【vol.14】祝!転職体験談〜学生時代からECサイトを運営していたハードエンジニアがリクルートテクノロジーズに異業種転職!~

リクルートへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは毎月たくさんの方がリクルートグループに入社をしています。
今回は自動車の組み込みソフトエンジニアからリクルートテクノロジーズに内定をされたKさんの転職体験談をお届けします。

自動車の組み込みソフトエンジニアからリクルートテクノロジーズに内定したKさんの転職体験記

■内定者Kさんのプロフィール
情報学部を卒業後、新卒でIT企業に入社。
自動車の組み込みソフトエンジニアを2年経験。
副業でECサイトを運営する。
2018年7月にリクルートテクノロジーズに入社予定。

 

転職のきっかけ

―Kさんはハードウェアのエンジニアからリクルートテクノロジーズに転職をされたのですね。ハードからソフトという珍しい転職だと思います。新卒の時の企業選びの軸について聞かせてください。

Kさん:新卒で入社した現職はハードもソフトも幅広く開発を行なっている会社でした。中でも入社以来働いていたのは新規事業部門でした。自動車の組み込みソフトウェアを作る部署です。これまで自動車のソフトは1車種につき1つのソフトを一から作っていました。人が必要でコストもかかります。そこで私がいた部署では今までに作ったソフトを別の車でも使えるように作り変えて販売をしていました。この事業に強く興味を持ち、入社を決めました。ただもともと開発に幅広く関わりたいという気持ちがあったのでそこに配属されなくてもいいという気持ちではありました。現職は幅広く開発を行なっている会社なので入社後の選択肢が広かったことが魅力で入社を決めました。

―先進的な取り組みをされていたのですね。

Kさん:私が入社した頃はまだ自動車業界にも名前が知れられていない黎明期でした。バージョン1.0〜1.2でリリースをしていましたし製品化もされていたのですが、まだどこにも導入されていませんでした。少しずつ認知が広がり、クライアント先に常駐をして開発をしたりと裾野が広がっている手応えはありました。

―チャレンジングな仕事だったのですね。転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか?

Kさん:携わっていた事業はとても面白いものでしたが働く環境に違和感を感じたことがきっかけでした。同期の中にはクライアント先に常駐をしたり、研究所に行く人もいました。私はビジネス志向が強かったので研究よりもこの製品をどう売っていくかを考えたいと思いました。ただ、そこまでいくまでに高い壁がありました。その前にプロジェクトリーダーやマネージャーも経験したいという思いもあったのですが実際社内でリーダーをやっているのは40代、50代。30代の仕事内容がいまの私の仕事内容とあまり変わらないことにも疑問を持つようになりました。そんな中、大学時代の友人が転職をしました。なんとなく三年ルールというか、新卒で入ったからには三年は働かないといけないものかと思っていましたが早く活動をして転職に成功している人もいるのだと大きな発見がありました。私も興味のある会社を受けてみたい、と思うようになりました。

転職エージェントとの接触、サムライソウルとの出会い

―働く環境への疑問が転職を考えるきっかけだったのですね。転職を考えて最初にしたことは何ですか?

Kさん:転職サイトに登録をして、そこからスカウトをいただいたエージェントや、自分で探した気になるエージェントに連絡をしました。トータル10社くらいと接触したと思います。

―多いですね!

Kさん:転職をした友人からエージェントはあたりハズレが大きいので色々と見た方がいいとのアドバイスがあったからです。あと、私の場合はこの時点で何したいかがあまり明確ではなかったので、その中でも興味のあったベンチャーやコンサルティング業界特化のエージェントに会うことにしました。

―実際に複数社と接触してどのような印象を受けましたか?

