【SUUMOに転職】年収や将来性は?転職するポイントと合わせて解説

リクルートが運営する住宅情報サービスの「SUUMO」は、業界未経験者でも年収が良いことや福利厚生の充実さから転職を希望する求職者が多い企業です。この記事では、そんなSUUMOへ転職するポイントや面接対策、年収、福利厚生などを詳しく解説していきます。

SUUMOに転職するポイント

テレビCMなどでもなじみがある、賃貸・住宅情報サービスの「SUUMO」。2021年3月までは株式会社リクルートの子会社であるリクルート住まいカンパニーが運営していましたが、組織編成により、2021年4月以降は株式会社リクルートが運営しています。

 

リクルートのSUUMO関連中途採用情報では、応募必須条件に特別なスキルや資格はほとんど見られません。求める価値観やスタンスを提示し、それらにフィットした人材を求めているようです。

SUUMO(リクルート)の会社概要

会社名 株式会社リクルート
本社所在地 東京都千代田区丸の内1-9-2

グラントウキョウサウスタワー

代表取締役社長 北村吉弘
設立年 2012年10月設立

2018年4月現在の株式会社リクルートに商号変更

資本金 3億5千万円
株式 東証一部
売上 116,991(百万円)※リクルート住宅部門売上収益

特徴

SUUMOは、借りたい、買いたい、建てたい、売りたい、リフォームしたいといった住まい探しのための不動産・住宅情報を総合的に提供しています。リクルートで住宅情報サービスが始まってからは、カスタマーのニーズに合わせたあらゆるニーズと向き合い、住まい探しが便利なものになるように仕組みを生み出し続けていることが大きな特徴です。

 

例えば、フリーペーパーや店舗型の相談カウンターの設置を始め、最近では3D映像での物件バーチャル見学や業界の慣習的にメディアでは非公開だった住戸ごとの価格表を公開するなどの活動も行っています。これらは、クライアントとカスタマーのより良い出会いにつながっているようです。

 

事業内容

スマホやパソコンから全国各地の住まいに関する情報検索が可能な「SUUMO」を運営しています。賃貸検索はもちろん、マンションや戸建ての購入・新築、住まいのリフォームを検討しているカスタマーに対する情報提供を行っています。

 

2005年には、住まい探しに新たなイノベーションをもたらすことを目指した、SUUMOカウンターを設置しました。注文住宅、マンション新築、リフォームの検討をスムーズに進め、カスタマーが満足いく住まいとの出会いを実現するために、第三者からの客観的な視点でアドバイスを行っています。また、住まい情報を掲載したフリーペーパー「SUUMOマガジン」を始めとして、「都心に住む」「SUUMO注文住宅」「HOUSING」といった雑誌を創刊しています。

業績

リクルートが公開している有価証券報告書によると、SUUMOなどの住宅情報サービスは売上収益が初めて1000億円を突破した2019年以降、2020年は1133億円、2021年は1169億円と、年々売上収益が伸びていることが分かります。分譲マンションの住宅着工数増加や業務の一部をテクノロジーで支援し、カスタマーにサービスの提供を始めたことなどが要因として挙げられるでしょう。

将来性

現在、分譲マンションの住宅着工件数や賃貸契約数の増加に伴って、戸建ての空き戸数が増えつつあります。SUUMOでは事業の一環として住宅リフォームにも取り組んでいるため、この分野での収益拡大が想定されます。カスタマーのニーズに沿ったシェアの維持を課題としているため、まだまだ伸びしろが期待できるでしょう。

SUUMOの働きやすさ

リクルートは年収が比較的高いことでも有名です。しかし、働きづめで仕事が厳しいという訳ではなく、私生活も充実するようなワークライフバランスの良さにも定評があります。年収や福利厚生、ワークライフバランス、それに伴った平均勤続年数について詳しく見ていきましょう。

年収

リクルートの住宅情報サービスに従事する社員の平均年収は公開されていませんが、リクルート全職種の平均年収は872万円と有価証券報告書内で公開されています。SUUMO関連で現在募集しているポジションが提示している給与は、年収500万円前後~700万円前後となっており、それに賞与がプラスされることを想定すると、高い年収が期待できるでしょう。

福利厚生

リクルートでは全職種を通じて、個々の多様性を尊重するスタンスを取っています。働く場所・時間に柔軟性を持たせることで、生活環境に合わせた自由に選択できる制度設計を構築しています。以下では、詳しい福利厚生を紹介します。

