リクルートへの転職で内定をもらうには?実際の転職体験談を紹介
リクルートへの転職で内定をもらうためにはどんな面接対策をすれば良いのか知りたいという人も多いでしょう。
この記事では、実際に第二新卒でリクルートキャリアに転職した方の転職体験記を元に、リクルートの面接で内定をもらうコツを解説していきます。リクルートへの転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
第二新卒で大手損保からリクルートキャリアに転職したFさんの転職体験記
サムライソウルではリクルート出身者だからできる転職サポートで、多くの方がリクルートに入社をされています。今回は入社2年目、第二新卒でリクルートキャリアに内定をされたFさんの転職体験談をお届けします。
◼️内定者Fさんのプロフィール
社会人2年目、早稲田大学卒業。
幼少期から海外で過ごし、新卒で大手損保に入社。
2018年1月リクルートキャリア入社予定。
転職のきっかけ
-まず初めに、新卒のときはどのような考えで就職活動をしていたのか聞かせていただけますか。
Fさん:新卒のときは、若いうちから任される裁量権のある風土、商品にとらわれないといいますか、無形商材を扱う業界を志望していました。それに加えて私自身が帰国子女で、小学校から高校まで海外で暮らしていたので、海外との関わりのある会社という軸で探していました。
-そこから損保に入社されたのですね。入社後はどのような仕事をされていたのでしょうか?
Fさん:入社後は損保の中でも特殊な業界に配属されました。そこで1年目は事故対応というわりと専門的な仕事を担当していたのですが、2年目に営業に異動になりました。営業スタイルはルートで9割が既存、1割が新規です。すでに保険に加入しているお客様対応が仕事のほとんどなので、どういう営業をするかというとひたすらお客さんのところに顔を出し、週末は接待ゴルフです。土曜日も音楽をされているお客様のライブに顔を出したりと週末もお客様との関係構築に時間を使うため、ほぼ休みがないような生活でした。営業に配属されて2ヶ月目くらいのとき、この仕事に違和感を感じ始めました。営業といっても価値を提供するというより擦り寄るような仕事がメインだったからです。また私が配属された業界は新人で配属されるとほぼ異動がない領域だったので、このままここにいていいのかなと思うようになりました。
—営業スタイルの違和感から転職を意識されたのですね。
Fさん:そうですね。もっとお客様への提供価値を発揮できるある種、真逆の業界に行ってみたいと思うようになりました。そういったところで経験を積むには、まだ現職でのキャリアが少ない今がチャンスなのではないかと思いました。そこで最初に転職先としてイメージをしたのが、リクルートとコンサルでした。
転職エージェントとの接触、サムライソウルとの出会い
—具体的に転職先をイメージしてからどのような活動をされましたか?
Fさん:大手エージェントに行きました。担当の方がおそらく100名近い転職者の相談に同時並行で乗っているのだと思うのですが、とにかく対応をあまりしてもらえませんでした。これだと自分で応募するのとあまり変わらないと思いました。そこで、インターネットでリクルート×年収で検索したときに、元リクルートの方が経営されているサムライソウルの記事が出てきました。同じくらいのタイミングで、ある転職サイトで偶然にもサムライソウルからスカウトメールをいただき、連絡をとることにしました。このとき、並行して5社くらいのエージェントと接触をしていましたが、やりとりが煩雑になりコンサル特化型のエージェントとサムライソウルの2社に絞ることにしました。サムライソウルは元リクルートの方の会社なのでリクルートに強いと思い、お世話になることにしました。
—サムライソウルとの最初の面談はどのような内容でしたか?
Fさん:初回の面談では、退職理由やどういうところを受けたいかといった基本的なヒアリングでした。元からリクルートグループを選択肢として考えていたので、そのことを伝えました。結果的にサムライソウル経由で受けたのはマイナビ、リクルートマーケティングパートナーズ、リクルート住まいカンパニー、リクルートキャリア、indeedです。
—最初に面接を受けたのはどちらですか?
Fさん:マイナビです。マイナビからは内定をいただいたのですが、友人からのアドバイスもあり、リクルートと業態が近いので同じことをやるならリクルートの方がいいと思い、辞退をしました。マイナビの次に受けたのがリクルート住まいカンパニーでした。
リクルート住まいカンパニーの面接内容
—リクルート住まいカンパニーの面接内容を教えていただけますか?