Kさん:エージェントには各社、それぞれ強みがあるということです。行きたいところに合わせて使い分けることが賢明だと感じました。私の場合は最初からリクルートを受けたいという思いがあったのですがベンチャーに強いエージェントに行ってもリクルートの情報はあまりありませんでした。

―リクルートは最初から志望されていたのですね。

Kさん:リクルートか、コンサルか、ベンチャーか、と考えていました。副業でECサイトを運営しており、将来的にも自分でビジネスを展開したいという思いが強かったのでリクルートを第一志望にしていました。若くして活躍している起業家はリクルート出身者が多いですし、新卒の時もリクルートのイベントに参加して独立心旺盛な会社というイメージがありました。選考を受けてみたいと思っていました。コンサルについては若いうちから活躍できる実力主義の業界であること、ベンチャーについては自社の事業を展開し、幅広く仕事ができることに魅力を感じていました。

―副業についてもう少し詳しく聞かせてください。どのようなサイトを運営されているのですか?

Kさん:ECサイトです。アマゾンやヤフーショッピングなどのチャネルも使いながら日本、海外問わず商品を販売しています。今では幅広い商材を扱っていますが立ち上がりは腕時計を輸入して日本で販売していました。

―時計がお好きだったのですか?

Kさん:全く興味ないです(笑)なぜ腕時計だったのかというと、利益を出すには①海外で輸入すると日本で購入するより安い、②送料が抑えられる物理的に小さい、③単価が高い、の3軸が必要だと思いました。これに当てはまったのが腕時計でした。今では商材も広がり、家具のような大物も扱っています。ベッドもソファも売っています。売れてから発注しているので在庫を抱えることはありません。

―何を売るか、はどうやって考えるのですか?

Kさん:検索ワードランキングなどの情報源から日本である程度売れそうな商品に目星をつけて扱うようにしています。基本的には海外で仕入れ先を見つけています。仕入先さえ見つかればどんな商品でも売っています。

―こういったことは全てご自身でやられているのですか?

Kさん:高校3年生くらいから検討を始め、大学生でスタートしたのですが最初はもちろん一人で全て行っていました。そこから売上が上がるにつれ一人で行うのは厳しくなり、また社会人になってからは本業との兼ね合いで大変になってきました。そこで受発注を管理できるオリジナルのシステムを作りました。これは私が開発をしたのではなく、企画者としてディレクションをし、委託開発をしました。

―かなりコミットされている様子が伺えます。

Kさん:そうですね。特に初めはすベて一人で行っていたので大変でした。ただ自分でやってみないことには業務プロセスもわからないですし、だれかにお願いすることもできません。今後はこのビジネスを一緒にできる人をリクルートで見つけたいですね。

―ちなみにどれくらいの規模のECサイトなのですか?
Kさん:昨年の売上は数千万レベルです。今は色々と面倒なので法人化はしていませんが。リクルートは副業を許容しているのでそこも志望した大きなポイントでした。

―確かに、その規模のサイトをお持ちですと副業OKは重要な条件ですね。話は変わりますがサムライソウルとはどのようにして出会ったのでしょうか?

Kさん:リクルートへの転職に強そうなエージェントをネットで検索していて見つけ、連絡をしました。サムライソウルさんともう1社、リクルートOBが経営しているエージェントにも接触しました。

―そちらのエージェントとはどのような話をされましたか?

Kさん:出てこられたのはリクルートOBの方ではなかったのですが、電話で面談をしました。その電話が予定より40分も遅れてかかってきた上に、開口一番、リクルートは難しいと思います、と言われました。私はハードウェアのエンジニアでリクルートテクノロジーズはWEBですから畑が違うと。もちろん認識はしていましたが土俵にも立たせてもらえない対応でした。今後の話もなくこの電話で終わりました。

―土俵が違う。厳しい対応ですね。サムライソウルはどのような対応でしたか?同じようなことを言われましたか?

Kさん:最初の面談に代表の粕谷さんが出てこられて、今後どんなことをしたいのか、どんな会社に興味があるのかを中心にヒアリングされそれではこんな戦略で受けましょうとご提案をいただきました。職務経歴書を送ってそれをベースに会話をしました。畑が違うことについては、現職での取り組みだけでは転職は厳しいものの、副業でECサイトを立ち上げて試行錯誤をしている経験が大きく、ここが評価される可能性が十分あると言っていただきました。

―サムライソウルにお願いしよう、とここで決められたのですか?