 

  • 社会保険完備
  • 深夜休日勤務手当
  • 通勤交通費支給
  • 社員持株制度
  • 年末年始、夏季、GWなど各種休暇
  • 出産、育児、介護など各種特別休暇
  • ストック休暇
  • アニバーサリー休暇
  • ベビーシッター、保育園、保活サービス

 

仕事とライフステージに合わせて仕事との両立が実現できるような、独自の特別休暇を設けています。

ワークライフバランス

休日 年145日(会社休日140日+指定休日5日)※土日祝日などを考慮し、会社カレンダーに定めるところによる
勤務時間 フレックスタイム制(標準労働時間9:00~18;00)※1日の標準労働時間は8時間、出退勤は各自の職務内容と自由裁量に委ねる
平均残業時間 非公開

※時間外労働の有無に関わらず、35時間分の固定残業代をグレード手当として支給、加えて、超過勤務手当を追加で支給

フレックス制度 有り
リモートワーク 有り
時短勤務 有り

 

従業員の平均勤続年数

リクルートの住宅情報サービスの平均勤続年数は公開されていませんが、有価証券報告書によるとリクルート全体の従業員の平均年齢は34.8歳と記載されています。住宅情報サービス業界は若手が働くイメージが強いですが、30代後半以上の年代層も比較的多く働いていることが想定されるでしょう。

SUUMOのやりがい・社風

住宅情報サービス以外にも幅広い分野でさまざまなサービスを展開するリクルートでは、それぞれの分野でやりがいやカルチャーが異なるようです。住宅情報サービスのやりがい・カルチャーについて詳しく見ていきましょう。

やりがい

住まい探しの新しい仕組みを生み出し、業界の先駆けとなって行動しているリクルートの住宅情報サービス。それに伴って、新しい価値を創造し、社会からの期待に応えることができる点にやりがいを感じる社員が多いようです。

 

社風

住宅情報サービス事業ではチームで目標を設定し、それを目指して意欲的に行動する社員が多いため、相手を信頼、尊敬し、背景を理解してコミュニケーションをとるカルチャーが根付いているようです。また、住宅はカスタマーにとって高額な買い物になるため売上やシェアを拡大することが難しい業界とされています。こういった業界で失敗を恐れず、最後まで目的をやり抜こうとする社員が多いことも大きな特徴です。

SUUMOの評判・口コミ

  • 営業、在籍7年目、女性

柔軟な働き方に対応してくれるので、家庭や子供を持つ女性にとって働きやすい環境です。育児休暇から復帰できるか不安でしたが、ベビーシッターや保育園、保活サポートが整備されているのでとても助かりました。

 

  • 総務、在籍4年目、男性

業界未経験から入社しても価値観やスタンスがカルチャーフィットしていれば働きながらカバーすることができます。また、面接時にキャリアプランと、それを実現するために何をしていくかを答えましたが、ほぼ思い描いていたように働ける環境が整っています。

 

口コミや評判を見ると、女性でも働きやすい環境や職場の環境に満足している人が多いことが分かります。

SUUMOの募集職種

ここからは、SUUMOカウンター事業に関する、実際に募集されている職種を紹介します。SUUMOなどの住宅情報サービス事業で働きたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

事業企画・営業企画(SUUMOカウンター)

SUUMOカウンター事業の企画職として活躍が期待されるポジションです。具体的には、以下の業務内容が見込まれます。

 

  • カスタマーの来場を増やすための集客戦略立案
  • カスタマー来店から成約までのCVR向上業務
  • 出店戦略立案及び推進・交渉推進業務

 

このポジションでは成長白地の多いSUUMOカウンター事業で、さまざまな企画にチャレンジすることが可能です。PDCAサイクルを回す責任と裁量を持ちながらボードメンバーと近い立ち位置で業務推進するため、高い視点で物事を俯瞰する力、課題設定するための分析力、提案を形にするための巻き込む力や推進力を身に着けることが求められるでしょう。

総務(SUUMOカウンター)

SUUMOカウンター事業の店舗を推進し、事業の成長拡大のための基盤構築・向上が期待されるポジションです。具体的には以下の業務内容が見込まれます。

 

