してくれるか

企業が志望動機を聞くことで分かる項目として、「企業に定着してくれるかどうか」があります。

 

採用担当者や面接官は、長期的に働いてくれる人材を求めています。もし応募者がすぐに辞めてしまった場合に、企業は再度募集をしなければならないという手間がかかってしまうので、これを避けるために企業は志望動機を通じて企業へのマッチングや愛着を測ります。

 

入社後に活躍してくれるか

新しく人を雇うからには、その人に入社後活躍してほしいですよね。企業は志望動機を通じて入社後に活躍できる人材であるか見極めます。志望動機がしっかりと作りこまれている応募者は、企業に対する志望度が高い人が多く、入社後も精力的に仕事をしてくれる可能性が高まるため、重要視されているのです。

会社の理念や方針に合っているか

企業が志望動機を見る理由の3つ目として、応募者が会社の理念や方針に合っているかを確認することが挙げられます。

 

志望動機は、応募者が企業のどのような点に共感し何を感じたかを示すものです。企業理念や方針に対する考え方や共感度合いを知ることで、応募者が企業の方針通りに働けるかどうかを判別します。

リクルートで選考に通るための志望動機のポイント

ここまでリクルートにおいて重要視されているポイントや志望動機を通じて何を測ろうとしているのかについて解説しました。

 

それでは、リクルートの選考に通るためにはどのようなポイントに注意して志望動機を考えれば良いのでしょうか。そのためのポイントとして以下の3つが挙げられます。

 

  • 自己分析
  • 他社分析
  • 質問の把握と対策

 

これらがどうして必要なのか、ポイントも含めて解説していきます。

自己分析

リクルート選考を突破するための1つ目のポイントは自己分析です。

 

リクルートの面接では、自身がリクルートでの仕事を通じて何を実現したいのかという明確なビジョンを持っていることが、面接官の心をつかむポイントとなります。大きな夢でも受け入れられる傾向にあるため、自己分析を通じて自身のビジョンに関わるエピソードなどを準備しておきましょう。

 

また、リクルートでのビジョンを語るにあたって企業理解は必須ですので、しっかりと企業の事業内容や経営戦略の研究も行ってください。

 

他社分析

企業研究をするにあたって、面接をする企業のことだけ知っていれば良いと思われがちですが、そうではありません。リクルートの志望動機を語るには、他社への理解は欠かせません。

 

他社への理解があることで、自身のビジョンがどうしてリクルートでしか実現できないのかを語ることができます。そのためにも、リクルートの競合となる他社の分析は忘れずに行いましょう。

質問傾向の把握と対策

リクルート選考突破3つ目の対策として、質問傾向の把握と対策が挙げられます。

 

面接をするには、やはり準備が必要です。企業がどのような質問をするのか、質問を通じて何を聞きたいのか理解できれば、面接の質問にもスムーズに答えられます。

 

それに加えて、企業側からも企業研究をしっかりとしており熱意が高いとしてプラスの評価がつきやすいです。そのため、質問の傾向を理解し対策を練って面接をスムーズに進めましょう。

リクルートの面接でよく聞かれる質問

リクルートの面接を突破するための3つ目のポイントである、質問傾向の把握と対策。では、実際にどのような質問がよく聞かれるのでしょうか。

 

リクルートの面接官は、質問を通じて応募者の仕事に対する考え方や性格などを知りたいと考えています。これを探るために、よく用いられる質問としては以下のような例が挙げられます。

 

  • 転職活動を開始したきっかけは?
  • 企業選びのポイント
  • 壁にあたったときにどのように対応するか
  • 3年後・5年後のビジョン
  • どうすれば早期に仕事で成果を出すことができるか

 

これらはあくまでも質問例ですが、リクルートグループ内での質問内容に大きな違いはありません。よくある質問について回答を考えるとともに、なぜそう思ったのかを深堀して自己分析を徹底的に行うようにしましょう。

 

リクルートの面接に関する詳しい内容は「元リクルート社員が教える、リクルートへの転職で知っておくべきこと」の記事をご参照ください。リクルートの面接・選考についてだけでなく、リクルートで働く社員へのインタビューなども紹介しています。

リクルートへの転職でいってはいけない志望動機は?