Kさん:実際はその後も他のエージェントと接触しました。中には元リクルートの方もいらっしゃったのですがサポート体制が不明確でお願いはしませんでした。その点、粕谷さんは面接対策シートやSPI対策など、サポートメニューが明確でした。色々と見た結果、サムライソウルの粕谷さんにお願いしたいという結論になりました。

―サムライソウルに絞った時点で志望先はリクルートに決まったのでしょうか?

Kさん:そうですね。色々と話を聞くなかでリクルートの志望度が高くなりました。あとは友人からエージェントを複数使うとやりとりが大変になるという話も聞いていたのでお世話になるところをサムライソウルさんに絞りました。

―結果的に受けたのはどちらの会社でしょうか?

Kさん:アクセンチュア、アビームコンサルティング、楽天、カカクコム、リクルートテクノロジーズです。リクルート系の会社はマッチするポジションがなく、なかなか受けることができませんでした。リクルートコミュニケーションズは最後までポジション探してくださったのですが連絡をいただく前にリクルートテクノロジーズから内定をいただきました。

リクルートテクノロジーズの面接内容

―ではリクルートテクノロジーズの面接内容について聞かせてください。

Kさん:面接は全部で3回ありました。1回目は人事の方が一人で出てこられ、事前に提出した職務経歴書をベースに、仕事内容の説明を求められました。特殊な業界だったのでどんな仕事だったのかが質問の中心でした。副業についてもそれなりに聞かれました。時系列で説明をし、今何をやっているのか。この点についてはかなり事前準備をして臨んだのでしっかり答えられたと思います。感触は悪くはなかったです。ただ面接の雰囲気が面接らしくないというか、対話っぽく、それが逆に心配でした。ちゃんと見てもらえているのか、不安になりました。

―二次面接の連絡はすぐにきましたか?

Kさん: 祝日を1日はさんで翌営業には連絡をいただきました。

―一次面接のフィードバックはありましたか?

Kさん:粕谷さん経由でありました。本業でも副業でも主体的に取り組んできたことを評価されたということ、一方でリクルートテクノロジーズで何をしたいかについてはもう少し明確にしてきてほしいということでした。リクルートテクノロジーズでどういう力を身に付けたいのか、どういうキャリアを積んで行きたいのか、何をやりたいのかについて、次の面接で質問をするので準備してくるようにという宿題が出ました。

―かなり明確なフィードバックですね。そこから二次面接に向けて準備をされたのですか?

Kさん:粕谷さんに対面で時間をもらい、志望動機をより具体的に詰めて行きました。そこから臨んだ二次面接では現場のマネージャーと1回目とは違う人事の方が出てこられました。一次面接と内容は似通っていたと思います。これまでやってきたことを中心にお話をしました。職務経歴書に専門用語を多く書いていたので、これどういう意味?と色々突っ込まれました。扱っているサービスのいいところ、現在のビジネスのフェーズ、その中でどのようなソフトを作っているのか、などかなり細かい質問が現場マネージャーの方からされました。粕谷さんからいただいたリクルートの面接対策シートに書かれていた想定質問を一通り聞かれたような面接でした。面接が終わる数分前まで質問が続き、かなり中身の濃い時間でした。感触としては、人事からの質問に少し答えに詰まった部分があり不安でしたが、現場の方との会話はスムーズにできたという印象でした。

―二次面接後にフィードバックはありましたか?

Kさん:ありました。評価ポイントは一次面接と同じで主体性、ということでした。自分でビジネスをしている主体性、今の仕事で発揮されている主体性、です。懸念点としてはこれまでC言語をやってきたのでWEB系の言語を今から学んでキャッチアップできるかということ、独立志向があるがとはいえリクルートテクノロジーズで一定期間働いて貢献してほしいので入社後のキャリアパスを確認したい、年齢のわりに落ち着いているが、業務スピードには問題がないか、リクルートとのカルチャーフィットを確認したい、と言われました。

―フィードバックを受けて、最終面接対策はどのように行いましたか?

