【IT・SaaS業界への転職vol.16】専門商社からユーザベースに転職

IT・SaaS業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、専門商社からユーザベースに転職したDさんの転職体験談をお届けします。

 

専門商社からユーザベースに転職したDさんの体験記

■転職者Dさん(30代男性)のプロフィール

大学を卒業後、研究開発者向けの機器を扱う専門商社に入社。約10年間、研究に必要な幅広い機器の提供を手掛ける。2025年3月より、株式会社ユーザベースに入社。経済情報プラットフォーム「スピーダ」のカスタマーサクセスを担う。

 

これまでのキャリアと転職のきっかけ 

――これまでの経歴を教えてください。

大学を卒業後、理化学機器を扱う専門商社に入社しました。営業として約10年間、大学や企業の研究機関で研究開発を行うお客様、研究者に対して、実験や研究に必要な薬品などの消耗品、専門機器などの提供を行ってきました。

もともと数学や理科が好きで、高校は理数科に進学しました。大学では生命科学部を専攻し、がん細胞を研究していました。周りには大学院に進む友人も多くいましたが、私は、自分が研究の道を極めるよりも、研究をしている人たちを支援する仕事に興味があったんです。前職の専門商社は、あらゆる研究領域に携わる大学や企業を対象にしており、私がやっていたがん細胞研究の研究者もいましたし、農作物を扱っている方、電池などの材料系を扱っている方まで多岐にわたりました。お客様への商品提供を通じて、幅広い研究分野に触れることで、自分の知見を深めたい、という思いがありました。

また、前職はノーベル賞受賞者の先生方を長年サポートしている企業でもありました。私が担当した研究者が、いつかノーベル賞を取るかもしれない。そんな期待を持てる環境も魅力的で、自分自身が研究者になるよりも、世界が広がりそうだなと思いました。

 

――そこから転職を考え始めたきっかけは何でしたか。

ここ数年、研究分野でもDXによる業務効率化の重要性が叫ばれるようになりました

実際に大学や企業の研究機関に出入りしていると、“研究者の本分”である研究や実験になかなか集中できない現実があるんだな、と実感します。例えば実験に必要なものを購入すれば、伝票を書いて処理する作業に時間がかかってしまう。私が商品を売れば売るほど、実験に使う時間が減っていってしまうという矛盾を感じていました。

研究者の皆さんが、もっといきいきと、自分たちがやりたい実験に集中できるような環境づくりに携われないか。そんな思いから、SaaS業界であれば、研究分野の課題解決につながるサービスを提供できるだろうと考えました

 

サムライソウルとの出会い

――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。

登録していた転職サイト経由でスカウトメールをもらいました。

サムライソウルからのメッセージは、私がレジュメに書いていたこれまでのキャリアや希望を汲み取った内容になっていて、求職者一人ひとりをよく見ている、という印象を抱きました。

 

――数あるエージェントの中から、サムライソウルを選んだ理由は何でしたか。

面談の中で担当コンサルタントがかけてくれる言葉に背中を押されたからです

サムライソウル以外にも複数のエージェントの話を聞いていたのですが、私が30代前半であり、未経験業種を希望していることを知ると、「それは条件的に難しいかもしれませんね」と言う方がほとんどでした。サムライソウルの担当コンサルタントは、「年齢を気にされているのだとしたら、今がラストチャンスかもしれませんよ!可能性は十分にありますから、ぜひ一緒に動いていきましょう」と言ってくれました。そのポジティブな対応が話していて心地よく、この人となら最後まで前向きな気持ちで転職活動を続けられそうだなと感じました

 

サムライソウルの転職サポート内容と感想 

――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。

SaaS業界を志望するにあたり、業界特性に沿った自己分析や面接対策を行いました。具体的には、SaaS業界では職務の分業化を徹底する「THE MODEL型組織戦略」に基づいて、仕事においても再現性を重視されると教えてもらいました。

そこで、前職の10年のキャリアの中で、誰がやっても同じ成果を出せるような仕組みづくり、システム化に注力した経験を中心にアピールすることにしました。前職では営業先への移動時間を含め、1社あたりの営業にかかる時間を数値化して、改善できる部分を常に探っていました。「このお客様は、東京営業所ではなく神奈川営業所からのほうが近いのでは?」などと上司に提案を重ねたことで、エリア編成の変更まで話が進み、営業部全体の効率化につなげることができました。こうした取り組みを具体的に伝えられるように担当コンサルタントと準備を進めたことで、内定につながったのではないか、と思っています。

 

――最終的にユーザベースに決めた理由は何でしたか。

ユーザベースが持つ経済情報プラットフォーム「スピーダ」では、経済情報を研究者や技術者にも展開していこうと力を入れています。スピーダを通じて、「今どんな研究に投資が集まっているのか」「どんな技術開発が活発に行われているのか」などの情報が収集できるようになれば、研究者の皆さんの活動にも貢献できるのではないかと考えました。

担当コンサルタントからは、「SaaS業界内でも、Dさんの経歴がもっとも生きるのがユーザベースだと思います」と、初期の段階から薦められていました。調べれば調べるほど、面白そうな会社だなと志望度が上がっていたので、内定をもらった時点でほかの選考を辞退し、入社を決めました。

 

転職希望者へのメッセージ

――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。

転職活動は、想像以上にエネルギーを使います。仕事と両立しながらの活動だと尚更、大変さを感じることも多いでしょう。まずはしっかりと、自分自身が転職をして何をやりたいのか、望みは何かを整理してから動くといいと思います。

一方で、自分の強みや得意なことなどは一人で考えていてもまとまらないこともあります。エージェントを選ぶときは、自己分析の段階から一緒に考えてくれる人、第三者視点で長所や強みを教えてくれる人を見極められるといいのではないでしょうか

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