ホットペッパーに転職 年収や転職するポイントをまとめて紹介
大手企業のリクルートが展開する事業領域の中でも、「ホットペッパー」はテレビCMなどで有名です。この記事では、そんなホットペッパーへの転職を希望する求職者に向けて、転職のポイントや具体的な面接対策・傾向などを詳しく解説していきます。
目次
ホットペッパーに転職するポイント
ホットペッパーはリクルートが運営する事業領域であるため、リクルートの中途採用から関連領域へ応募する必要があります。リクルートでは、高い成長意欲を持ち、リクルートの価値観とスタンスにマッチする人材を求めています。加えて、ホットペッパー関連の中途採用では、ポジションごとに業界のスキルや経験を必須条件としている場合もあるようです。書類選考を通過することすら難しいといわれるほどの難関企業であるため、適切な転職対策とノウハウが必要でしょう。
ホットペッパーの会社概要
会社名 | 株式会社リクルート |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2
グラントウキョウサウスタワー |
代表取締役社長 | 北村吉弘 |
設立年 | 2012年10月設立
2018年4月、現在の株式会社リクルートに商号変更 |
資本金 | 3億5千万円 |
株式 | 東証一部 |
売上 | 82,922(百万円)※リクルート美容部門売上収益
14,116(百万円)※リクルート飲食部門売上収益 |
特徴
飲食サービスや美容といったライフスタイルがより便利に楽しくなるような情報をカスタマーに提供しているホットペッパーでは、情報誌の発行や国内最大級の予約・検索サイトの運営などを行っています。飲食店や美容室といったクライアントを効果的にカスタマーにアピールするために、運営サイトで割引クーポンやポイントサービスを行っていることが大きな特徴です。10代~20代のトレンドに敏感な若い層はもちろん、それ以上の年代層からも支持を集めています。
事業内容
ホットペッパーでは飲食・美容といったライフスタイルに関する情報・サービスを提供しています。具体的には、飲食店や美容院、リラクゼーション、スクールなど街のお得情報満載のクーポンマガジン「ホットペッパー」の発行、さらに「ホットペッパーグルメ」「ホットペッパービューティー」といったサイトで詳しく情報を発信しています。また、各サイトは予約・検索サイトとして国内最大級の規模を誇ることでも有名です。
業績
新型コロナウイルスの影響で飲食サービスや美容業界の人の流動が悪くなり、一時広告の掲載件数が激減して、業績が下がっていました。しかし、今後の取り組み次第では増収が見込まれるでしょう。
将来性
飲食業界は競合が多く熾烈な市場競争が常に繰り広げられています。そこで、ホットペッパーでは常に新しい施策を企画し、他社との差別化を測ろうとしているようです。また、ビューティー領域はリクルートが展開する事業の中でも高成長を修めている領域なので、今後も成長加速が見込まれます。こういった背景から安定的な将来性が期待できそうです。
ホットペッパーの働きやすさ
リクルートはプライベートと仕事を区別しながら、適度なライフワークバランスを保てるように柔軟性を持った働き方を提供しています。在籍社員が働きやすい環境になっているリクルートの年収や福利厚生を見ていきましょう。
年収
有価証券報告書によると、リクルート全社の平均年収は872万円と記載されています。現在応募可能なホットペッパー関連の飲食・ビューティー領域での業務を担うポジションでは、想定年収が600万円後半~700万円前半です。リクルート全体の平均年収よりはやや低い印象を受けますが、業界未経験でキャリアチェンジしている、他の領域からキャリアチェンジしている中途採用者でも500万円以上の年収を得ることが可能です。
福利厚生
リクルートでは福利厚生の一環として、働く場所と時間に柔軟性を持たせた新しい働き方を採用しています。例えば、理由・回数問わずリモートワークを行える制度を導入し、オフィス以外でも業務を進捗できる環境を整えました。また、育児や介護といった個々のライフステージに合わせて出退勤時刻は社員の自由裁量に委ねています。その他、具体的な福利厚生は以下の通りです。
- 社会保険完備
- 深夜休日勤務手当
- 通勤交通費支給
- 社員持株制度
- 年末年始、夏季、GWなど各種休暇
- 出産、育児、介護など各種特別休暇
- ストック休暇
- アニバーサリー休暇
- ベビーシッター、保育園、保活サービス
上記以外にも、働く上で必要となるさまざまな施策を用意しています。
ワークライフバランス
休日 | 年間145日(会社休日140日+指定休5日)
※土日祝日を考慮し、会社カレンダーの定めるところによる |
勤務時間 | フレックスタイム制(標準労働時間帯9:00~18:00)※1日の標準労働時間8時間、出退勤時間は各自の職務内容と自由裁量に委ねる |
平均残業時間 | 非公開
※時間外労働の有無に関わらず35時間分の固定残業代をグレード手当として支給、加えて、超過勤務手当を追加で支給 |
