9月入社を目指すなら転職はいつから始めるべき？時期や流れを解説

2023/04/06

9月入社を目指して転職することを考えているという人もいますよね。しかし、9月入社を目指して転職活動をする場合は、どのようなスケジュールで進めていけば良いのか、どのような流れで行えば良いのか分からないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、9月入社を目標にしたときの転職活動時期、9月入社を目指して転職するメリットなどを解説していきます。

面接時の注意点なども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

1 9月入社を目標にしたときの転職活動時期は？
- 1.1 9月入社をする場合の転職の流れ
2 9月入社を目指して転職をするメリット
3 企業が9月入社の採用を実施する理由
4 夏の暑い時期に面接を受ける場合の注意点は？
5 9月入社を成功させるためのポイント
6 9月入社を目指した転職ならサムライソウル
7 まとめ

9月入社を目標にしたときの転職活動時期は？

転職を考える際に、入社時期は大きなポイントの1つです。9月入社を目指すのであれば、いつから転職活動を始めるのが適切なのでしょうか。

一般的に、転職活動には約3ヶ月ほどの期間が必要とされています。そのため、9月入社を目指す場合は、6月から転職活動を開始するのが一般的です。6月から転職活動を始めると、どのような流れで転職活動が進むのか、具体的なスケジュールを解説します。

9月入社をする場合の転職の流れ

前述の通り、9月入社を目指す場合は6月あたりから転職活動を始めるのが一般的です。この時期は、企業で新卒採用が終了して中途採用に切り替えていく時期なので、9月入社を希望する中途採用の求人が多くなります。

9月入社をする場合の転職の流れは下記の通りです。

6月	求人検索自己分析情報収集応募書類作成応募先企業の選定・応募
7月上旬	面接新たな求人の検索応募先企業の選定・応募
7月中旬～下旬	内定獲得退職の意思表示
8月	後任への引き継ぎ退職手続き
9月	転職先企業に入社

基本的なスケジュールはこのようになりますが、さらに有利に転職活動を進めたい場合は、余裕を持って5月から転職活動を始めるのがおすすめです。情報収集や自己分析に丁寧に時間をかければ、転職で後悔をすることも少ないでしょう。

9月入社を目指して転職をするメリット

9月は日本のビジネスシーンにおいて、重要な節目です。多くの企業が4月と10月に上半期と下半期が始まるため、9月は上半期の終盤に当たり、新しい期に向けた準備期間として位置付けられています。

そんな9月に入社する場合は、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、9月入社を目指して転職をするメリットについて詳しく紹介します。

6月のボーナスを受け取ってから転職できる
選考時のライバルが少ない
夏季休暇の前に選考を進められる
知識を身につけてから新しい期を迎えられる

順番に見ていきましょう。

6月のボーナスを受け取ってから転職できる

9月入社のメリットの1つとして、6月のボーナスを受け取ってから転職できるという点が挙げられます。

9月入社の場合、7月の中旬以降に退職の意思表示を行い、8月に退職手続きや引き継ぎを行うのがスムーズな流れです。そのため、9月入社に向けて転職をする場合、6月のボーナスを受け取ってから退職の手続きを進めても間に合います。

ボーナスを受け取ってから転職する際の注意点は、ボーナスが支給される前に退職の意思表示を行うと、ボーナスが減額されてしまう可能性があることです。9月入社の場合にはその心配がないので、ボーナスは満額もらえるでしょう。

しかし、ボーナスは在職6ヶ月以上から支給されるため、9月入社だと12月のボーナスはもらえないという点には注意が必要です。

選考時のライバルが少ない

秋に転職を目指す人のほとんどが、下半期が始まる10月の入社を目指して転職活動を行うため、9月入社であれば一足先に転職活動を始められます。したがって、9月入社の転職活動はライバルが少なく、有利に転職活動を進められるでしょう。

選考の競争率が下がれば、自分の希望する企業に就職できる可能性も高まります。自分に合った会社に転職したいという方は、9月入社を目指した転職活動を検討してみてください。

