リクルートの研修はどのくらいきつい?研修内容を詳しく紹介

リクルートは高い年収や事業の幅広さ、充実した福利厚生制度などが特徴ですが、豊富な研修が整っていることでも有名ではないでしょうか。しかし、リクルートの研修というと、「きつい」「大変そう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。

そこで、今回の記事では、リクルートの研修がきついといわれる理由や、リクルートが行っている代表的な研修の内容などを紹介します。また、研修だけでなく仕事のきつさやリクルートで働くことに向いている人の特徴などについても詳しく解説していきます。

研修はきついのか知りたい方や、なぜきついといわれるのか、どのような研修内容なのか気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

リクルートの研修はきつい?

リクルートの研修は「きつい」「大変だ」という噂を聞いたことがある方も多いかもしれません。しかし、社員一人ひとりの経験・経歴や性格、仕事への考え方などによって研修の捉え方はさまざまです。そのため、一概に「リクルートの研修はきつい」といいきることはできません。

リクルートが提供している研修の多さ、幅の広さ、そしてその内容などを理由として「きつい」と感じる方は少なからずいるでしょう。

社員が研修をきついと思う理由

そもそも、会社で働く社員が研修を「きつい」と思う理由にはどのようなものが考えられるでしょうか。ここでは、主に「環境の変化による精神的な疲労」「スケジュールが詰まっている」「情報量や覚えることが多い」の3点にわけて詳しく解説していきたいと思います。

これら1つひとつの理由を頭に入れておけば、同じ状況になったときに自分がどのような対策を取れば良いのかを考えることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

環境の変化による精神的な疲労

社員が研修をきついと感じる理由の中でも、もっとも大きいとされるのが「環境の変化による精神的な疲労」です。

中途採用で会社に入社した場合、前の職場を辞めてから特に休暇などを取らず、すぐに次の会社で働き始める、という方も少なくないのではないでしょうか。その場合、直前まで自身が置かれていた環境とはまったく異なる空間に飛び込むことになるため、精神的な疲労やストレスを感じやすくなります。

また、これまでリモートワークで自宅で裁量を持って働けていた場合でも、研修のために出社しなければならないとなると、「満員電車に乗って通勤する」「朝起きる時間が早くなる」などといった環境の変化も訪れます。

さらに、会社によっては研修を泊まりがけで数日間かけて行うケースも珍しくありません。その場合、集団生活や、普段の自分の生活リズムとは異なる環境がストレスになってしまうでしょう。

スケジュールが詰まっている

会社で行われる研修はスケジュールが詰まっていることが多々ありますが、こちらも社員が研修をきついと感じる理由になります。朝から夕方までびっしりと研修スケジュールが詰まっていると、なかなか途中で肩の力を抜くことができません。この場合、1つひとつの研修がそれほど内容の難しいものでなかった場合でも、1日が終わった時点では疲労困憊となってしまうでしょう。

また、タイトなスケジュールに上記の「環境の変化による精神的な疲労」および次にご紹介する「情報量や覚えることの多さ」が組み合わさることにより、さらに研修を「きつい」と感じるようになります。

情報量や覚えることが多い

研修では与えられる情報量や覚えなければならないことも多く、それがきっかけで研修が「きつい」と感じることもあります。

新卒入社した場合のように、社会人としての一般的なビジネスマナーやスキルなどを学ぶ研修は中途採用の場合は少ないかもしれません。しかし、その会社のルールや風土、仕事のやり方や独特な用語など、覚えなければならないことはたくさんあります。

また、転職をして前職とはまったく異なる業界、職種の仕事をする場合、さらに必要となる情報量や覚えるべきことは増えるでしょう。前向きなチャレンジ精神を持って転職をした場合でも、こういった情報量に圧倒されてると研修がきついと感じるでしょう。

リクルートが行っている研修は?

