【IT・SaaS業界への転職vol.11】人材企業からマネーフォワードに転職
IT・SaaS業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、人材企業からマネーフォワードに転職したNさんの転職体験談をお届けします。
人材企業からマネーフォワードに転職したNさんの体験記
■転職者Nさん(30代男性)のプロフィール
大学を卒業後、ブライダル企業でウェディングプランナー職を約3年勤める。その後、大手人材企業で求人広告やHR領域サービスのソリューション営業を約6年経験。2025年1月より株式会社マネーフォワードに入社し、会計ソフトの導入営業を担当。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後のファーストキャリアは、ブライダル企業でのウェディングプランナー職でした。お客様(新郎新婦)との打ち合わせ、プランの提案、当日までのサポートを一気通貫で担当する会社で、プランナー職からメンバーマネジメント職まで含め約3年経験しました。
その後、人材企業に転職し、求人広告やダイレクトリクルーティングサービスの営業をはじめ、採用ブランディングの構築などHR全般の課題解決を提案するソリューション営業を担当しました。
――1社目のブライダル企業から人材領域へ、転職を考え始めたきっかけは何でしたか。
そもそもブライダル領域を選んだのは、結婚式という「感謝の気持ちを伝える場所」に魅力を感じたからでした。大学時代にダンスサークルに入っていて、同期の仲間や後輩に感謝の言葉を伝える機会が多かったんです。手紙を書いて、お互いを鼓舞し合うこともあって、そうした“感謝”の気持ちが広がる空間の一つが結婚式だな、と。そこに携わる仕事に興味を持ちました。
仕事自体にやりがいはありましたが、年次を重ねるうちに、自分自身の市場価値の低さを感じ始めました。具体的には、部長クラスになっても年収700万円前後で、「このままだと家庭を持つのも難しいのでは」と思うようになったんです。そこで、人生の節目にかかわる仕事である、という共通点から、人材領域への転職を決めました。
――前職の人材企業から今回の転職を考えた理由は何でしたか。
採用成功に向けて伴走する仕事を経験したことで、「いい人材を採用できても、定着しなければ意味がない」という、本質的な課題を感じるようになりました。企業側にいい人材がきちんと活躍できるような制度や仕組みがなければ、採用できても結局すぐに離職していってしまう。企業の中身をより支援できるようなSaaSサービスを展開する会社に行こうと考えました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
登録した転職サイト経由で、スカウトメールをもらったことです。
「なぜあなたをスカウトしたのか」という理由がきちんと書かれていたことや、紹介可能な企業群が私の興味のあるところと重なっていたことから、一度話を聞いてみたいと思いました。
――数あるエージェントの中から、サムライソウルを選んだ理由は何でしたか。
エージェント選びは、自己分析に丁寧に付き合ってくれる人かどうか、自分に合う求人を探してくれる人かどうか、という2点で見ていました。もともと人材企業にいたこともあり、人材紹介のビジネスモデルをよく知っていたので、コンサルタントは「(入社を)決めやすい企業を紹介しよう」「効率的に紹介して成功報酬につなげよう」と考えるはずだと思っていました。サムライソウルの担当コンサルタントは、私の転職意向を聞いた上で採用難易度が高いと言われる企業を多く紹介してくれ、「この人は自分の成果や数字ではなく、求職者の意向を第一に考えてくれる人なんだな」と信頼感を抱きました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。
私が希望していた通りに、自己分析には時間をかけてくれました。人生を一緒に振り返りながら強みや弱みを洗い出していき、ぽろっと言った言葉も丁寧に拾いながら「Nさんの強みは、こんな風に書いたらいいのではないでしょうか」と応募書類の文章案も作ってくれました。その内容が自分の言葉や思いにとても近いもので、違和感がまったくなかったのには驚きました。
面接対策は、仕事終わりの平日の夜や、昼の休憩時間などに合わせて設定してくれ、時間が足りないときには「また明日時間を作りましょう」と柔軟に動いてくれました。どう伝えれば企業が理解しやすいか、企業側に立った指摘も多くしてもらい、「その強みを伝えるときには、こういう事例を話すといいのでは?」と具体的に提案をしてくれたのも心強かったです。
――最終的にマネーフォワードに決めた理由は何でしたか。
やりたかったSaaS領域であることと、条件面も大きな理由になりました。結婚して子どもが生まれたことにより、現実的な生活でキレイごとばかり言えなくなったんです。担当コンサルタントは、内定をもらったあとに年収交渉もしてくれて、結果として希望していた年収で入社することができました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
当たり前な視点かもしれませんが、自己分析と企業研究にはしっかり時間を使うことをおすすめします。私が企業研究に使ったのはYouTube動画です。業界や企業の特徴、採用観点や今後の事業動向などがわかりやすくまとまった動画が多く、現職と転職活動との両立で時間を作ることが難しい人も、業務のスキマ時間を活用できます。
自己分析は、エージェントという第三者と一緒に深めることで、一人では気づけなかった視点をもらえたり、自分では強みだと思っていなかったところがアピールポイントになると知れたり、発見が多いと思います。求職者一人ひとりに向き合って、一緒に悩んでくれるようなコンサルタントと出会えるまで、複数の人と話して比較検討していくといいのではないでしょうか。