Fさん:受けたのは営業だったのですが、一次面接の相手はおそらく人事だったと思います。志望理由やこれまでに頑張ったことを聞かれました。モチベーションが何なのか聞かれ、人から認められたいといったことを伝えたらそれって外部的要因だよね?と。外部的要因だとどこかで成長が止まってしまう。内部的要因はないのか?と聞かれそこで答えに詰まってしまいました。空気的にこれはなさそうだなと思ったら案の定、ダメでした。
—次に受けたのはどちらですか?
Fさん:リクルートマーケティングパートナーズです。
リクルートマーケティングパートナーズの面接内容
—面接ではどのようなことを聞かれましたか?
Fさん:ゼクシィの東京営業で受けて、質問はかなりオーソドックスな内容だったと思うのですが、こちらも一次面接で落ちました。落ちた理由がよくわからずあまり納得がいきませんでしたが、面接はその企業や面接官との相性もあるといわれ、気持ちを切り替えて次に進むことにしました。
リクルートキャリアの面接内容
—次に受けたのはどちらですか?
Fさん:リクルートキャリアです。リクルートキャリアは合計2回、面接がありました。1回目はHPに出ていた女性の現場マネージャーの方が出てこられました。面接内容はマイナビとかなり似ていて、人格の部分を深掘りされました。過去を遡ってどんな人間だったか、とかモチベーションは何か、とか。モチベーションについては住まいカンパニーのときと同じく認められたい、といったことを話しました。そのルーツを遡り、中学生のときにインターナショナルスクールに入ったのですが、幼少期は話せていた英語をすっかり忘れてしまい非常に苦労したこと、そこで踏ん張ってなんとか適応できたときに嬉しかった体験を話しました。この点については、他者を圧倒することで認められたい人間だと捉えられてしまったのですが実際は違います。圧倒的な成果を出して認められたいわけではなかったので、その辺の誤解が少しあったように思います。
—結果はいかがでしたか?
Fさん:二次面接には進めることになったのですが、フィードバックでプライドが高いといわれたのです。実際はプライドがないタイプなのですが(笑)誤解を解き、二次面接でイメージを払拭する必要があると思いました。
—二次面接に進む上でのポイントがあらかじめわかっていたのは良かったですね。
Fさん:本当にそうです。このフィードバックがなければ内定は危うかったのではないかと思います。事前にクリアすべきポイントがはっきりした上で最終面接に臨めました。
—二次面接ではどのようなことを聞かれましたか?
Fさん:一次面接と同じようなモチベーションの話を聞かれたのですが、このときは私が伝えたいニュアンスを理解いただけたと思います。他には総理大臣になりたいと思わないの?それは何で?などトリッキーな質問もありました。深掘りも多くてひたすらなんで?なんで?を聞かれこれまで受けた面接の中で一番、深掘りが激しかったと思います。ただ準備していたものがきちんと発揮できたと思います。考えをまとめていったので一貫性を持って答えられたと思います。その場で内定っぽい雰囲気は感じられなかったので結果は不安でしたが、面接が終わってから1時間ちょっとしてから内定の連絡をいただきました。
—早いですね!ということは面接の時点でもう内定は確定していたのでしょうね。
Fさん:そうなのかもしれませんね。1時間の面接時間をオーバーしていたので盛り上がった方なのかもしれません。
indeedの面接内容
—リクルートキャリアから内定をいただいたとのことですがここで転職活動は終了されたのでしょうか?
Fさん:リクルートキャリアと同時並行で受けていたのでindeedは選考を続けました。
—indeedの面接内容についても聞かせていただけますか。
Fさん:indeedは二次面接まで受けました。一次面接では人格的なところ、人となりについての質問がメインでした。その場でリクルートに合っていると思うよ、といわれ二次選考に進みました。indeedが募集していたのは新規営業経験ありの人だったので、私にできるか微妙だと思われたのかもしれません。二次面接で落ちてしまいました。
リクルートの面接対策
—indeedは残念でしたがリクルートキャリアへの入社を決められたのですね。リクルートグループを複数受けられていますが面接対策はしましたか?