Kさん:フィードバック内容に対してこう答えようと思っています、という叩きを作って粕谷さんに確認してもらいました。粕谷さんからは色々と指摘をいただいたのですが正直これが結構きつかったです。とにかくなんで?なんで?を聞かれ、リクルートの面接より粕谷さんとのやりとりの方がきつかったという印象です。このおかげで面接には余裕を持って臨めたのだと思います。

―結果、臨んだ最終面接はどのような内容でしたか?

Kさん:相手は配属先の部長とこれまでとは違う人事の方でした。聞かれたことはこれまでの仕事の説明が中心でした。職務経歴書を見ながら質問をされました。難しい質問も結構ありました。想定外だったのが、今はC言語で組み込みソフトを開発し、動くものを作っているが、ハードの開発とウェブ系の開発の違いはどのようなところにあると思うか、という質問です。これまでと職種が変わるので仕事の違いをどう感じていて、仕事のモチベーションも異なるはずだけどそれをどう考えているのかを聞かれました。私の場合は副業のECサイトでユーザーからのフィードバックに喜びを感じていたのでそのあたりの思いは素直に伝えました。でもなんとなくあまりうまく答えられていない印象でした。

ーKさんはこうやってお話を伺っていてもとても落ち着いていて安定感のあるキャラクターとお見受けします。リクルートとのカルチャーフィットについて人事も気にしていたようですがこの点についてはどのような質問がありましたか?

Kさん:それが、この点については質問がありませんでした。そもそも部長からの質問が多く、人事から質問を受ける時間があまりありませんでした。部長とのやりとりの中で見られていたのだと思います。

―リクルートテクノロジーズに入社してからのキャリアパスについては、事前のフィードバック通り質問があったのでしょうか?

Kさん:ありました。まずはメンバーとして力をつけてそこからプロジェクトリーダーやマネージャーとして仕事をしたいという思いを伝えました。副業でもWEB開発のマネジメントは経験していますが数人でやっている規模の小さいものです。一方リクルートのWEBサービスは使ってくれるユーザーの多い大規模なシステムです。大規模開発のマネジメントができる力をつけたいと思っていたのでそのあたりも伝えました。

―最終面接が終わった時の感触はいかがでしたか?

Kさん:微妙でした。感触がよくわかりませんでした。

―内定の連絡はいつ来ましたか?

Kさん:最終面接の当日にいただきました。

リクルートについて気になったこと、情報収集の方法

―ここからはリクルートへの転職を希望している方向けに、リクルート転職対策をどのように行って来たか聞かせてください。まずリクルートへの転職というと肝になるのが面接ですが面接対策はどのように行いましたか?

Kさん:自己分析を中心に自分自身の過去を深掘りしていきました。仕事が終わった平日の夜や土日も返上でやっていました。
具体的には粕谷さんから質問やツッコミを受けてそれをもとに考えを深めて行きました。例えば副業をなぜやってきたのか?その根底にある向上心にはどのような原体験があったのか?といったようにです。時には中学の部活の経験を引き合いに出して考えたり、過去の自分がなぜそれをやろうと思ったのか?意思決定の背後にある価値観を探って行きました。あとは面接対策シートというものを使って、面接の想定質問集に答えて行きました。回答に対してなぜを3回繰り返して深掘りをしましょうと言われ、やって行きました。メールで回答を送ってまたフィードバックをもらって考える、というやりとりを繰り返しました。

―他にも何か対策はしましたか?

Kさん:SPI対策はしましたね。実はリクルートキャリアにSPIで落ちてしまいまして…。粕谷さんからオススメの対策本を聞いて地道にやっていきました。あと、これはリクルートテクノロジーズならではだと思うのですが、プログラミングの試験がありました。WEBテストで3月31日にサービスが終了しているようなのでこれから受ける方には関係がないかもしれませんが。

―どんなテストでしたか?

