【リクルートグループへの転職vol.81】小学校教員からリクルート美容領域に転職
リクルートグループへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、小学校教員からリクルート美容領域に転職したTさんの転職体験談をお届けします。
目次
小学校教員からリクルート美容領域に転職したTさんの体験記
■転職者Tさん(20代女性)のプロフィール
大学を卒業後、小学校の教員を3年間経験。妊娠・出産を機に、育児に専念するために退任し、その後1年限定で復職。2024年2月よりリクルート美容領域に入社し営業を担当する。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学で教員免許を取得し、卒業後は小学校で3年間教員を務めました。
教員を目指したのは、小学校、中学校の担任がとても子ども思いの先生で、憧れを抱いていたからです。私自身も、子どもたちにいい影響を与えられる存在になりたいと思い、教育学部に進学しました。
大学では、授業に面白みを感じられずモヤモヤとしていた時期もあったのですが、1年間バックパッカーで世界を旅したことを機に、学びへの意欲が再び湧き上がってきました。バイトで必死に働いて溜めた100万円で旅したこともあり、どんな瞬間も無駄にしたくない、見聞きしたものすべてから吸収したい…と思うようになったんです。将来は、子どもたちにも「興味を持ったことを知るのって楽しい! 学ぶことって面白いんだ!」と思ってもらえるように、いろいろな視点を提供できるような先生になりたいと、改めて目標が定まりました。
――子どもの頃から目指してきた教員の仕事から民間企業へ、転職を考え始めたきっかけはありましたか。
妊娠・出産を機に育児に専念しようと2年間仕事を離れることを決めたのですが、子どもを持ちたいと思ったときには、すでに転職を考えていました。でも、転職後にすぐ産休に入るのは転職先の企業に迷惑がかかるし、学校で産休を取った直後に辞めるのも迷惑がかかるな、と思って…。そこで一旦、産休・育休をとって復職し、1年間限定で教員として働いてから転職するスケジュールで動くことにしました。
転職を考えたのは、年功序列で、成果が正当に評価されないと感じていたからです。成長を続けたいと思っているのに、現実は現状維持で留まっている。それが心苦しくて、まったく新しい環境に飛び込んでみようと思いました。
――転職先の業界や企業はどう絞っていきましたか。
成果がわかりやすい仕事として、営業職を希望していました。大学時代のアルバイトでコールセンターの営業経験があり、またやりたいな、と考えました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
知人から紹介してもらいました。
サムライソウルに出会う前はほかのエージェントに相談していたのですが、「教員から営業職へのキャリアチェンジは難しい」「事務職ではどうか」と提案されていました。未経験からは難しいだろうと覚悟していたものの、やりたいのは事務ではありませんでした。妥協するくらいなら教職を続けたほうがいいのではないか…。そう迷っていたときに、サムライソウルと一緒に転職活動を経験した知人が、話をしてみたらどうか、と紹介してくれたんです。
――実際に話して、どんな印象を受けましたか。サムライソウルを選んだ理由を教えてください。
「営業職は、Tさんに合っていると思います」と言い切ってくれたことが一番の決め手でした。
面談では、子どもの頃や学生時代の経験まで含めて、私がやってきたことや好きなことを深掘りしてもらい、ぽろっと話した言葉やエピソードを丁寧に拾っていってくれました。その上で、営業職に適性があるのではないかと言ってもらえたことが心強く、サムライソウルの担当コンサルタントと一緒に挑戦していこうと思いました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。
未経験から営業職にチャレンジする上で、これまでの成果を“定量的に”伝えられるかどうかがポイントだと指摘されました。そこで、小学校の教員時代の実績を、「保護者からのクレームゼロ、不登校児ゼロを達成した」「90%の児童の自己肯定感を向上させた」「漢字のテストの平均点を15点アップさせた」といった形で、数字で示せるように振り返っていきました。
面接準備を始めた当初は、取り組んだ内容をとりとめなく話していて、論点が定まっていませんでした。担当コンサルタントから、結論から話すよう指摘をもらい、何度もやりとりを重ねるうちに、話し方もかなり改善されたと思っています。
――最終的にリクルートの美容領域に決めた理由は何でしたか。
やりたかった営業職に就けることと、リモートワークが選択できる働き方で、子育てと仕事を両立させやすいと思ったからです。
最初に選考を受けていたのは出社が必須な部署だったのですが、担当コンサルタントが、リモートワークが可能な別部署を紹介してもらえないか企業の人事に掛け合ってくれたんです。柔軟に対応してくれた企業の姿勢がありがたく、入社を決めました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
リクルートから営業職の内定をもらったとき、「諦めなくてよかった!」と心から思いました。
教員から民間企業への転職は難しいと言われることが多く、私自身も“20代後半・未経験”という自分の属性に対して、「私を採用したい企業は、どこにもないんじゃないか」と自信を失っていた時期もありました。サムライソウルの担当コンサルタントと話をする中で、教員としてやってきたことがきちんと評価されること、強みとしてアピールできることに気づかされ、面接でも胸を張って話せるようになりました。
皆さんも、やりたいと思う仕事、行きたい企業があるのなら、挑戦する前に妥協せず、チャンスを追いかけていってほしいなと思います。