【リクルートグループへの転職vol.86】教育事業会社からインディードリクルートパートナーズに転職

リクルートグループへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、教育事業会社からインディードリクルートパートナーズ(旧リクルート人材領域)に転職したSさんの転職体験談をお届けします。
目次
教育事業会社からインディードリクルートパートナーズに転職したSさんの体験記
■転職者Sさん(30代男性)のプロフィール
大学を卒業後、教育事業会社に入社し約11年間勤務。個別指導塾の講師業、運営などを担当したのち、2025年7月よりインディードリクルートパートナーズでキャリアアドバイザー職に就く。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後に、個別指導塾や自律学習支援塾などを運営する教育事業会社に入りました。以来約11年間、個別指導塾の講師業のほか、生徒の進路指導や悩み相談、新規入塾希望者の面談など、塾運営の仕事に幅広く携わってきました。
そもそも教育分野に興味を持ったのは、高校時代の吹奏楽部での経験がきっかけです。後輩指導をする中で、全員のボトムアップを目指してコミュニケーションを重ねていくプロセスに面白さを感じ、大学でも教える経験をしてみたいと個別指導塾で3年半アルバイトをしていました。アルバイト時代から前職まで、人の変化と成長を感じられる教育の仕事は自分に向いているなと思っていました。
――転職を考え始めた理由は何でしたか。
入社11年目の冬に、会社から昇格と転勤を打診されたことがきっかけでした。
大阪でのエリアマネージャーを任せたいと言われ、住み慣れた東京からの引っ越しを決めるのは大きな決断になると考えました。そこで初めて、自分はこれからどんなキャリアを重ねていきたいのか真剣に向き合おうと思ったんです。
前職を続ける上で懸念は2点ありました。一つは、エリアマネージャーに昇格した後のキャリアが見えにくかったことです。エリアマネージャーは当時25人いましたが、その上の役職であるゼネラルマネージャーは2人で、入社当初からいるベテラン社員でした。“少ないポストが空くまで待つ”自分の未来を想像し、そんな時間の使い方を果たして望んでいるのだろうかと疑問を抱くようになったんです。
もう一つが、教育業界全体の課題感でした。入社当時の若いころは、「(学力的に難しい)生徒を大学に入れることができた」と感じられることが多くありました。ただ、いまや全入学時代といわれ、推薦入試の枠も広がっています。自分たちがいなくても、みんな大学に入れるのではないかと思うことが増え、前職のような塾へのニーズは縮小していくと感じるようになりました。
――業界や職種はどのように絞っていきましたか。
転職を検討し始めた当初から、人材業界に行きたいと思っていました。人に関わる仕事を続けたい思いは強く、ただ、人材業界内のどんな仕事がしたいのかは曖昧でした。
前職では、生徒と一緒に大学進学を考えるにあたり、将来やりたいこと、就きたい仕事について話すことが多くありました。でも、やりたいことが見えている子はほとんどいませんでした。大学はゴールではなくプロセスであり、その先にある仕事を考えることが大事。そう思ってきた中で、キャリアアドバイザーという職種を知ったときは、「一人ひとりの仕事の選択肢を考え、広げていける、まさにやりたかった仕事だ」と思いました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
転職サイト経由で、スカウトメールをもらいました。
初めての転職活動で何から始めればいいかわからなかったので、複数の転職エージェントの話を比較検討しながら聞いていこうと考えました。サムライソウルもその一つでした。
――初回面談を通じて、サムライソウルを選んだ理由は何でしたか。
担当コンサルタントが、これまでの業務経験や学生時代の出来事、子どもの頃の記憶などを深く聞いてくれる方で、「この人なら、将来のキャリアを一緒に真剣に考えてくれる」と感じました。
