【リクルートグループへの転職vol.46】航空業界からリクルート人材領域のキャリアアドバイザーに転職
リクルートへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は航空会社のグランドスタッフから、リクルート人材領域に転職したMさんの転職体験談をお届けします。
目次
航空会社のグランドスタッフから、リクルート人材領域に転職したMさんの体験記
■転職者Mさん(20代女性)のプロフィール
大学卒業後、航空サービス会社でグランドスタッフ業を3年経験。2022年5月にリクルート人材領域に入社し、キャリアアドバイザー職を担当。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後は航空サービス会社に入社し、グランドスタッフ(空港勤務の地上職)を3年経験しました。接客業に興味があり、就活では航空会社のCA(キャビンアテンダント)職やホテル業界に絞っていました。
――なぜ接客業だったのでしょう。
学生時代にアルバイトで駅の対応業務を経験したことが大きかったです。
駅員さんの仕事を選んだのは、時給が高かったから。効率的に稼ぎたいと始めたアルバイトでしたが、やってみると学びがたくさんありました。朝のラッシュ時にお客様の荷物を(車内に)押し込む仕事や、車いすのお客様のご案内、人身事故などの対応など、貴重な経験をたくさんさせてもらいました。
車いすのお客様から求められるサポートはさまざま。一人ひとりのニーズに細かく対応して喜ばれる仕事に面白さを感じ、おもてなしの最前線である航空業界で働きたいと思うようになりました。
――グランドスタッフの仕事を経て、転職に向けて動き出したきっかけとは?
コロナの影響で仕事が減っていた入社2年目の夏ごろから、自分にはどんな働き方が合っているのだろうと考えるようになりました。
当時は、コロナ禍だからこそお客様に提供できる価値があるのでは…とさまざまな企画を社内で提案をしており、自分で考えて動くのが好きだと改めて感じていました。でも、若手ではなかなかチャレンジの機会がなく、「もっと主体的に動ける環境で成長したい」という思いが強くなっていきました。
グランドスタッフ業務は数字で成果を図れるものではなく、評価が見えにくい面があります。就活では「数字や利益よりも、目の前のお客様に向き合いたい」と接客業を志望していていましたが、だんだんと、自分の成果が目に見えて評価に反映される仕事がいいなと思うようになりました。
コロナ禍で業界全体がシュリンクしていく中、数年後に状況が良くなるのを待つという選択肢もあります。でも私は、新天地で成長機会を探したほうがいいだろうと考えました。
――異業界・異職種への転職へ、どのように企業を絞っていきましたか。
企業選びで一番大事にしたのは、「若手が挑戦できる風土」があることでした。
リクルートの企業ホームページを見て、「圧倒的当事者意識」という言葉や、顧客視点の高さ、社員インタビューから感じられる熱量などに、私が求めている環境はここしかない! と直感的に惹かれるものがありました。
人材領域には、前職の経験からも興味がありました。
グランドスタッフ職の現場では、出産や介護などさまざまなライフイベントで離職する方が少なくありませんでした。会社としては長く働ける環境づくりを進めていたと思うのですが、現実には、制度が未整備で課題が多くありました。働く個人にとって、より良い組織づくりに携わりたいという思いがあり、人材領域で学べることは多いのではないかと考えました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
リクルート×転職というキーワードで見つけて、問い合わせのメールを入れました。
私は営業未経験で、輝かしい学歴や職歴、実績があるわけでもありません。転職エージェントのサポートなしに直接応募しても、きっと受からないだろうと思っていました。
初めての転職活動を一緒に動いてくれる人に出会いたいと思って、まずは面談をお願いするところから始めました。
――初回面談はどんな話をしましたか。
初回は電話面談で、どうして転職したいのか、なぜリクルートに行きたいのかなど質問を受けながら話していきました。当時はまったく言語化できていませんでしたが、私のつたない表現に対して「つまり、**を実現したいということでしょうか」などと整理していってくれた。話していて考えがまとまっていくような心地よさがありました。