Kさん:javaやデータベース、プロジェクトマネジメントに関する知識を問われる試験で、システム開発に関する総合的な知見を見るテストという印象でした。選択肢を選ぶ問題で、中には計算が必要なものもありました。

―どのように対策をされましたか?

Kさん:特に対策はしませんでした。そもそもハードの開発でjavaの経験もなかったですしかなり不利な状況でした。粕谷さんに聞いたら参考にする程度のもので、できないならできないでキャッチアップすればいいとのことでした。確かに選考を受けて感じましたが今の知識というよりは人となりや仕事に対するスタンスを見られている印象でした。

―リクルートグループに関する情報収集はどのように行いましたか?

Kさん:WEBサイトと、リクルートに関する書籍は目を通しました。WEBではリクルート系の記事を探して、有料の記事を買って読むこともありました。ビジネスモデルに関するものや今後、会社がどうなっていくのかと行った記事を読みました。書籍は少し前に出た「リクルートのすごい構“創”力」というものや以前買っていたものを読み直しました。あとは粕谷さんからサムライソウル経由でリクルートテクノロジーズに入社をされた方を紹介していただきました。聞きたいことはLINEで質問させていただきました。

―どのようなことを聞きましたか?

Kさん:技術力がどれくらい必要かは気になっていたので質問をしました。そこで返ってきた答えがプロジェクトマネージャーに必要なのは技術力よりもコミュニケーション能力、というものでした。あとは社員のキャリアパスや、目指しているものについても質問をしました。現場レベルの細かい話を聞かせていただき面接対策にとても役立ちました。

―こちらのブログはご覧になりましたか?

Kさん:リクルートに関する記事は全て目を通したと思います。特にこの転職者インタビューは印象に残っています。どのように選考が進むのかをイメージすることができました。

サムライソウルの転職サポート

―サムライソウルの転職サポートはいかがでしたか?

Kさん:本当に密なサポートをしていただきました。粕谷さんはお忙しいだろうに平日の夜でも土日でもレスポンスがとても早くて、気になったことや不安なことはすぐに解決していただきました。また、転職活動初期に複数のエージェントに接触して感じたことですが、サムライソウルはサポートメニューが明確でとても充実していることは確かだと思います。SPIや面接対策など何をサポートいただけるのか初回の面談で提示していただきました。実際受けて見るとサポートの質も量もたいへん満足なものでした。面接対策シートに至っては、ほぼここから質問がされると言っても過言ではないようなものでした。面接で聞かれたことの8〜9割はシートに載っていたものだと思います。

転職活動中に意識したことや力を入れたこと

―自己分析と面接対策にはかなり力を入れられたようですが、転職活動を振り返って一番力を入れたことは何ですか?

Kさん:やはり自己分析だと思います。リクルートはなぜ?を聞かれる会社です。なぜ?を遡ってその理由を考える、過去に立ち戻ることが大切だと思います。私の場合はなぜ?の背後に中学時代の部活の経験があったこともありました。過去を振り返ることで未来をどう描きたいのか?しっかり自己分析をしないと答えられないような質問が多いのがリクルートならではだと思います。ひたすら自己分析をして自分自身を言語化することに一番時間をかけました。ここさえできてしまえばあとは面接対策シートをベースに齟齬なく話せるように練習をしました。

リクルートグループ転職希望者へのアドバイス

―このブログを読んでいるリクルート転職希望者にアドバイスをいただけないでしょうか?

