リクルートの契約社員に転職するには?仕事内容やメリットを解説

大手人材関連会社で、求人広告やITソリューションも手掛けるリクルート。近年はSaaS業界へも進出するなど、非常に勢いのあり、今後の将来性も期待できる企業です。そんなリクルートでは、正社員だけでなく契約社員も募集しています。

 

この記事では、リクルートの契約社員について詳しく知りたい、リクルートで契約社員として働きたいという人のために、リクルート契約社員の募集条件や業務内容など基本的な事項を紹介します。さらに、選考を突破するためのポイントや面接での重要ポイントなども幅広く解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

リクルートの契約社員とは

リクルートでは、基本的に「3年」という期間で集中して自分を磨く契約社員制度が導入されており、最長で3年半働くことが可能です。

 

この制度では、企画営業職として「ホットペッパーグルメ」や「ホットペッパービューティー」などへの広告提案に関わる重要な仕事にも携われます。これを通じて遂行力や課題設定力、問題解決力などのスキルを身に付けられるのです。

 

また、大手人材会社であるリクルートならではの転職支援も行っており、契約社員の次のキャリアについても、書類の添削や面接練習・スキルアップ研修など充実した転職サポートを受けられます。

募集条件

リクルート契約社員の募集要項は、以下のようになっています。

 

募集職種 企画営業職
仕事内容 情報誌「ホットペッパー」、Web版「ホットペッパービューティー」「ホットペッパーグルメ」の広告企画・提案を通じて、店舗の集客や業績アップを支援
応募資格 未経験者大歓迎、高卒以上
勤務地 全国の各営業所(希望勤務地、転勤なし)

 

スキルや経歴が求められる転職市場において、リクルートほどの大手企業で未経験歓迎の求人は珍しいといえるでしょう。

 

仕事内容

前述の通り、リクルート契約社員で現在募集されている職種は企画営業職ですが、その仕事内容は多岐にわたります。主な業務内容は募集要項にも記載していますが、ホットペッパーなどへの広告企画・提案を通じた店舗の集客・業績アップ支援です。そのため、主な配属先としては、企画営業職の中の飲食Division・ビューティDivisionになります。

 

仕事内容における正社員との違いというと、大手よりもリテールに近い役割を行う人が多いです。ただ、契約社員であってもマネジメントの役割を担うこともあり、仕事ができる人には積極的に仕事を任せていく風土があります。

 

契約社員だからと限界をつけるのではなく、能力次第で任せてもらえる仕事が増えるのはうれしいですよね。

リクルートで契約社員として働くメリット

リクルート契約社員の人気の理由は、その知名度だけではありません。リクルート契約社員として働くメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

 

  • 他社の正社員と同様の給料がもらえる
  • 3年間働けば退職金が支給される
  • スキルや経験よりも人物像が重要視される
  • 転勤をする心配がない

 

これらのメリットについて1つずつ見てみましょう。

他社の正社員と同様の給料がもらえる

リクルート契約社員の1つ目のメリットとして、他社の正社員と同様の給料がもらえることが挙げられます。

 

仕事をする上で、やはり給料は重要な要素です。契約社員は一般的に給料が低いイメージがありますが、リクルートはそもそもの給与レンジが高いため、他社の正社員と同等の給料がもらえます。

 

リクルート公式サイトの契約社員の募集要項によると、地域ごとの給与は以下の通りです。

 

【南関東エリア/東京・神奈川・千葉・埼玉】

月給30万2,331円以上 + インセンティブ

 

【関西・東海エリア/大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・愛知・三重・岐阜・静岡】

月給27万8,251円以上 + インセンティブ

 

【その他エリア】

月給25万7,612円以上 + インセンティブ

 

このように、基本的な給与が高いだけでなく、本人の頑張りに応じて給料が増えるインセンティブもついています。自分の努力が給料にもつながるとなれば、やる気も向上するでしょう。

3年間働けば退職金が支給される

こちらも1つ目のメリットと同様、金銭に関わるメリットですが、リクルートでは契約社員でも「キャリアアップ支援金」という名の退職金が支給されます。

 