――会話の中で、何がクリアになっていきましたか。
転職理由などを話すとき、「今の環境ではなかなか正当に評価されていない」などと、ネガティブな言い方をしていました。それに対して担当コンサルタントは、「自分が上げた成果を実感できる環境で働きたい、ということですね」というように、一つひとつをポジティブに言い換えていってくれました。
これからどうなりたいのか、という観点で前向きな表現ができるようになったのは、担当コンサルタントとの会話があったからだと思います。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルでどのような選考対策をとってきましたか。
職務経歴書の添削から面接対策まで、細部まで見ていただいたなと思っています。
職務経歴書では、どのように書くべきか例文をいただき、それに基づいて書いたものを添削し、また書き直す…というやりとりを数回繰り返しました。
面接対策では、30以上の質問項目が並んだ「面接対策シート」を送ってもらい、それを記入して何度もフィードバックをもらいました。質問項目は幼少期の出来事から大学を選んだ理由など、自己分析を深める上で「そこまで考えるの⁉」と驚くほどの細かさでした。転職理由では、「なぜ転職したいのか」「なぜそういう気持ちになったのか」と、一つの項目に「なぜ」が3つ以上並び、思いの背景まで考えさせられる内容になっていました。うまく言語化できなければ、項目自体に回答できませんし、曖昧な答えを記入しても「これはどういうことですか」と担当コンサルタントがすかさず突っ込んできます。リクルートを受けるには、これくらい考え抜かないとダメなのだと痛感しました。
――転職サポートの中で、印象的だったエピソードを教えてください。
面接対策の一環として、元リクルートの外部の方に模擬面接をしてもらったことがありました。
企画力や行動力を自分の強みとして、「こんなプロジェクトで、こんな企画を提案しました」とアピールしたところ、「どうしてそこまで頑張れると思いますか」と質問されました。理由を考えたこともなくて答えに詰まっていたら、「企画力そのものよりも、何かのためにそこまで努力できること自体がMさんの強みだと思います」と言っていただけた。改めて、行動の原動力がどこにあるかを考え直すきっかけをもらいました。
こうしたサポートがあったから、面接では、大学時代の部活動の経験談を含め「周りの人のために考えて動ける」強みを話すことができました。
――リクルートに強いサムライソウルならではの特徴をどう感じましたか。
1次面接から次に進む際には、担当コンサルタントから企業フィードバックを共有してもらいました。
「こんな点をもっと知りたいと(企業から)言われています」「ここはMさんの強みなので変えなくていいと思います」「この部分は言い方をこう変えましょう」など、とても前向きにやるべきことを伝えてくれて、不安を払拭してくれました。
リクルートが何を求めているのかを一緒に伝えてくれたので、アドバイスに根拠があり心強いなと感じました。
――選考を受けたどんな企業から内定をもらったのでしょう。入社先を選ぶ際の最終的な決め手は何でしたか。
内定をいただいたのは、リクルートのエージェント事業と旅行の2領域のほか、リクルートスタッフィングや人材業界の他社など複数の企業でした。
リクルートのエージェント領域を選んだのは、いずれは企業の組織づくりや人事制度設計などに携わりたいと思ったからです。今はキャリアアドバイザー配属で、求職者向けの営業担当ですが、機会があればリクルーティングアドバイザー(求人企業向けの営業)も経験し、組織について学びたいと思っています。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、メッセージをお願いします。
転職したいな、しようかなと思っていても、目の前の仕事が忙しくて一歩踏み出せない人は多いと思います。でも、実際に転職するかしないかにかかわらず、転職市場を知るプロに一度相談するだけでも価値があるのでは。なぜ転職したいのか、今の仕事を辞めたいと思っているのかを転職エージェントに話すだけで、自分の考えに気付き、次の一歩が見えてくるかもしれません。話にしっかりと耳を傾けてくれる転職エージェントと出会ってほしいなと思っています。