【リクルートグループへの転職vol.56】ベンチャー企業、個人事業主を経てリクルートHR営業に転職
リクルートへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回はベンチャー企業から、個人事業主を経てリクルートのHR営業に転職したKさんの転職体験談をお届けします。
目次
ベンチャー企業から個人事業主を経てリクルートHR営業に転職したKさんの体験記
■転職者Kさん(20代男性)のプロフィール
エネルギー系ベンチャー企業で提案営業を1年経験後、同業で独立。個人事業主として1年弱経験したのち、2022年1月よりリクルートに入社。HRの中途領域の営業と担当している。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
小学生から野球漬けの人生を送り、大学にもスポーツ推薦で進学しました。
しかし、怪我で選手生命が途切れてしまったことから、大学に行く意味を見出せなくなってしまいました。漫然と大学生活を続けるくらいなら、やりたいことにチャレンジして自分の時間を過ごそうと、大学2年で中退を決意。地元の関西を出て東京に行き、そこで出会った方と石垣島で飲食店経営も経験しました。
その後、同学年の友人と同じタイミングで就職しようと活動をスタート。社会人のファーストキャリアは関西拠点を持つベンチャー企業で、電力やガスなどライフラインサービスの提案営業を約1年担当しました。早い段階で起業したいという思いがあり、経営者と近い距離感で働けるベンチャー企業を選びました。1年目で営業成績もしっかり出せたこともあり、自分の実力を試そうと、同業で独立。その後1年弱、個人事業主として営業を続けました。
――そこから、再び企業への就職を考えた理由は何でしたか。
ビジネスパーソンとして、経験できることの幅を広げたい、もっと成長実感を得たいという思いが強くなったからです。
個人事業主は、やった分だけ自分に返ってくる面白さがありました。ただ、ライフライン事業自体が代理店営業の形態だったため、代理店との関係の中でさまざまなしがらみがあるなど、自分だけでは解決できない課題にも多くぶつかりました。「自分で事業をやりたい」という思いで独立したものの、まだまだ、事業をゼロから作っていく実力と経験、知見が足りていないと痛感。もう一度就職して、学び直そうと考えました。
――業界や企業はどのように絞っていきましたか。
リクルートにはもともと興味があり、行きたいと思っていた会社の一つでした。
「大学中退」という学歴では難しいだろうと諦めていたのですが、個人事業主のときに出会った元リクルートの方からすすめられ、挑戦してみようと思うようになりました。
リクルートは誰もが知る大手企業でありながら、ベンチャーとしてのカルチャーが残っていて、たくさんの起業家を輩出しています。元リクルートの方も起業をしていて、尊敬すべきところが多く、「その方がいた同じ環境で働きたい」と考え始めました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
インターネットで “リクルートへの転職に強いエージェント”としてサムライソウルを見つけ、問い合わせたのがきっかけです。
リクルートに挑戦しようと決めた以上は、もっとも可能性の高い道を探りたかった。サムライソウルは、これまでの紹介実績も豊富にあり、ここならリクルートに特化したサポートを期待できるかもしれないと思いました。
――サムライソウルを選んだ決め手は何でしたか。
担当コンサルタントとの初回面談で、「寄り添ってくれる」と感じたからです。
ほかのエージェントでは、「リクルートに行きたい」と伝えていても、まったく違う企業の紹介を送ってくるところが多く、自分の思いは尊重されないのかな…と思うことがありました。サムライソウルは、私の話をまずはじっくりと聞いてくれて「リクルートに行くためにはどう準備をすればいいのか」という視点で話を進めてくれました。
私の一番の懸念は、「大学中退という学歴でも大丈夫か」という点でした。でも、似た経歴で入社に至った転職事例も教えてくれて、「経験をきちんと語ることができれば、可能性は十分ある」と言ってくれた。具体的な事例で話してくれたのがとても心強かったです。サムライソウルは代表の方が元リクルートということもあり、リクルートのパイプが強い点も、選ぶ決め手になりました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――選考に向けて、どのようなサポートがありましたか。
5~6回のオンライン面談を通じて、前職での実績や個人事業主で得られた経験を一緒に言語化していきました。
自己PRの軸は「行動力」と「論理的思考能力」でした。行動力には自信があり、強みとして経験を具体的に語ることはできていたのですが、その行動を支える考え方、思考の組み立て方まで整理ができていませんでした。リクルートでは、両方が大事になるとアドバイスを受け、これまで取ってきた一つひとつの行動をどんな思いでどんなプロセスを経てやり遂げてきたのかを言葉にしていきました。
面接の準備にどれくらい時間をかけるべきか、まったく分からずにいたのですが、担当コンサルタントは都度やるべきことを明確にしてくれました。
リクルートからの質問項目を想定した“面接対策シート”をもとに、「この質問に対する回答が曖昧で、これでは伝わりませんよ」などと指摘もしっかりしてくれた。何が足りていないかの指針を示してくれたので、最後までいい緊張感をもって準備を進めることができました
実際の面接では、伝えたいポイントだけを忘れずに臨みました。
担当コンサルタントと、何度もやりとりを重ねていたので、「一緒に考えてきたことを、いつも通り伝えれば大丈夫」と動じることなく、面接を楽しむことができましたね。
――リクルートは複数の事業部を受けましたか。リクルートの中でもHRの中途領域に決めた理由とは?
旅行領域、人材紹介領域、中途採用領域の3つで面接まで進み、中途採用領域にて2つのポジション(アルバイト領域/中途領域)で内定をいただきました。
中途領域に決めたのは、リクルートを受けようというきっかけをくれた方が、中途領域出身だったことが大きいです。また、中途領域では東京本社での内定だったので、生活拠点を東京に移すという新たなチャレンジにもなります。経験や人脈の幅も広がりそうだなと思ったのも大きな理由でした。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、メッセージはありますか。
転職活動は、これまでの自分の人生を振り返る、とてもいい機会になると思います。
自分の強みや弱みを、仕事の経験や実績、行動特性と結びつけて整理していくことは、その後転職をしても、違う選択をしたとしても、自身をよく知る大切なプロセスになるのでは。
そして、その転職活動をより学びあるものにするために、エージェントの存在は大きいです。担当コンサルタントを決める際、私にとっては、自分がやりたいことを理解してくれるか、思いを汲んで「一緒にやっていきましょう」と言ってくれるかどうかが重要でした。話していてストレスがなく、こまめに連絡を取りやすい“相性の良さ”もポイントです。ぜひ、実際に会って話をしたときの感覚を大切にして、決めていってほしいです。