リクルートでは、およそ3年間の契約期間を満了すると、キャリアアップ支援金として100万円が支給される制度があり、これが事実上の退職金です。契約社員でも退職金がもらえるのは魅力的ですよね。

スキルや経歴よりも人物像が重要視される

大手人気企業のリクルートでは、契約社員でも高いスキルや経歴が求められると思っている方も多いのではないでしょうか。

 

リクルートは、スキルや経歴よりも人物像が重視されます。リクルートのような大きな仕事をする企業では、周囲からのサポートがなければ目標を達成することはできません。また、契約社員の職種である企画営業職は、さまざまな飲食店と協力して売上アップを目指すものであり、飲食店の協力が必要不可欠です。

 

そのため、契約社員は「人に好かれるような人物」であることが重要であり、スキルや経験よりも内面が重視されます。また、研修制度も豊富であるため、入社後の成長も期待できるのは大きなメリットです。

転勤をする心配がない

リクルート契約社員4つ目のメリットは、転勤の心配がないことです。契約社員の募集要項では、「企画営業職の勤務地は希望勤務地で転勤なし」と記載されています。

 

また、営業所も北海道から九州までのエリアにかけて、幅広く存在しています。そのため、自身の住んでる場所や働きたい場所に近い勤務地で働くことが可能です。

 

詳しいアクセスや拠点の位置を知りたい方は、リクルートの営業所一覧をチェックしてみてください。

契約終了後のキャリア

金銭面など待遇が非常に優れているリクルートの契約社員ですが、契約社員終了後のキャリアはどのようになっているでしょうか。契約終了後は、多くの方が「卒業」という選択をとります。他社に転職したり、家業を継いだり、自ら起業をしたりと、進路はさまざまです。

 

リクルートで3年間勤務したという事実は転職市場でも評価されるので、契約社員だからといって正社員への転職が厳しいということはありません。もちろん、リクルートにいた3年間で何を学んで、どう頑張ったのかは問われますが、この点は安心していただければと思います。

 

また、私の知っている限り、リクルート卒業後のキャリアとして転職した企業先としては、下記のような名だたる企業が挙げられます。

 

  • LINE
  • 楽天
  • DeNA
  • デロイトトーマツコンサルティング
  • ワークスアプリケーションズ
  • ソフトバンク
  • サイバーエージェント
  • ぐるなび
  • インテリジェンス
  • マイナビ

 

「~卒業生が語る【リクルートライフスタイルの契約社員】~」の記事では、契約社員の卒業後インタビューを掲載しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

リクルートの契約社員への転職で準備しておくべきこと

待遇も良く、多くの人がキャリアアップを実現しているリクルートの契約社員。厳しい応募資格もないことなどからも人気が高く、選考を突破するためにはステップごとにしっかりと対策をしなければいけません。

 

リクルートの選考フローは以下の通りです。

 

  1. 書類選考
  2. SPI
  3. 説明会・0.5次面接
  4. 面接(2~3回)

 

ここでは、これらのステップごとに、どのような対策をするべきかを解説していきます。

書類選考対策

リクルート契約社員の第一関門は、書類選考です。リクルートの契約社員は経歴やスキルを重視していないため、書類選考の通過率は比較的高いですが、油断はできません。

 

書類選考では、以下のポイントに注意しましょう。

 

  • 読み手に伝わるように簡潔に書いているか
  • 内容は具体的か
  • 自分の言葉で書いているか
  • ビジネスマナーに沿っているか
  • 誤字脱字はないか

 

リクルートはあくまで人物重視の企業であり、重要度は面接の方が高いです。そのため、書類選考では、上記のような基本的なポイントを押さえて書くことを心掛けてください。

 

SPI試験対策

リクルートでは、契約社員でもSPI試験を実施します。

 

SPI試験には、知的能力を測る検査である「能力検査」と、その人の考え方や性格の傾向を測る「性格検査」の2つがあります。また、「能力審査」は言葉の意味や読解力に関する問題である「言語分野」と、数的な処理や論理的思考力を測る「非言語分野」に分かれています。

 

このうち、対策次第で点数を上げられるのは非言語分野です。非言語分野は中学生レベルの数学であり、解き方のコツさえ掴めば素早く解けるでしょう。

 