夏季休暇の前に選考を進められる

10月入社を目指して転職活動を始めると、8月の夏季休暇期間中も転職活動を進める必要があるため、休暇を楽しむ余裕がなくなってしまう人も少なくありません。また、応募先企業の夏季休暇期間と重なって、選考が思うように進められないというケースもあります。

一方、9月入社を目指して5〜6月に転職活動を始めておけば、夏季休暇の前に選考を進めておくことが可能です。夏季休暇の時期にはすでに内定が決まっている状態なので、夏季休暇を楽しむ余裕ができるでしょう。

また、9月入社の場合、7月の中旬以降に退職の意思表示を行えば、8月には余裕を持って退職手続きや引き継ぎを行うことができます。

知識を身につけてから新しい期を迎えられる

一般的に、9月は半期の終盤に当たり、企業によっては、この時期をスキルアップの準備期間として位置付けているところもあります。転職先の企業がこのような方針を持っている場合、9月入社によって転職先でのスキルアップを図ることが可能です。

また、9月に入社してからの期間に、転職先の企業の業務知識を身につけておくことで、10月からの業務に備えられます。下半期の最初からスムーズに業務を開始できれば、転職先企業に大きく貢献できるでしょう。

しかし中には、9月は企業が上半期の終わりで忙しくて放置されてしまうというケースもあるので、研修などをしっかりと行ってくれる体制があるかを面接などで事前に確認しておくと良いです。

企業が9月入社の採用を実施する理由

企業が9月入社の採用を実施する理由には、10月の期初に向けた人材確保が挙げられます。多くの企業は4月と10月を新しいビジネス年度の始まりと位置付けており、新卒採用や中途採用を行っている傾向です。期初を迎える時期に、事業戦略の変更や事業拡大などを見据えて、優秀な人材を獲得することを目的としています。

しかし、10月入社に向けた採用となると、同じ考えを持つ企業と優秀な人材を奪い合うことになりますし、期初に研修などを行わなければいけないため、即戦力とはいえません。そこで企業側も、優秀な人材を集めやすく、早めに研修を開始して期初から即戦力となって働いてもらいやすい9月入社での採用活動に注目し、積極的な採用活動を展開しているのです。

夏の暑い時期に面接を受ける場合の注意点は？

夏の暑い時期は多くの人にとって過ごしにくい季節なので、この時期に面接を受ける際はしっかりと対策を考えておくのがおすすめです。夏に面接を受ける場合、暑さや緊張による汗ばみや、熱中症の危険性など、さまざまな問題が考えられます。

しかし、面接には一度しかチャンスがなく、その一度のチャンスを逃すわけにはいきません。夏の面接で気をつけるべきポイントをまとめたので、チャンスを逃さないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

服装のマナーに気をつける

面接では第一印象が非常に重要なので、服装にも気をつけなければいけません。特に、夏の暑い時期に面接を受ける場合は、最低限の服装のマナーを踏まえつつ、過ごしやすい格好で面接に臨む必要があります。

ここでは、夏の暑い時期に面接を受ける場合の服装のマナーについて解説いたします。

スーツの場合

会社から私服可の指定がない場合は、男性ならスーツにネクタイ、女性ならスーツまたはジャケット着用が基本となります。ただし、スーツの上着を着ていれば、ワイシャツは半袖でも問題ないでしょう。

汗をかきやすくて心配な場合は、時間に余裕を持って会社の近くに到着し、カフェなどで涼んで汗を拭いてから訪問するのがおすすめです。また、面接前にトイレで手や顔を清潔な状態かを確認し、体臭や口臭にも注意しましょう。

これらの対策を講じれば、汗や匂いによってマイナスな印象を与えることを避け、清潔感を保ったまま好印象を与えられます。

私服の場合

私服での面接の場合、カジュアルすぎる服装は避けましょう。特に、面接時の服装として私服を指定されている場合は、TPOをわきまえることができているかを判断されているため、スーツ以上に服装に気を配る必要があります。

シャツやテーラードジャケットにスラックスといった、オフィスカジュアルなファッションがおすすめです。女性はワンピースやタイトスカートを選ぶのも良いでしょう。私服の場合は、カジュアルなシャツを着用する場合でもネクタイを締める必要はありません。