  • 全国200店舗以上あるSUUMOカウンター店舗のインフラ整備
  • サービス基盤の保守、運用
  • 戦略、戦術の現場浸透
  • 事業成長上での課題発見と解決策の検討、実施

 

このポジションは事業の成長を加速させるために欠かせない事業基盤の整備を行う必要があるため、事実を基に多角的・体系的に考える力や企画立案の設計能力・分析力、ステークホルダーとの合意形成スキルが求められるでしょう。

SUUMOの転職難易度

SUUMOなどの住宅情報サービスに限った話ではありませんが、リクルートグループは全体的に転職難易度が高いといわれています。理由として、書類選考よりも対面での面接を採用基準とし、求職者のスタンスや業務に対する熱意がフィットしているかを重視していることが挙げられます。スキルや経験よりも人柄や内面が重視される傾向があるため、対策をしにくいという声もあります。転職活動を行う際には、事前の入念な面接対策が必要です。

SUUMOの面接の傾向と対策

SUUMOの選考フローや面接の傾向について解説します。

選考フロー

リクルートではWEBエントリーの後に書類選考を実施し、通過者のみSPI試験と対面での面接を行う選考フローが一般的です。住宅情報サービス部門では、各ポジションで面接回数が異なり、平均2~3回の面接を行っているようです。

面接の傾向

住宅情報サービス業界への転職で質問頻度が高い内容はもちろん、営業職であれば場面を想定したコンサルタントの適正について問われるでしょう。また、前述したようにリクルートはスタンスや業務に対する熱量がマッチしているかを重視しています。独自の質問としてカスタマーとの関わり方などを問われ、回答に対する動機付けや主張に対する背景を深堀される可能性が高いです。

面接対策

質問に答える場合には、他の選択肢と比較した上で明確な動機や背景が分かるような回答を心がけましょう。例えば、「今後数年の不動産業界の動向」について問われた場合は、現状と過去を比較した上で未来を予測し、そこにリクルートが提案するSUUMOなど住宅情報サービスがどのように関わっていくかを答えられると良いです。

 

また、事前にリクルートのカルチャーやポジションで求められるスタンスを把握し、どういった点がマッチしているかを明確にしておくと良いでしょう。答えた内容に対して、さらに「なぜ」という質問をされる可能性も高いので、深掘りされた際に答えられるようにしっかりと対策しておくと安心です。

 

SUUMOの転職に関わるQ&A

ここからは、SUUMOの転職に関わるQ&Aを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

SUUMOに向いている人は?

不動産業界、住宅情報サービス関連事業に興味がある人に最適な企業です。また、ポジションによってはITやメディア、コンサルタントといった他業界の知見を身に着けることも可能です。1つの事柄から派生してさまざまなことに興味関心を持ち、業務に打ち込める人はぜひ応募を検討してみましょう。

SUUMOへの転職で求められるスキルは?

特別なスキルや経験を求められるポジションは少なく、スタンスや仕事に対する熱量、価値観がカルチャーフィットしていることが求められます。また、カスタマーとの関わり方が分析と提案につながるため、高いコミュニケーション能力と信頼性の高い人柄、多角的な視野があるとなお好印象です。

SUUMO社員に関する情報もチェック!

リクルート採用ページ上の社員インタビューにて、SUUMO・住宅領域で活躍する在籍社員のインタビューが掲載されています。リクルートを選んだ理由や業務に対するミッション、クライアントやカスタマーとの関わり方などが知れるため、入社後のビジョンを透明化することができます。ぜひチェックしてみましょう。

SUUMOへの転職ならサムライソウル

サムライソウルでは、転職が難しいといわれるリクルートを熟知したコンサルタントによる独自ノウハウとサポートにより、リクルートへの高い合格率を誇っています。求職者の思いを言語化した上で採用担当者から目を惹く提出書類の作成や、リクルートの面接でよくある質問などを想定した面接対策などが可能です。状況によって、応募ポジションの最新情報も共有してくれるため、リクルートへの転職のサポートをいたします。

まとめ

ここまで、SUUMO(リクルート住宅情報サービス部門)への転職を希望する求職者に向けて、転職のポイントや具体的な面接対策について解説してきました。リクルートは独自の選考基準があるため、転職成功率が低い企業です。

 

初めて転職を経験する人やノウハウがない人はなかなか採用の突破口が開けないでしょう。リクルートへの転職でお悩みの方は、ぜひサムライソウルの活用を検討してみてください。

 

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