フレックス制度 | 有り |
リモートワーク | 有り |
時短勤務 | 有り |
従業員の平均勤続年数
ホットペッパー関連の事業を担うリクルート社員の平均勤続年数や平均年齢は非公開ですが、有価証券報告書ではリクルート全体の平均年齢が34.8歳と記載されています。若手の頃から成長意欲と向上心を持つ在籍社員が多く、30代~40代でマネージャー・リーダーポジションに就く社員も多いようです。
ホットペッパーのやりがい・社風
ホットペッパーを運営しているリクルートでは、どのようなやりがいがあるのか、またどういった社風なのか、詳しく見ていきましょう。
やりがい
リクルートでは年齢や年次に関係なく、若手でも実力に応じて重要なポジションに就くことが可能です。それはホットペッパーを運営している事業部でも同様で、定期的な成長確認と能力開発・挑戦できる環境の拡充により、入社数年で裁量権を与えられる機会があります。これらが社員の原動力となり、やりがいへとつながっています。
社風
自己成長を目指す先輩や同僚と共に、お互い高め合うカルチャーが根付いているようです。ホットペッパーを運営するリクルート自体が社員の自己成長を後押しする姿勢を見せていることも、このカルチャーが浸透している背景にあります。
また、他の事業領域や他社で経験を積み、飲食・ビューティー領域へのキャリアチェンジをした社員が多数在籍していることから、スタートラインが一緒の同期や過去に同じ経験をした先輩社員と、ノウハウを共有することが仕事のしやすさにつながっているという声もあるようです。
ホットペッパーの評判・口コミ
- プロジェクトマネージャー、在籍14年目、男性
マネージャーというポジションに就くまでは、グループメンバーと協調性を持つことが苦手でした。しかし、グループマネージャーとして、後輩を育成した経験が自分を「仲間を支援する先輩」へと変えてくれたと感じています。こういった自己成長の機会を与えてくれるのがリクルートの良いところです。
- ウェブマーケティング、在籍8年目、男性
ベンチャーのように自由な挑戦ができる環境で、領域を超えてさまざまな施策をプランニングできることにやりがいを感じています。また、まだ20代だったころから、プランニングの裁量権を与えてもらったことも仕事を続ける原動力になっていました。
ホットペッパーの口コミを見ていると、会社の環境や社風に満足している人が多いようです。リクルート独自の挑戦的な環境によって、若いうちから成長できる人も少なくありません。
ホットペッパーの募集職種
ここからは、ホットペッパーに関する、リクルートが募集している職種を2つご紹介します。
HRビジネスパートナー
ホットペッパーを含む、旧株式会社リクルートライフスタイル領域に関わる人材・組織開発施策の企画及び検討、実行を担うポジションです。具体的には、担当組織に入り込み、組織長やメンバーなどのステークホルダーを巻き込みながら一時情報を収集、組織課題を仮説化し、それに対する打ち手の考案及び企画を実行します。
人材領域から企業のさらなる成長に貢献できることに加え、各案件に自律的に参画し、組織長クラスの折衝経験とステークホルダーの巻き込み、プロジェクトリーディングの経験が蓄積されることがポジションの魅力です。以下の応募必須要件が提示されています。
- 事業会社人事部門における実務経験を3年以上有する者
- 人材開発、組織開発において課題の抽出及び打ち手の設計まで実行した経験を有する者
- コンサルタント企業において、クライアントの課題抽出~企画実行を行った経験を有し、人事領域へのキャリアチェンジを検討している者
上記いずれかを満たしている場合応募が可能です。ポジションが担う業務上、必須条件以外に問題の仮説化と課題設定能力、メンバーの意見を柔軟に調整できる多角的な視野、情報を簡潔に伝達するため論理的思考を持つことが求められます。
プロダクトマネジメント(飲食領域・ビューティー領域)
飲食・ビューティー領域のプロダクトマネジメント、関係する各部署と連携したサービス全体の短期推進及び中長期戦略立案を担うポジションです。具体的には以下の業務を担当することが予定されています。
- 各領域サービスにおける課題設定、定量定性分析、仮説に基づいた企画方向性検討及びその推進とフィードバック
- プロダクト戦略及びロードマップ、ビジネスインパクト創出までのシナリオ策定
- 内部業務システム自動化による、コスト改善のプランニング
- データソリューション部署連携の元、ビッグデータ/機会学習を活用した企画立案
- ビジネス、集客、ユーザーアクションKPI、IT
投資などを横断した全体戦略設計 - 他のサービスと連携した3年/5年/10年後を見据えた中長期的シナリオ検討
中小企業の代名詞ともいわれる外食サービス業と、現在リクルートでもっとも成長しているビューティー事業領域で、各領域・市場に対する感度を高くしながら新しい企画にチャレンジできることがポジションの魅力です。
- プロダクトマネジメント、サービス戦略策定の実務経験を有する者
