今注目するべきSaaS企業:国内・外資系25選

SaaSはインターネットを介して、ソフトやサービスを利用する形態の一つです。クラウドなどを通して利用するため、クライアントは自前のシステムを用意する必要がありません。

 

このため、コストや運用の柔軟性において、メリットが生じます。SaaSの活用により、国内外の多数の企業が躍進を続けてきました。

 

この記事では、国内外のSaaS企業25選の特徴などを解説していきます。今後もますますの発展が期待できる要注目の分野なので、転職を考えている方なども参考にしてみてください。

 

まず知っておくべきSaaSの基本情報

近年、注目を集めているソフトウェアやネットサービス提供形態の一つに、SaaSがあります。IT産業におけるトレンドの一つとなっており、会社の規模を問わず、採用するケースが増えてきました。

 

新進気鋭のベンチャー企業はもちろん、大企業においても検討されており、存在感は高まる一方です。ここでは、その基本知識について紹介していきます。

SaaSとは

SaaSとは、顧客が自社でソフトウェアを所有するのではなく、インターネット経由で提供されるサービスを利用する形態のことです。Software as a Serviceの略称で、サースあるいはサーズと呼ばれます。

 

具体的には、クラウドサービスが代表例です。クラウドは顧客が自社でシステムを用意するのではなく、事業者側のサーバーに用意されたシステムを、ブラウザを通して利用します。

 

これにより、コストや運用の柔軟性など多彩な課題を解決できるのが特筆点です。そのメリットを生かして、現在はさまざまなベンチャー企業がSaaSで躍進している他、大企業も参入や既存製品のシフトを進めつつあります。

ASPとの違い

ASPは、インターネットを経由してサービスを提供している事業者のことです。Application Service Providerの略で、ネットを介していつでも使えるようなサービスを提供しているのが特徴となります。

 

SaaSと良く混同されるのですが、ASPは基本的に、サービスを提供する事業者を意味しており、事業者によって提供されているサービス形態を指すSaaSとは別物です。つまり、クラウド契約でいえば、ソフトの提供形態はSaaSとなり、それを提供している会社がASPとなります。

日本国内のSaaS上場企業

国内企業も次々とSaaSに参入し、成功をおさめています。日本のIT分野においては大手だけではなく、新進気鋭のベンチャー企業が目立つのが興味深い点です。SaaSを活用することで、中小企業も充分に飛躍できる状況だといえるでしょう。

 

SaaSによって提供されるサービスの種類も多種多様です。これまでのシステムをSaaSに移行したものもあれば、全く新しい価値を創造しているケースもあります。

 

ここでは、それぞれの企業の特徴やサービス内容を見ていきましょう。

弁護士ドットコム

弁護士ドットコムは2005年に誕生した、弁護士と相談者の橋渡しを行っているネットサービスです。オンラインで現役の弁護士に相談できる他、法律事務所の検索や一括見積りなど、先進的な取り組みで成長を続けてきました。

 

SaaSとしては、「クラウドサイン」と呼ばれる電子契約サービスを手掛けているのも注目点です。クラウドを通して簡単かつ安全に契約を結べる仕組みで、2021年の時点では契約送信数で2位以下を大きく引き離し、国内最大のシェアを誇っています。

 

弁護士ドットコムのサービス:弁護士ドットコムクラウドサイン

Sansan

Sansanは、働き方を大きく改革するような、ビジネス向けITソリューションを開発している会社です。中でも、名刺管理をクラウドで行うサービス「Sansan」はチェックが欠かせません。従来式の名刺管理ソフトは自社システムを使うのが基本でしたが、同社ではクラウドを活用したこともあり、独自のメリットを盛り込んでいます。情報の一元管理と可視化が容易となり、部門間における一体的な運用も可能です。

 

現在では7,000社ものクライアントを抱えていて、その中には一流企業や国家機関も見当たります。顧客サポートにIT技術を取り入れているのも、受け入れられている理由の一つでしょう。

 

Sansanのサービス:Sansan

freee

freeeはオンライン経由で、会計や会社設立などの公的な手続きを行えるシステムを提供しています。近年はコスト削減のために、自身で納税などの法的手続きを行いたいと考える方も増えてきました。freeeはそのようなニーズを吸い上げ、法的手続きをオンライン上で手軽に、分かりやすい操作で手続きできるようにサポートしています。

 

用意しているシステムは人事労務や開業、マイナンバー管理など多岐にわたっており、いずれも洗練されていて評価が高いです。革新的なアイデアが上手く生かされており、これまでに多数の受賞経験もあります。