そんな非言語分野で特に対策すべきである分野は、以下の6つです。

 

  1. 推論
  2. 図表の読み取り
  3. 損益算
  4. 集合
  5. 割合・比
  6. 料金の割引

 

具体的な問題や対策については、「リクルートのSPIを徹底解説!〜その②これだけは押さえておこう!例題解説!〜」でも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

面接対策

前述の通り、リクルートでは本人の持つスキルや経験よりも人物面や考え方が重視されます。そのため、「何のために仕事を頑張れるか」、「リクルートを通じて自分がどうなっていきたいか」、「意思決定の方法」など、面接者の内面を探るような質問が多い傾向です。

 

将来像や自身の性格など自己分析をしっかりとして、その上で企業に合った人物であることを示すようなエピソードを用意しておくと良いでしょう。

 

リクルートの面接について詳しく知りたい方は、「リクルート人事に聞いた、契約社員(CV)の面接NG例」の記事もぜひ確認してみてください。

リクルートの契約社員への転職でよくある質問

ここまで、リクルートの契約社員の業務内容やメリット、選考対策など幅広く紹介してきました。しかし、契約社員への転職を考えている人ならではの疑問はまだまだあるのではないでしょうか。

 

今回は、その中でも特に気になる、契約社員ならではの疑問に回答していきます。

契約社員から正社員になるのは可能?

せっかく大手企業に入社したのであれば、そのまま正社員を目指したいと思う方も少なくないでしょう。結論から述べると、地域限定で働く雇用形態であるSE正社員としての正社員登用制度があります。

 

SE正社員は、全国を10ブロックに分けた地域ブロックを超える転勤のない正社員なので、慣れ親しんだエリアで安心して働き続けることが可能です。

 

業務内容としては、営業活動だけでなくチームのマネジメントなど、契約社員よりも活動の幅が広がります。

 

SE正社員へ挑戦するには以下2つの要件があります。

 

  • 入社後1年経過
  • 一定基準をクリア

 

これらの2つをクリアすれば、SE正社員への登用試験に挑戦できます。同社のホームページによると、SE正社員として契約終了後も働いている元契約社員も多いため、正社員登用の門戸は比較的広いといえるでしょう。

契約社員に採用されやすい人は?

契約社員に採用されやすいのは、どのような人なのでしょうか。リクルートの契約社員に採用されやすい人の特徴としては、目的意識が明確であることが挙げられます。

 

リクルートの契約社員は3年という短い期間であるため、その3年間で本人がどのような成長をしたいかというビジョンを持っていなければ大きな成長はできず、活躍もあまりできません。

 

そのため、このビジョンを明確に持って、リクルートで何をしたいのか語れる人が採用されやすい傾向にあります。

リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルは、代表の粕谷を筆頭にリクルート出身のコンサルタントが複数在籍しており、リクルート出身者ならではの転職サポートが可能です。

 

リクルート出身者だからこそ、「どんな仕事内容なのか」、「社風や社内の雰囲気はどんな感じなのか」、「面接ではどんなことを聞かれるのか」などの具体的な内容をお話できます。

 

また、転職支援では、元リクルート社員であるからこその「つながり」を活用したサポートや、リクルート各社の情報を元にした的確なマッチングも可能です。

 

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、現在のリクルートのより精緻な情報をお伝えできるので、気になる方はぜひご相談ください。下記のお問い合わせフォームからご連絡いただけます。

 

お問い合わせはこちら

 

まとめ 

リクルートの契約社員は、「転勤なし」、「給料は他社の正社員並み」、「人物重視」など待遇面も優れており、契約社員とは思えないほど非常に良い環境といえます。

 

しかし、その分人気が高く、各ステップごとの選考対策が欠かせません。リクルートでは特に面接が重要視されるため、面接対策に力を入れると良いでしょう。

 

リクルートに採用される人の特徴としては「明確なビジョンを持っている」ということが挙げられます。3年間で何をして何を身に付けたいのかを言語化できる人が採用される傾向にあるので、サムライソウルではそういった自分の内面をいかに相手に伝えるかといったような面接対策も行っています。

 

リクルートの契約社員への転職をお考えの方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。

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