Fさん:かなりしました。サムライソウルの担当の方から毎週1時間ほどいただいて対策をしました。具体的にはリクルートの面接でされる想定質問が書かれた面接対策シートをベースに自己分析を深掘りしていきました。リクルートの面接前に4週間は費やしたと思います。かなり手伝っていただきました。リクルートグループを受けている最中にも面接が終わると振り返りの時間をいただきました。最終面接前など大事な局面では面接対策をしていただきました。過去を振り返る自己分析はもちろん、自分のこれからWILLを考えるのはかなり難しかったですがなんとか自分なりの考えを導き出すことができました。あと私の場合、住まいカンパニーの面接でモチベーションには内部的要因がないと成長できないという指摘をもらってから自分のモチベーションの源泉についてかなり考えました。要所要所で振り返りながら、面接対策シートをベースに考えをまとめていきました。
—入社日は年明けと伺っています。
Fさん:はい、12月末で現職を退職して年明けに入社予定です。法人営業に配属される予定ですが勤務地は決まっていません。1月入社だと地方配属の可能性があり、2月入社だと首都圏でポジションが空くようなのでサムライソウルの担当者の方に入社日と調整してもらっています。私的には1月入社で首都圏配属がベストなので。リクルートグループと同時並行で受けていたコンサル会社はキャリアの内定後に一次面接だったので辞退しました。
リクルートグループについて気になっていたこと
—リクルートグループを受けるにあたって気になっていたことはありますか?
Fさん:年収や残業については気になっていました。現職が損保で年次を重ねるとそれなりに年収がもらえるので、それと遜色のないところがベターだと思っていました。あと現職では土日の接待など拘束時間は長い反面、平日は19:00退社が絶対だったので、どれくらい残業があるのか、どれくらいの業務量なのかは気になっていました。こういった気になることについて、サムライソウルのブログには経験者だからこそのリアルな情報が書かれていたので、かなりお世話になりました。転職活動前も、転職活動中も継続的に見ていました。
サムライソウルの良かった点、他のエージェントとの違い
—このブログが役に立っていたようで良かったです。サムライソウルの転職サポートについてはいかがでしたか?
Fさん:圧倒的にフォローしていただいたと思っています。大手エージェントではやっていただけなかったような対策をやっていただきました。私の場合、コンサル専門のエージェントも使っていましたが、そこと比べるとかなり踏み込んで対策をしてくださったと思います。コンサル専門エージェントの担当者がローキャリアなのかあまり慣れておらず、表面的な質問が多かったように思います。その点、サムライソウルではリクルート対策をしっかりやっていただき、踏み込んだ質問も多く、新しい気づきが多かったです。
転職活動中に意識したことや力を入れたこと
—転職活動中に意識したことや力を入れたことはありますか?
Fさん:私の場合、現職を休職して転職活動をしていました。というのも、退職届を出したのですが、他の部署への異動も含めて考えてほしいといわれ、退職届が受理されず休職をしていたのです。だからこそ、2ヶ月で内定をもらうためにやりきるという意識で転職活動をすることができました。テストセンター受験前は詰め込みでなんとか突破できましたし、自己分析は新卒のときより明らかに集中してやりました。とにかくいつまでに結果を出すというゴールがあり、仕事を休んでいたからこそ転職活動だけに集中することができました。
リクルート転職希望者の方へ
—リクルートキャリアに内定されたということで、このブログを読んでいるリクルート転職希望者の方々にアドバイスをいただけないでしょうか?
Fさん:私の場合、まだ入社していなくて自分の感覚が合っていたのかという答え合わせができていないので何もいえません…。ただ強いていうなら、リクルートグループは他の会社と比べて面接が本当に独特です。人格ばかり見られます。そのため、自分の人格を見つめるためにたくさんの時間を割きました。あと私の場合は第二新卒で、現職でのキャリアがほとんどなく、将来やりたいことも手探り状態だったのでサムライソウルで面接対策をしていただかなければ厳しかったと思います。第二新卒の方は私のような方が多いと思うので、転職活動時にエージェントを使うことをおすすめします。
—リクルートキャリアへの入社を控えていますが入社後はどのようにキャリアを積みたいとお考えですか?