ここまで、社員が会社で行われる研修について「きつい」と感じる理由を大きく3つに分けて紹介しました。

ここからは、リクルートが行っている研修について詳しく解説していきます。なお、これから紹介する研修は、全ての社員が全ての研修を受けるとは限りません。雇用形態や採用された職種、職階によって提供される研修が異なる可能性があるので、その点はあらかじめ理解しておきましょう。

ビジネスマナー研修

リクルートに入社した後は、ビジネスマナー研修が提供されます。身につけておくべき一般的なビジネスマナーに加え、リクルートが展開している幅広い事業、商品、サービスなどについても1から丁寧に学んでいきます。

例えば、リクルートの契約社員として中途入社した場合は、営業職の未経験者でもスムーズに仕事が始められるよう、ビジネスマナー研修が数日間に渡って実施されます。

中途採用の場合でも、まずはリクルートという会社や事業についてきちんと理解することが求められるので、重要な研修といえるでしょう。

OJT研修

ビジネスマナー研修で会社や事業の基礎を学んだ後は、OJT研修があります。先輩社員による丁寧な指導が行われ、1日の終わりにはその先輩とともに毎日「振り返り」や「目標設定」を行います。この「振り返り」および「目標設定」を繰り返し行っていくことにより、一人でも仕事ができるように一人前を目指していきます。

STAR研修

対人スキルの向上を目指した「STAR研修」も実施されます。研修の内容は、コミュニケーションという観点から、まずは自分がどのようなタイプなのかを認識していくのです。コミュニケーションの基礎となる自分自身についての理解は、ソーシャル・スタイル・プロファイルという効果的なツールを用います。

そして、どのような相手にどのように接すれば良いのか、というコミュニケーションテクニックを学ぶというものです。相手によってどのようにアプローチし、どのように伝えていけば良いのかというスキルを身につけます。特に、人を相手に仕事をする営業職には欠かせない研修といえるでしょう。

JDP研修

リクルートでは「JDP研修」と呼ばれる、主に新卒で入社した社員や若手社員を対象に、入社して半年ほどの時点で行われる研修があります。「JDP」とは「ジュニア・ディベロップメント・プログラム」の略で、新人・若手層の早期戦力化が目的です。

研修内容はいわゆる360度評価に近いものであり、上司や同僚から自身の「良い点」と「改善点」のフィードバックを集めます。職場での日々の行動に対する自己認知と他者認知のギャップを知り、今後の行動変容を促すのです。

もらったフィードバックは素直に受け止め、改善点をどのように良くしていくか、目標とアクションプランを策定します。それに対しても再度フィードバックを受け、改善行動を実施していきましょう。

研修後には職場ミーティングが実施されます。それにより、現場の社員も巻き込んだアクションプランの策定がしやすくなったり、周囲からの支援も受けやすくなります。なお、この研修は周囲からの素直なフィードバックをもらうため、自己認知とのギャップが大きかった場合、圧倒されてしまったり「きつい」と感じる人もいるようです。

階層別研修

リクルートの階層別研修は、主に入社、職種・役割転換のタイミングで実施されます。年次や役割が変わっても安心して働き続けられるような研修です。具体的には、新人・中堅・リーダークラス・管理職向け研修など多数が揃っています。

自己選択型研修

リクルートには、自己選択型研修もあります。社員が自分の希望に合わせて、受けたいテーマやレベルの研修を選択可能です。自己選択型研修の例としては、「RBC(リクルートビジネスカレッジ)オンライン」が挙げられます。

「RBC(リクルートビジネスカレッジ)オンライン」は、社員一人ひとりの「個の自律」を目標としたリクルートの学習支援システムです。職種や役職を問わず、全社員を対象に、オンラインで時間や場所を問わない学習機会を提供しています。

リクルートでは業種ごとの研修も充実

ここまで紹介してきた研修は、業種を問わず幅広く実施されるものですが、リクルートでは業種ごとの研修も充実しています。

例えば、「エンジニアコース」は、エンジニアが実際の開発業務に活かせるスキルを扱います。フロントエンド、モバイルアプリ、バックエンド、インフラ、データ分析、セキュリティなど幅広いテーマが扱われるため、知識が増える他、研修の資料はそのほとんどが内製のため、より実際の開発環境に近い内容を知ることが可能です。

ちなみに、リクルートでは公式ブログページにて、「エンジニアコース」の研修概要や一部の研修資料も公開されています。リクルートにおいて、エンジニア向けにどのような研修が行われているのかを把握できる貴重な資料なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

リクルートは仕事もきついって噂は本当?