 

freeeのサービス:freee

 

ラクス

ラクスは2000年設立の会社で、国内SaaS企業としては古参となっており、高い実績があります。手掛けているSaaS事業は主に、ビジネスソリューションの開発と、IT人材の紹介の2つです。

 

まず、ビジネス面においては多彩なクラウドソフトを扱っており、必要に応じてセレクトできるのが魅力的です。会計関係や勤怠管理などのバックヤード業務の他、問い合わせなどのフロント業務を効率化できます。また、販売の支援なども行っており、広範囲にわたってビジネスのサポートが可能です。

 

人材事業としては「ラクスパートナーズ」を運用中で、ITエンジニアの紹介を得意としています。企業、就職・転職希望者から支持を集めているサービスです。

ラクスのサービス:楽楽精算

ユーザベース

日本における経済情報関係の企業の中でも、ユーザベースは多様性に富んだ人材を擁し、自由度が高い経営方針を採用しているのが特徴です。このような社風もあって、現在はタイプの異なる、多数の情報プラットフォームを提供しています。

 

特に代表的なのが、「NewsPicks」でしょう。国内や海外企業の情報を集めており、自社によるオリジナル記事も配信されています。特に海外企業では、大手メディアや航空会社、証券取引委員会に関わる重要人物が関与しているのが注目点です。

 

ユーザベースのサービス:NewsPicksSPEEDAFORCAS

カオナビ

カオナビは戦略的な人事を可能にするために、人材情報プラットフォームの開発・運用を行っています。同社が開発した「カオナビ」は人事業務の課題を解決する他、これまでにない価値をユーザーに届けているのが特筆点です。現在は圧倒的な支持を獲得しており、シェアは国内No.1に輝いています。

 

人材に関する業務を包括的にデジタル処理できるのが魅力で、雇用や給与計算、党務管理など、さまざまな機能が搭載されています。採用のミスマッチを減らせるなど、人事担当者には嬉しいメリットが豊富です。

 

カオナビのサービス:カオナビ

マネーフォワード

その名の通り、お金に関するデジタルソリューションを提供しているのが、マネーフォワードの特徴です。特にビジネス面においては知名度が高い会社で、クラウド上で動作する会計ソフトや確定申告ツールなどが支持を集めています。

 

現在は取り組みが多角化しており、ビジネスにおいては社会保険や勤怠管理への対応も進められてきました。同時に、お金の流れを可視化する「マネーフォワードME」や、手軽に使える貯金アプリ「しらたま」なども運用中です。

 

マネーフォワードのサービス:マネーフォワードME

セーフィー

クラウド上で防犯・監視カメラを管理できる、「Safie」を開発した会社がセーフィーです。さまざまな映像デバイスをインターネットでつなぐことで、個人・ビジネス共にたくさんのメリットを享受できます。

 

映像を通して防犯はもちろん、ニーズに応じた接客状況の把握や物流システムの改善、製造業における品質管理などにも活用されてきました。

 

セーフィーは、個人やビジネス上の映像に関するニーズを吸い上げ、それぞれの要望に適した形でソリューションを提供することで信頼を勝ち取っています。現在では多数の大企業に導入されている注目のサービスです。

 

セーフィーのサービス:Safie

日本国内の未上場SaaS企業

これまでは日本国内で上場しているSaaS企業について紹介しましたが、ここからは日本国内のSaaS未上場企業を紹介していきます。未上場といっても、評価額が10億ドルを超えるスタートアップ企業である「ユニコーン企業」などもあり、今後注目の企業が集まっているので、ぜひご覧ください。

HRBrain

顧客満足度No.1を誇る、タレントマネジメントシステムを提供しているのがHRBrainです。企業における人事に特化したクラウドサービスで、戦略的な人材活用をバックアップしています。各業界の大手企業が活用しているため、実績は抜群です。

 

HRBrainでできることは幅広く、人事に関する業務を網羅的にサポートします。人材データの活用性を高める他、評価に関するデータ収集などの煩雑な業務も効率化が可能です。雇用から人材の能力分析、教育など多面的に役立ちます。

 

HRBrainのサービス:HRBrain

SATORI

MA(マーケティングオートメーション)ツールの、「SATORI」を手掛けている会社です。元々はWEBシステム環境の構築を得意としていた会社から独立した、新進気鋭のベンチャー企業となっています。

 