- サービスデザイン、プロダクトデザインの実務経験を有する者
- プロジェクトマネジメント、プロジェクトディレクションの経験を有する者
- 経営企画、事業企画の実務経験を有する者
- 定量データ分析の業務経験を有する者
高度な業務が発生するため、上記全てのスキル・経験を応募必須要件としています。
ホットペッパーの転職難易度
ホットペッパーを運営するリクルートは、グループ全体で転職難易度が高いです。全部門共通して価値観やスタンスがカルチャーフィットしているかを重視していることが理由として挙げられるでしょう。さらに、ホットペッパーは業務性質上、ある程度の実務経験を必要としているポジションが多く見られます。こういったことを背景に優秀な人材でも不採用になることが多く、書類選考を通過すること自体難易度が高いです。
ホットペッパーの面接の傾向と対策
ここからは、ホットペッパーの選考フローや面接の傾向について解説します。
選考フロー
ホットペッパーではWEB「応募ページ」からエントリー→書類選考→面接・適性検査→内定の順で選考フローが組まれているようです。部門ごとに面接回数は2~3回の面接を予定し、1回目の面接で適性検査、それに加えて途中リファレンスチェックを実施する可能性があります。
面接の傾向
ホットペッパーでは、飲食や美容といったカスタマーのライフスタイルに寄り添う企画を実行しているため、カスタマーの立場でサービス設計ができるか、何事に対してもビジネス視点で定量的に想像できるか、といった点を重視して応募者を見ているようです。
面接対策
「ホットペッパービューティー」や「ホットペッパーグルメ」といった、ホットペッパーが企画しているサービスを実際に利用し、カスタマーとしての客観的な意見を持つと質問に対してスムーズに回答できるでしょう。面接だからといって、採用担当者の反応が良いであろう模範的な回答をするのではなく、サービスを利用して感じた率直な感想を言語化することが重要です。回答を深堀されても、自分の素直な考えであれば言葉に詰まることはないでしょう。
ホットペッパーへの転職に関わるQ&A
ホットペッパーへの転職についてまだ疑問が残るという方のために、ホットペッパーへの転職に関わるQ&Aを紹介していきます。
ホットペッパーに向いている人は?
ホットペッパーでは熾烈な競合が揃う飲食サービス領域と、リクルートの中でも成長率が高いビューティー領域でサービスを企画しています。そのため、サービス向上価値及びビジネス拡大にコミットできる人や、新しいことにチャレンジしようとする向上心を持つ人に最適な企業です。
また、応募ポジションによっては、これまで経験した事業領域を活かして新しい領域(人材領域など)へキャリアチェンジが可能です。キャリアチェンジを希望している方は、ぜひ応募を検討しましょう。
ホットペッパーへの転職で求められるスキルは?
ホットペッパー関連事業領域では、ポジションの業務性質に合わせた実務経験を必要としています。必須応募要件や経験年数はポジションごとに異なるので、応募をする際によくチェックしておきましょう。また、リクルート全社共通ではスキルや経験より、価値観やスタンスがカルチャーフィットしているかを重視しているため、面接の際にはリクルートの社風などを理解した上で対策を行うのが重要です。
ホットペッパー社員に関する情報もチェック!
Twitterに「ホットペッパー編集部」というアカウントがあり、公式でつぶやきをしています。ホームページ以外の情報を知りたい方は、そちらを参考にしてみましょう。
ホットペッパーの社員の声や働く様子をより詳しく知りたい場合は、リクルート中途採用ページ内にて「社員紹介」を閲覧すると良いでしょう。
また、ホットペッパーが企画する飲食・ビューティー領域は3年間の契約社員という採用方式があり、こちらも特設HPが開設されています。飲食・ビューティー領域の契約社員にフォーカスを当てたインタビューが掲載されているので、そちらも要チェックです。
ホットペッパーへの転職ならサムライソウル
ホットペッパーはリクルートが企画・運営・サービス提供を行っている事業領域であるため、転職を希望する方はぜひリクルートへの転職に特化したサムライソウルの利用をご検討ください。
リクルートは採用方式が独特で「どんな対策が良いのか分からない」と悩む求職者も多いはずです。サムライソウルなら、リクルートを熟知したコンサルタントが多数在籍しており、高い転職成功実績を有しているので、リクルートへの転職も安心です。
「リクルートに転職したい」「リクルートで働いていた経験を持つコンサルタントから話を聞きたい」という方は、ぜひお問い合わせください。
まとめ
ここまで、ホットペッパーに転職したい求職者の方に向けて転職のポイントや具体的な面接対策・傾向についてご紹介してきました。転職ノウハウがなければ採用が難しいといわれるリクルートは、実績豊富なエージェントを活用することで、採用に一歩近付くでしょう。リクルートへの転職をお考えの方は、ぜひサムライソウルをご利用ください。