当然ですが、プラスの評価を受ける志望動機もあればマイナスの評価を受ける志望動機もあります。

 

何気なく書いた志望動機がマイナス評価を受けてしまうこともあるので、どのような志望動機ではマイナス評価になるのか、把握しておくと良いでしょう。面接で良い評価を受けない志望動機の例として、以下の3つが挙げられます。

 

  • サービスを利用していることをアピール
  • 企業の研修制度に頼っている
  • 抽象性が高く具体的な内容を伝えていない

 

これらは何気なく面接でうってしまうこともあるので、気を付けなければいけません。それぞれの志望動機がどうしてダメなのか、詳しく解説していきましょう。

サービスを利用していることをアピール

よくあるNGな志望動機として、企業のサービスを利用していることをアピールした志望動機があります。具体的な例としては、「いつもホットペッパーを使っているため、ユーザー目線での提案ができる」などです。

 

リクルートのサービス利用者は数えきれないほどいるので、サービスを利用していることが志望動機として認められるのでれば、誰でもよくなってしまうわけです。サービスを利用しているだけで良い提案ができるのであれば、企業側は苦労しません。サービスを利用しているからといった理由は避けるようにしましょう。

企業の研修制度に頼っている

よくあるNG志望動機の2つ目として、企業の研修制度に頼った志望動機があります。これの具体的な例としては、「研修制度が整っているため成長できると考えた」などがあります。

 

これは一見問題ないように見えますが、この志望動機はリクルートで求めている「自己責任」の姿勢に反しています。リクルートは自分で責任感を持って仕事を進めていく「強さ」が求められる企業です。

 

研修制度に頼るのは、いわば「他責」、「環境依存」にあたります。これらの制度はあくまで「利用」するものであり、それを活かして成長したいという志望者を求めています。自分で学んで成長していく姿勢を見せたほうが採用につながりやすくなるでしょう。

抽象性が高く具体的な内容を伝えていない

よくあるNG志望理由の3つ目として、抽象度の高さがあります。この具体的な例としては「営業力をつけたい」、「スキルアップしたい」などです。

 

これらの志望動機は一見それっぽいことをいっているように見えますが、スキルといってもさまざまなスキルがあります。これを志望動機として挙げると、企業側にビジョンが明確でないと判定されてしまうのです。

そのため、単にスキルを身に付けたいというのではなくどのようなスキルを身に付けたいか、そのスキルをどう仕事に活かしていきたいのかまで具体的にいえると良いです。

リクルートへの転職志望者はサムライソウルまで

サムライソウルにはリクルート出身者が多数在籍しており、リクルート出身者だからこそできる転職サポートが充実しています。

 

プロのコンサルタントにアドバイスをもらえば、リクルートへの転職もスムーズに進みやすくなるでしょう。面接でよく聞かれる質問やそれに対する適切な答え、採用担当者に良い印象を持ってもらうための志望動機の書き方など、書類選考対策や面接対策も充実しています。

 

最短距離での転職をお手伝いしているので、リクルートへの転職活動でお悩みの方は、下記のお問い合わせフォームからサムライソウルにご相談ください。

 

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まとめ

大手人材関連会社として発展したリクルートは転職市場において人気も高く、内定を獲得するにはしっかりと対策する必要があります。面接対策の中でも、企業への定着度や活躍する可能性を測る指標として、志望動機は非常に重要な要素です。

 

リクルートに通る志望動機を作るためには、

 

  • 自己分析
  • 他社分析
  • 質問傾向の把握と対策

 

これらの3つをしっかりと行うことが重要となります。

 

その上で、企業のサービスへの利用をアピールしたり、抽象的な志望理由にならないようにといった点に注意しましょう。リクルートへの転職で志望動機や面接対策にお悩みの方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。

 

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