「リクルートは研修だけでなく仕事自体もきついのではないか」、というイメージを持っている方や噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。そこで、ここからは、リクルートの仕事がきついという噂についても解説していきたいと思います。

退職・転職をする人が多い

「リクルートは退職・転職をする人が多い」という印象から、仕事がきついと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、リクルートは転職によるキャリアアップや独立・起業を推奨しているため、前向きな理由で転職をする人が多いです。

仕事のきつさが原因で退職・転職をしている人が多いわけではないので、安心してください。

自ら意欲的に仕事をする人が多い

「リクルートは仕事量が多そう」「残業時間が長そう」と思っているかもしれませんが、仕事量や仕事時間は自分である程度調整できるため、特別長いということはありません。

しかし、自ら意欲的に仕事に取り組んでいる人が多く、社員一人ひとりの仕事や目標に対する意識が強いです。仕事に対して主体的に取り組む人が多いからこそ、自身の成長のためにより良い成果を出すことにこだわり、結果として仕事量が増えるということもあります。

リクルートで働くのが向いている人の特徴

最後に、リクルートで働くことに向いている人の特徴を見ていきましょう。リクルートで働くのが向いている人の特徴としては、主に下記の3つが挙げられます。

  • 目的意識を持っている

目的意識を持っているのは、リクルートへの転職活動において非常に重要です。「リクルートに入社すること」が目的になってしまっている人は、目的が明確でないと判断されてしまいます。入社後に取り組みたいことなどを明確にしておきましょう。

また、1つひとつの業務について「これは何のために行っているのか」「これを通じて何を達成するのか」ということを常に考えていることも大切です。

  • 成長のための苦労を楽しめる

成長のための苦労を楽しめる人もリクルートに向いています。リクルートでは、高い成果を出すことが期待されるため、能力の高い人であっても目標を達成できない場合があります。そのような状況でも、自分の成長の機会だと前向きに捉え行動できる人は向いているでしょう。

  • 社会的影響力の強い仕事へのチャレンジ精神がある

社会的影響力の強い仕事へのチャレンジ精神がある人は、リクルートでの刺激的な環境に向いているでしょう。リクルートが提供するサービスは、多くの領域において業界トップであり、それだけ社会的な影響も大きいです。そのため、自分の企画が社会や人々の生活に大きく影響を与えるということを意識した上で働けると良いでしょう。

リクルートで働きたいならサムライソウルへ

サムライソウルでは、リクルート出身のコンサルタントによる転職サポートが充実しています。リクルート出身者だからこそ持っている詳しい情報の提供も行っているので、「リクルートで働いてみたいけど仕事がきついのか不安」「研修でどんなことをするのかもっと詳しく知りたい」という方にも、ご満足いただけるかと思います。

リクルートで働きたいと考えている方は、ぜひ「相談フォーム」からお気軽にご相談ください。

まとめ

リクルートの研修制度は充実しており、さまざまな面から社員のスキルアップをサポートしてくれる会社です。

しかし、最後に紹介したとおり、リクルートでは自分の力で仕事を進めていける人材、意欲的に仕事に取り組む人事が求められています。そのため、転職活動においても、充実した研修に頼る「会社に成長させてもらおう」という姿勢ではなく、そういった研修を「うまく活用して自身の目標を達成したい」という姿勢をアピールすることが重要です。

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