汗対策を万全にしておく

夏の暑い時期に面接を受ける場合、汗対策も重要です。夏の面接は、暑さに加えて緊張もあるため、多くの人が汗をかきやすい状況となります。

汗をかいていること自体が面接のマイナスポイントになるとは考えにくいですが、清潔感がないと思われる可能性があります。また、汗が気になって面接の受け答えに集中できなくなってしまうこともあるでしょう。面接に万全な状態で臨むためにも、汗対策は万全にしておくべきです。

夏用のスーツを着用する、制汗剤を用意する、ドラッグストアなどで売っている瞬間冷却材を利用するなどの対策がおすすめです。脇汗が気になる人は、脇汗パッドなども使用すると良いでしょう。

おでこなどに汗をかくことが多い、汗でメイクが崩れてしまうといった方は、先ほども解説したように、面接会場の近くに早めに行って近くのカフェで涼んでから向かう、トイレで確認するなどの対策を取るようにしてください。

熱中症対策を欠かさない

夏の面接では、熱中症に十分気をつけましょう。特に面接では、夏場であってもスーツを指定する企業がまだまだ多いため、熱中症になる可能性が高くなります。スポーツドリンクや経口補水液などを定期的に摂取する、汗をこまめに拭き取るなどの対策を取ってください。

熱中症の症状として、めまいや筋肉痛、こむらがえりなどがあります。少しでも異常を感じた場合は、会社に連絡して面接日程の再調整をしてもらうべきです。面接当日には、必ず水分補給を心がけましょう。

9月入社を成功させるためのポイント

9月入社は、転職時期としておすすめのタイミングです。しかし、9月入社をするために焦って入社を決めたり、あまり調べずに会社選びをしたりするのは良くありません。入社してから職場に不満を抱えてしまう、入社後にもっと良い条件の求人を見つけてしまうなど、さまざまな点で後悔する可能性があります。

そこで今回は、9月入社を成功させるためのポイントを紹介します。しっかりと準備をして、理想の職場で充実したキャリアを築いていきましょう。

求人をしっかりと比較検討する

9月入社を目指した転職は、新卒採用のシーズンが終了しているので、競争が少なく比較検討しやすいというメリットがあります。そのため、求人情報をしっかりと比較検討し、自分の希望やスキルにマッチした求人を探すことが大切です。

自分が将来どうなりたいのか、どのようにキャリアアップしていきたいのかなども検討した上で、どのような会社で働きたいのかを明確にして、理想の求人を見つけましょう。

企業の企業の受け入れ体制を確認する

9月入社を成功させるためには、企業の受け入れ体制を事前に確認することが大切です。

先ほども少し解説したように、企業によっては決算で忙しく、指導にかける時間が限られるため、新人の細かいレクチャーができない場合があります。面接時などに、人事担当者や先輩社員に入社後のサポート体制について確認しておくようにしましょう。

企業のウェブサイトや説明会などで、仕事や業務に関する情報を調べておくことも大切です。

転職エージェントを利用する

6〜7月は新卒採用が終わり、転職市場が盛り上がってくる時期です。そのため、この時期に転職エージェントを利用すると、非公開求人や条件の良い求人を見つけやすくなるでしょう。

また、転職エージェントに登録しておくと、自己分析、書類選考・面接選考対策、企業との交渉代行など、さまざまな面から転職をサポートしてもらえます。初めて転職をする、9月入社を目指しているけどスムーズに転職活動を進められるか不安という方も、不安や悩みをプロに相談できて安心です。

より有利に転職活動を進めたい場合は、5月のうちに転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。

9月入社を目指した転職ならサムライソウル

サムライソウルにはプロのコンサルタントが多数在籍しており、求職者の転職を成功に導くためのサポートや希望に添った転職活動の進め方の提案などを行っています。書類選考率の高いエントリーシートの書き方や面接のアドバイスなど、求職者が自信を持って転職活動を進められるように、転職活動のお手伝いも充実しています。

9月入社を目指している方は、5〜6月のなるべく早い段階でサムライソウルにご相談ください。自己分析から丁寧に行うので、「まだ転職をするかどうか悩んでいる」という方もお気軽にご相談いただけます。ぜひ「相談フォーム」からお問い合わせください。