「SATORI」はクラウド上で顧客管理を行える高機能なツールで、リードの獲得からコミュニケーション、データ処理など広範囲をカバーしています。充実した機能を誇りながらもシンプルなインターフェースで、操作性も良好です。これらのメリットから、現在は1,000社以上が導入する人気ツールに成長しました。

 

SATORIのサービス:SATORI

ベーシック

企業が抱えるビジネス上の課題を克服するための、多彩なサービスを提供している会社です。現在は主に、マーケティングツール、フォーム作成管理ツール、メディアサービスの3つを基軸として運用しています。

 

高度なIT技術がなくても手軽に使えて、WEBマーケティング業務に役立つ高機能なソフトウェアを手掛けています。BtoBに適した「ferret One」や、フォームを自在に作成・管理できる「formrun」はいずれも人気が高いサービスです。特に、「ferret One」は1,000社もの企業に導入されている実績に加えて、「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード」の受賞経験もあります。

 

ベーシックのサービス:ferret One

 

OPEN8

OPEN8はライフスタイルやビジネスに変化をもたらすような、先進的なソフトウェアを手掛けてきた企業です。2015年に設立したばかりですが躍進を続け、急成長を遂げた会社として知られます。

 

特に「AI」と「動画」という、現代社会で注目度の高いテーマを選び、ユーザーがこれらを通して新しい体験をできるような環境作りを行ってきました。現在はAIによる動画編集支援が印象的な「Video BRAIN」や、動画によるマーケティングプラットフォームの「O8 AD Platform」を運用しています。

 

OPEN8のサービス:Video BRAIN

クラウドサーカス

クラウドサーカスは、デジタルマーケティングに関して、広範囲にわたって支援を行っている会社です。ベンチャー企業のような側面を有する他、財務的には上場企業のような安定感をあわせ持っており、思い切った挑戦が可能となっています。

 

SaaS事業としては、WEBマーケティングに役立つ、多数のソフトウェアを開発してきました。同社のツールを活用すれば、WEBサイトによる事業はもちろん、電子書籍やブログ、アプリなど多方面から業績アップを目指せます。

 

クラウドサーカスのサービス:クラウドサーカス

セーフィー

フロムスクラッチ

フロムスクラッチ(現データX)は、マーケティングツール「b→dash」を手掛けている会社です。今後のさらなる事業拡大と、国際的な活躍を視野にデータXに社名を変更しました。

 

「b→dash」は、これ一つでマーケティングに必要な機能の大部分を網羅するのが特徴です。高機能でありながら、考え抜かれたインターフェースのおかげで操作性も優れています。コード知識がなくても使えるデータベースや、簡単に情報を一元管理できる仕組みなど、随所に工夫がされているサービスです。

フロムスクラッチ(データX)のサービス:b→dash

 

SmartHR

非合理的な働き方をなくし、特に人事労務の効率化を目標にしているのが、SmartHRの特徴です。人事労務ソフト「SmartHR」を制作した会社で、人材活用を合理化したい企業から選ばれています。

 

「SmartHR」は単体でも高機能なシステムですが、他のAPIとの親和性が高く、連携させやすいのがメリットです。データの受け渡しも簡潔ですし、自社システムと連動させることもできます。加えて、誰でも気軽に使える点も評価され、人事労務ソフトとしてはシェアNo.1に輝いた実績もあるほどです。

 

SmartHRのサービス:SmartHR

外資系SaaS企業

外資系企業では、IT産業黎明期からの大手や、ベンチャーとしてスタートして大躍進した企業が多く見受けられます。中にはITに関しての概念を覆してきた会社もあり、チェックが欠かせません。

 

数年で世界的なスタンダードになった企業やサービスも多く、アイデア次第で大きな成果が見込める、SaaS事業の一面が感じられるでしょう。

 

Salesforce

2000年創業のSalesforceは米国のIT企業で、クラウド型顧客管理ツールの先駆け的存在として知られています。現在は、SaaSを活用してビジネスを強力に支援する支援ツールを多数運用中です。ツールは経営規模や業種に合わせて導入できるよう、機能や特徴が細分化されています。

 

これによりクライアントのニーズに対して、フィット性の高いサポートが可能です。支援領域も広く、マーケティングから営業、顧客サポートなどが用意されています。ワンストップで総合的にビジネス環境の見直しを行えるのは、合理的といえるでしょう。

 

