【リクルートグループへの転職vol.79】学習塾からリクルートHR領域に転職
リクルートグループへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、学習塾からリクルートHR領域に転職したKさんの転職体験談をお届けします。
学習塾からリクルートHR領域に転職したKさんの体験記
■転職者Kさん(20代男性)のプロフィール
大学を卒業後、大手アパレルメーカーに入社。1年半の店舗経験を経て、学習塾に転職し、校舎長やエリアマネージャーなどを経験。2024年2月よりリクルートHR領域でキャリアアドバイザー職を担当する。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後は大手アパレルメーカーに入社し、店舗運営、接客、スタッフマネジメントなどを約1年半経験しました。その後、学習塾に転職し、校舎(教室)のマネジメントからエリアマネージャーへとマネジメントの範囲を広げながら約3年勤めました。
就職活動では物流業界を中心に企業を見ていて、「物流に力を入れている会社」としてアパレルにも視野が広がっていきました。そもそも物流に興味を持ったきっかけは、東日本大震災の復興支援ボランティア活動でした。高校生のころ、被災地を回る校外活動があり、そこで復興が進んでいない現場の様子に衝撃を受けたんです。大学生になり活動範囲が広がったことで、ボランティア活動に本腰を入れて取り組むようになりました。そこでものを運ぶ“物流”というインフラの大切さに気付き、就活の軸につながっていきました。
入社したアパレルメーカーでの1年半はとても充実していました。コロナ禍が重なり、閉店や時短営業を余儀なくされる中でしたが、だからこそ、仲間と試行錯誤しながら店舗運営を乗り越えていき、やりがいもありました。ただ、家庭の事情で、介護との両立が必要になり、勤務体系が合わなくなってしまったんです。続けたかったなという思いもありながら、人事や上司と相談の上、退職を決断しました。
――そこから学習塾に転職されたんですね。2社目の経験を経て、今回の転職を考え始めたきっかけは何でしたか。
学習塾を選んだのは、昼から夜までの勤務時間帯だったので、午前中を介護の時間に充てながら仕事との両立ができるな、と思ったからです。また、その学習塾は、偏差値が低く勉強が苦手な子を、難関大学に進学させることを得意としていました。そんな挑戦しがいのある環境も、選んだ理由の一つでした。
校舎長からエリアマネージャー、ブロック長とマネジメントの範囲を広げながら、着実にステップアップさせてもらいましたが、年次を重ねるうちに“受験の攻略方法”がだいたい見えてきて、自分の中でやり切ったと思えるようになったんです。さらに、ブロック長の上は社長であり、ポジション的にもキャリアを積み上げられた、という気持ちがありました。
もっと、お客様のニーズを通じて、世の中の変化や流れを感じられるような仕事がしたいなと、転職を考えるようになりました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
登録した転職サイト経由でメッセージをもらったのがきっかけです。
転職活動を始めた当初は、「自分には次にどんな仕事があるんだろう」「何をしたらいいんだろう」と、キャリアのイメージがまったくついていませんでした。別の業界に挑戦するか、同じ塾業界で上を目指していくかも定まっていませんでした。そんなときに、サムライソウルの担当コンサルタントから「面談しませんか」とメッセージをもらい、コミュニケーションを重ねる中で、自分の強みややりたいことが見えていきました。
――サムライソウルを選んだ理由は何でしたか。
サムライソウル以外にも5~6社のエージェントと話をしました。その中で、一番親身になって話を聞いてくれたのがサムライソウルでした。
エージェントの中には、私自身について深くヒアリングすることなく、求人企業をどんどん紹介してくるところもありました。有名な企業や年収が高いところもありましたが、業界や企業がまったく絞れていなかった私は、何を軸に選んだらいいのか分からず、ますます混乱してしまう状況でした。
一方、サムライソウルの担当コンサルタントは、自己分析だけで4~5回も面談を重ねてくれました。私の強みはどこで、どんな環境なら力が発揮されるのか、理解が深まった段階で求人を紹介してくれたんです。数ある中から、それぞれの企業を選んだ意図も理解でき、納得感を持って応募に進むことができました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。
徹底的に自己分析に付き合ってくれたことがすべてだったな、と思っています。
担当コンサルタントとの面談では、質問項目が網羅された「面接対策フォーマット」に予め回答を記入し、添削してもらう中で自己分析を深めていきました。前職のことだけではなく、学生時代、子どものころまで遡りながら、私の答えを引き出してくれて、うまく答えられないところがあれば「もう1時間、自己分析の時間を作りましょう」と柔軟に予定を組んでくれました。
自己分析を経て見えたのは、「誰かの役に立っているとき」と「難易度の高いことに挑戦しているとき」が掛け合わさっている場面で、もっともパフォーマンスを発揮するということ。担当コンサルタントが「Kさんは、こういうときに活躍しているし、成果が出ていますよね」と一言で言い切ってくれて、本当にそうだな!と、自分なりの“人生の軸”が明確になりました。
担当コンサルタントから、「面接は暗記のプレゼンの場ではないですよ」と言われていたのですが、自己分析をしっかりできていれば、何かを暗記しておく必要はありません。面接でどんな質問をされても自分の言葉で話せるようになり、自然体で臨むことができるんだと実感しました。
――最終的にリクルートに決めた理由は何でしたか。
面接官から感じる“仕事への熱量”が、他社と比較しても一番高いな、と感じたからです。自分次第で成長を追求しキャリアアップを実現できる、実力主義の風土やカルチャーにも魅力を感じました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
転職活動を伴走してくれるエージェントの存在は重要です。ぜひ、いろんなエージェントの話を聞いて、自分に合う人は誰かを比較検討の中で見つけていってほしいです。
私は活動を通して、自己分析が何よりも大事だと感じました。エージェントの中には「自己分析をやっておいてくださいね」と言って終わり、という方もいます。それでできる人はいいのかもしれませんが、私にとっては第三者目線でのアドバイスが欠かせませんでした。納得できるまで何度も自己分析に付き合ってくれる担当コンサルタントに出会えたから、一人では気づけなかった自分の強みや、自分に合った環境を見出すことができた。求職者のためにどこまで動いてくれるエージェントなのかを見て、選んでいくといいのではないかと思っています。