Kさん:リクルートの選考では能力やスキル・経験以上にその人のスタンスや人間性が重視されると聞いていました。実際に面接を受けてその通りだと感じました。見られているのは仕事のスタンス、どういう考え、思いで取り組んできたのかです。案件の大小は関係なくその背後にある考えをきちんと言語化することが大切だと思います。そのためにはぜひ粕谷さんを使ってください(笑)。リクルートは主体性を大切にする会社です。現状をよりよくするためにどんな取り組みをしてきたのか、どんなに小さなことでもいいのでエピソードを用意しておくことも大切だと思います。自分から会議の議事録を取り始めた、とかそのくらいの細かいものでもいいのできちんと伝えることが大事なのではないでしょうか。あとはやっぱり自己分析ですね。粕谷さんとの面接対策では自分について、これまでにないくらいに質問をされました。自分を把握する機会はあまりないと思うのでとても貴重な経験です。面接対策シートではなぜ?を3回繰り返すまで突き詰めることで面接で困ることはありませんでしたし、私のような未経験の方でも自分をきちんと見せれば評価してもらえると思います。

―最後に、リクルートテクノロジーズでどう成長したいか、その先のキャリアプランについて聞かせてください。

Kさん:プロジェクトリーダーを目指して大規模なシステム開発を担えるような人材になることが直近の目標です。システム自体の企画ができるようになりたいですし、事業との関わりを通じてビジネスを見ていくことも楽しみの1つです。もともと副業でECサイトを運営していたこともあり、いずれは自分で事業を展開していきたいと考えています。リクルート社内のビジネスプランコンテストNEW RINGにも挑戦してみたいですし、一緒にECサイトを成長させてくれる仲間と出会えたらいいですね。事業に目を向けながらシステム開発を成功に導けるようになりたいですし、もっと先には30代前半で自分で事業をできるようなスキルを身につけたいです。もともと開発者でありながら開発があまり好きではなく、技術を組み合わせて何をするかを考えるのが好きでした。とはいえ、技術がわかっていないと開発マネジメントは難しいと思うので技術的な知識も身につけながら事業を俯瞰できるようになりたいです。リクルートテクノロジーズの面接を通じて、リクルートにはいろいろな人がいると思いました。キャラクターも様々でそれが面白い。目標を持っている人が多い環境に行くことで本業でも副業でもいいスパイラルが作れたらいいですね。

―貴重なお話、ありがとうございました!Kさんのご多幸とご活躍を心よりお祈りしております。

キャリアコンサルタント粕谷の視点

この方がリクルートテクノロジーズに内定が出たポイントは3つです。

1つ目は、年齢、社会人経験の割りにビジネスの経験と感度のレベルが高かったこと。
2つ目は、リクルートテクノロジーズで使用している開発言語の親和性は少なかったものの、他の分野のプログラミング言語の習得レベル、考え方やスピード感がキャッチアップできる可能性を与えられたこと
3つ目は、リクルートテクノロジーズの立ち位置的に、リクルートの事業会社側の人間とも円滑に仕事を進められることが求められる中で、非常に素直で真面目で話しかけやすい人柄で、それができると判断されたことでした。

最初Kさんとの出会いは、HPからお問い合わせ頂いたのですが、その際に、記載されている現職での業務内容を見たとき、正直に申し上げると、リクルートのIT人材としての求められる経験との親和性は感じられず、このタイミングでのリクルートへのIT職種での転職は難しいと感じました。
しかし、学生時代からECサイトを自ら企画して運営して、年間数千万円の売上規模にまでしているという内容の記載を見て、リクルートのIT職種の転職の可能性を感じました。
もう少し具体的に説明すると、ECサイトで物品の売買をしている人は今では珍しくはありませんが、Kさんは高校時代から、yahooや楽天、amazonのプラットフォームではなく自らECサイトの企画設計をして、システム開発会社に発注をしてディレクションし、売上数千万規模までにしてこられた経験は、リクルートで大切にしている事業をした経験がある、ビジネス感覚がある、という観点で可能性を感じました。

実際に現職でのご経験は、リクルートとの業務内容や求められるスキルとはドンピシャではありませんでしたが、学生時代からのECサイト運営の経験やそれに伴う業務プロセス支援をするためのツール開発などの経験があったからこそ、リクルートテクノロジーズの内定を獲得できたと思います。

■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。

(1)リクルート出身者だからこそお話できること

―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?

実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。

(2)リクルート社内の豊富なネットワーク

転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。

(3)最短距離での転職をお手伝い

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。

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