Salesforceのサービス:Salesforce

Oracle

ビジネス向けのソフトウェアを中心に手掛けてきたOracleは、1977年に設立されたIT企業の中でも歴史ある会社の一つです。MicrosoftやIBMと肩を並べるほどの、世界屈指のシェアを誇ります。

 

現在はSaaS事業を重視しており、クラウドへの対応を進めてきました。例えば、屈指の人気を誇る「Oracle Database」がクラウドに対応した他、「Java」もクラウド環境との親和性が高くなっています。

 

Oracleのサービス:Oracle Database

Adobe

1982年に登場して以来、IT業界に革新をもたらしてきたのが、Adobeです。ビジネスにはもちろん、個人利用もされているサービスも多いため、一般的にも知名度が高い会社となっています。

 

特にPDF編集ソフトの「Acrobat」を開発した他、イラスト・画像処理業界でスタンダードとなっている「Illustrator」や「Photoshop」は余りにも有名な存在です。従来、これらはオンプレミスでしたが、近年はSaaSの対応もあり、クラウド型のサブスクリプション契約にシフトしています。

 

Adobeのサービス:Acrobat

Zoom

2011年に誕生して以来、瞬く間に世界的な大企業に成長したのが、Zoomです。クラウドを活用したWEBミーティングシステム「Zoom」は世界的に有名で、ビジネス・個人双方において圧倒的な利用者数を誇っています。特にコロナ感染症への対策として、テレワークや遠隔コミュニケーションが浸透した結果、ニーズが急激に高まりました。

 

「Zoom」は誰でも導入しやすく、専門知識がなくてもWEBミーティングを開始できるのが特徴です。背景を隠したり、挙手機能を用意したりと、的確かつ細やかな配慮が光ります。

 

Zoomのサービス:Zoom

Dropbox

クラウド上での安全・簡単なデータ共有を実現したのが、Dropboxです。オンラインストレージサービスの先駆け的存在で、この分野でも最も有名な会社といっても過言ではないでしょう。

 

同社が手掛けた「Dropbox」はビジネス利用にも耐えうるセキュリティと、大容量ファイルを手軽に扱える利便性などが評価され、現在では数億人のユーザーが利用しています。このツールが誕生するまでは、データはUSBメモリなどで持ち運ぶのが当然でしたが、その概念を打ち壊したのは同社の大きな業績といえるでしょう。

 

Dropboxのサービス:Dropbox

Shopify

かつては自社で販売サイトを立ち上げるのは難しく、大手のネットモールを利用する、もしくはWEB制作会社に依頼するのが一般的でした。しかし、Shopifyの台頭により、その流れは変わりつつあります。

 

Shopifyは、簡単にECサイトを制作できる「Shopify」と呼ばれるプラットフォームを手掛けた会社です。自社で簡単にECサイトを用意できるため、ブランディングが容易になるなど、さまざまな利点が生じます。この結果、他社のECプラットフォームから、こちらへ乗り換える事業者も増えてきました。

 

Shopifyのサービス:Shopify

DocuSign

日本では印鑑廃止の流れが加速していますが、そんな中で注目度が高まってきたのが、DocuSignです。DocuSignは2003年に創業してから、電子署名技術のパイオニアとして業界を牽引してきました。

 

特に、主要サービスの「DocuSign」は時と場所を選ばず、多彩なデバイスで利用できる電子署名ツールとして、世界No.1のシェアを誇るとされます。現在は契約書の作成から承認など、さまざまなプロセスを自動で行い、業務を効率化できるツールを手掛けるなど、さらなる飛躍が期待される会社の一つです。

 

DocuSignのサービス:DocuSign

Fortinet

Fortinetは国際的なセキュリティシステムサービスの、リーディング企業です。多彩なニーズに合致する柔軟性の高さで選ばれてきました。ワンストップでさまざまなセキュリティ機能を実現できるのが魅力となっています。

 

この会社の強みは、ソフト・ハード共に卓越したエンジニアを擁しており、セキュリティ環境をトータルで構築できる点です。ファイアウォールやOSはもちろん、プロセッサーも独自に手掛けます。これにより世界屈指の強力なセキュリティシステムを用意していることから、現在は国家機関や大企業、サービスプロパイダーなどが活用するなど、実績は抜群です。

 

Fortinetのサービス:Fortinet

パロアルトネットワークス

国際的なセキュリティパートナーとして厚い信頼を得ているのが、パロアルトネットワークスです。ハイエンドなセキュリティ環境を構築し、クライアントの活動を強力にサポートしています。

 