ほかにも複数の転職エージェントと話をしていましたが一人ひとりまったくタイプが違いました。例えば、私の話を聞いて「いいと思います」と全肯定してくれる方もいたのですが、肯定のみで指摘やアドバイスがないので、「本当に話を聞いてくれているのだろうか」「任せて大丈夫だろうか」と不安を抱いたことも…。また、「この求人が合っています」と一方的にたくさんの企業をプレゼンしてくる方もいて、「とにかく内定をとってほしいんだろうな」と感じてしまったこともありました。比較検討しながら進めたからこそ、サムライソウルの担当コンサルタントに対して、「自分の内面を理解しようとしている」と感じられたのだと思います。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんなアドバイスやサポートを受けましたか。
抽象的な回答を具体化していくプロセスで、的確な指摘を多くもらいました。
例えば、業務実績について説明しようと苦戦していたときは、「その仕事内容はいつ、誰に対して、目標件数はどれくらいのものでしたか」と私が整理しやすいように質問してくれました。面接担当者が仕事をイメージできるように、具体的な数字を盛り込む大切さに気づかされました。
質問の意図を企業目線で指摘してくれたのもありがたかったです。「企業がこの質問をするのは、こういう内容を知りたいからです。その観点で考えると、~~についての説明は必要なのでは? 逆に、こんなエピソードを加えたほうが伝わりやすいと思います」など、常に面接担当者からどう見えるかという一貫した姿勢でフィードバックをくれました。
――実際の面接で、前職で培った強みをどうアピールしましたか。
教育事業から人材領域の営業職にチャレンジするにあたり、「売上にこだわる姿勢」をきちんと伝えようと意識していました。
教育に携わっていると、「この生徒の成績を上げることができた」「こんな風に成長させられた」と“人への貢献欲求”が満たされることが多くあります。そちらにフォーカスするあまり、売上が二の次になってしまいがちで、担当コンサルタントからも「教育業界出身者にありがちなマインドセット」と指摘されていました。
そこで面接では、生徒の授業コマ数を上げるというKPIに対して、ゴールから逆算して保護者や生徒本人との面談件数を設定するなど、行動目標を細かく達成したプロセスをアピールしました。
――最終的にインディードリクルートパートナーズに決めた理由は何でしたか。
業界No.1たる所以を、働いて直に感じたかった、というのが大きいです。
未経験業界に飛び込んでいくので、早期にキャッチアップするためには量を経験することが大切です。インディードリクルートパートナーズは顧客接点の数も非常に多いと聞いていたので、そこから質を高めていく働き方ができるのではないかと考えました。
また、入社後のキャリアの選択肢の広さも魅力でした。キャリアアドバイザーを経験後は、求人企業を担当するリクルーティングアドバイザーに挑戦し、さらにその先には人事やHRBPといったキャリアも考えていきたいと思っています。社内のジョブチェンジ制度も充実しているので、経験を重ねながら、自分の道を定めていける環境だなと感じました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
何よりも大切なのは「素直であること」です。自分のこだわりや主張はあるかもしれませんが、転職エージェントは企業目線を持った転職活動のプロ。担当コンサルタントからもらったフィードバックやアドバイスを素直に受け入れ、言われた通りに直してブラッシュアップしていこう、と取り組むことをおすすめします。
また、初めての転職でどう進めていいかわからない方は、まずは全体のスケジュール感や進め方について、担当コンサルタントに聞くことから始めるとよいのでは。かく言う私は、「思い立ったらすぐ動きたい」タイプで、サムライソウルの担当コンサルタントに出会う前は「応募してみなくちゃ始まらない」とどんどんエントリーシートを出していました。でも自己分析や企業理解が浅く、結局うまくいきませんでした。今振り返ると、「ちゃんと対策を練ってから受けていれば、結果も違ったかもな…」と思いますし、もっと早くサムライソウルのコンサルタントに出会えていたら、もう少し慎重に、戦略的に応募できていたのかもしれません。だからこそ、まずは情報収集からスタートするといいのではないでしょうか。