Fさん:リクルートキャリアの営業は法人(媒体)営業と個人営業(キャリアアドバイザー)がありますがどちらにしても目の前のお客さんに対しての営業、仕事だと思います。まずは目の前のお客さんにしっかりと価値を提供できるようになり、それからはもっと上のレイヤーで営業戦略を立案できるような人材になりたいと考えています。リクルートを卒業後のイメージはまだ湧いていませんが、ひとまずリクルートでの時間は修行の時間と考えしっかり修行に臨みたいと考えています。
-大変貴重なお話、ありがとうございました!Fさんのご多幸と新天地でのご活躍を心よりお祈りしております。
リクルートの面接で内定をもらうコツ
Fさんの体験記を元に、リクルートの面接で内定をもらうにはどうすれば良いのかを見ていきましょう。リクルートの面接で内定をもらうコツは、主に以下の2つです。
- 経歴やスキルよりも人物像が重要
- 自己分析をしっかりと行う
それぞれのコツについて見ていきましょう。
経歴やスキルよりも人物像が重要
リクルートでは、経歴やスキルよりも人物像が重要視される傾向にあります。そのため、質問内容も、下記のような価値観を知るためのものが多いようです。
- なぜ転職活動を開始しようと思ったのか
- 転職先を選ぶ際の基準は何か
- 今までで1番頑張ったと思えることは何か
これらはあくまでも一例ですが、こういったリクルートキャリアに転職した方の転職体験記を元に、リクルートの面接で内定をもらうコツを解説です。
自己分析をしっかりと行う
リクルートでは、人物像を詳しく把握するために、その人のルーツを聞き出すような質問をしています。例えば、「なぜそう思ったのか」、「他の選択肢と比較した上での意見なのか」、「自分なりの解釈を言語化できるか」といった質問で、その人の価値観を把握するのです。
こういった質問への対策として、自己分析をしっかり行うことが大切です。自分は何のために仕事をするのか、仕事に何を求めているのかなど、自分の原点を言語化できるようにしておきましょう。
リクルートへの内定が決まったらすべきことは?
リクルートの面接で内定が決まったら、それで終わりというわけではありません。現在の職場を退職するまでにどういったステップを踏む必要があるのか、詳しく見ていきましょう。
雇用条件が希望通りか確認する
内定が確定したら、まずは以下のような雇用条件が希望通りになっているか、もしくは事前にいわれた内容と誤りがないか確認してください。
- 勤務地
- 勤務形態
- 給与額
- 諸手当
- 保険
- 業務内容
口頭での約束では後ほどトラブルが起こる可能性があるので、しっかりと書面を確認するようにしましょう。
内定承諾
働きたい企業から内定をもらって雇用条件の確認ができたら、内定の承諾を行いましょう。内定を承諾すると、事前に通告されている入社日にも同意することになるので、現職との都合で入社日に入社できそうにない場合は、承諾をする前に企業と話し合うようにしてください。
雇用契約
内定に承諾したら、企業から雇用契約書などの入社に必要な書類が送られてくるので、忘れずに提出するようにしてください。企業との事務的なやりとりを行うことも増えるので、できるだけ電話やメールには素早く対応できるようにしておきましょう。
退職手続き
在職中に転職活動をしている方の転職先が決まった場合に行うべきなのが、退職手続きです。退職交渉が難航すると転職先の入社日にも影響が出る可能性があるので、退職の意志は早めに伝えておくようにしてください。
サムライソウルでは、こうした雇用条件の確認から退職手続きまでの流れもサポートしております。初めての転職で不安を抱えている方もぜひサムライソウルをご利用ください。
リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで
サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。
- リクルート出身者だからこそお話できること
―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?
実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。採用面接官の経験もあるので、「面接で何を聞かれるのか」、「どこを見ているのか」といった詳しい面接のポイントについてもお話できます。
- リクルート社内の豊富なネットワーク
転職に大切なのはネットワークだと考えています。ある部署では必要ない方でも別の部署だと必要とされる、こんなこともよくあるのです。
「リクルートのどの会社が良いのか」、「どの仕事が合っているのか」を当社はきちんと把握しています。また、どのポジションを受けるにしても、迷ったときは社員をつないで質問を聞くなどの対応をすることも可能です。リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多いため、より精緻な情報を提供できます。
相談を希望される方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。
まとめ
この記事では、第二新卒で大手損保からリクルートキャリアに転職したFさんの転職体験記を元に、リクルートの面接で内定をもらうコツを解説していきました。
リクルートの面接では、経歴やスキルよりも人物像が優先されるので、その人の内面を人物面を評価するような質問をされる傾向があります。そのため、自己分析をしっかり行って、自分のルーツや原点を把握しておくことが重要です。
リクルートへ転職したいが対策方法が分からない、リクルートの面接対策を自分だけで行うことに不安を感じているという方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。サムライソウルでは、リクルート出身者ならではの転職サポートが充実しています。内定後の内定承諾や退職手続きのお手伝いも行っておりますので、ぜひご利用ください。