ネットワークはもちろん、クラウドに関しての安全性を確保できるのも特徴です。今後はSaaSの需要の高まりから、クラウドの活用はさらに加速すると考えられるため、同社が活躍する場も広がってくるでしょう。なお、システムにAIを用いるなど、先進的な取り組みを行っているのも注目ポイントです。

 

パロアルトネットワークスのサービス:paloalt

HubSpot

HubSpotは、企業のビジネスシーンをさまざまな視点からサポートしている会社です。マーケティング、営業、カスタマーサービスの他に、CMSを用意するなど多角的な経営を行ってきました。

 

ワンストップで幅広いニーズに対応できるのが、強みとなっています。リードやコンタクトの管理、商談のスケジュール設定など、サポート内容は数え切れません。ヘルプデスクの合理化やオンラインマーケティングに適したツールなど、ビジネス上の課題を的確にとらえたソリューションを提供しています。

 

HubSpotのサービス:HubSpot

SaaS企業への転職のポイント

躍進を続けるSaaS企業は、将来性を考えても転職には有利といえるでしょう。エンジニアはもちろん、企画や営業、カスタマーサポートなど多彩な求人募集が行われているため、IT系以外からの転職も検討しやすいというのも魅力です。

 

では、そんなSaaS企業へ転職する際には、どんなポイントに気をつければ良いのでしょうか。ここでは、SaaS企業への転職のポイントについて、詳しく解説していきます。

必要とされる能力を磨く

SaaS企業における業務は、通常のソフトウェア開発とは少し異なります。技術者としては、システムにデータベースやAI、機械学習を応用する機会が多いため、これらの知識を習得しておくと有利でしょう。

 

その他の職種では、大量のデータを扱う可能性があるので、数字や情報の整理に関するスキルを磨くことも大切です。

 

また、SaaSは顧客がサービスを購入した後も継続的に利用することから、中長期的な視点で顧客への対応を進めていかなければいけません。長期間にわたって顧客にサービスを提供し続けるため、顧客のニーズやサービスの改善点などを把握する力も求められるでしょう。

マーケティングに関する知識

SaaS事業は、基本的にサブスクリプション契約が多いため、LTVやCACなどのマーケティング知識が要求されます。部門によって知識の重要度は変わるものの、エンジニアなどでも、このような概念を意識できる方が、職場のニーズにフィットした仕事を行えるでしょう。

企業のSaaSサービスについての理解を深める

SaaS企業にはさまざまな職種がありますが、どの職種でも必要なのが自社サービスへの理解です。サービスのどういった点が強みなのか、どんな機能が搭載されているのかなどを把握していなければ、顧客に対してのアピールができませんし、顧客のニーズに合わせるためにはどのように改善すべきなのかも見えてきません。

 

そのため、転職の際には、その企業が行っているSaaSサービスにはどのような特徴があるのかなどを、深く理解しておく必要があります。面接などで、転職を希望している企業のSaaSサービスについて聞かれても、自分の意見を持って答えられるようにしっかりとチェックしておきましょう。

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サムライソウルはIT関係の転職に強いだけでなく、SaaS企業の求人も多数用意しております。転職活動へのサポートなども行っておりますので、SaaS企業への転職でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

SaaS企業の求人も豊富

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さらに、希少案件や独自の案件も取り扱っているため、他サイトでは見ることのできない求人も多数存在します。幅広い求人の中から自分に合った求人を見つけたいという方は、ぜひご利用ください。

丁寧な選考対策

転職の際には、選考対策は大きなハードルになります。書類選考から面接に至るまで、採用試験を切り抜けるにはノウハウが欠かせません。そこで、サムライソウルでは、実際にSaaS企業で働いている現役役職者が求職者をサポートします。

 

企業の実態や組織体制、企業に求められるスキルなどを正しく理解した専門家がアドバイスすることで、転職もスムーズに進みやすくなるでしょう。

 

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まとめ

SaaSとは、インターネット経由で提供されるサービスを利用する形態のことで、近年では特に注目されているビジネスモデルです。それに応じて、国内外でさまざまなSaaS企業が参入しており、躍進し続けています。

 

そんなSaaS企業は転職先としても人気が高まっている傾向です。SaaS企業への転職には、データベースやAIなどの知識、中長期的な視点、マーケティング知識、企業のSaaSサービスへの理解などが求められます。

 

サムライソウルではさまざまなSaaS企業の求人を取りそろえている他、転職サポートも充実しておりますので、SaaS企業への転職をお考えの方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。

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