【vol.37】リクルートグループへの転職~大手ITベンダーからリクルート住まいカンパニーに転職
リクルートへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は大手ITベンダーから、リクルート住まいカンパニーの法人営業職に転職したKさんの転職体験談をお届けします。
目次
大手ITベンダーからリクルート住まいカンパニーの営業職に転職したKさんの体験記
■転職者Kさん(20代男性)のプロフィール
青山学院大学を卒業後、新卒で大手ITベンダーに入社。法人営業として大手金融会社の基盤システムプロジェクトに参画。2年半経験したのち、2021年10月よりリクルート住まいカンパニーに入社。法人営業を担当している。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後、大手ITベンダーに入社しました。法人営業の金融業界担当として、大手金融機関の基幹システム保守運用プロジェクトに参画し、2年半、お客様と社内のSEなど技術系メンバー間の調整業務を担当しました。
5年単位で動くような大型プロジェクトだったので、関わる社内メンバーも多く、進捗管理が重要になります。情報共有ミスや漏れがなくシステム運用が進むように、それぞれの立場を考えて動く力を鍛えられました。
――転職を考えた理由は何でしたか。
営業として、お客様と直接コミュニケーションを取りながら、課題を探り、提案につなげていく―。前職では、そんなソリューション営業を経験したいと思っていたのですが、アサインされたのが大型プロジェクトだったこともあり、担当窓口としての事務業務に追われていました。
お客様の悩みや相談を直接お伺いする機会がなかなかなく、営業として提案の場数を踏めないことにもどかしさを感じるようになりました。
より多くのお客様を担当し、ハイスピードに提案を重ねていくような環境を求めて、転職を考え始めるようになりました。
――転職活動で、転職先企業を絞る際の軸は何でしたか。
営業として、スキルも経験も積めていない…という実感があったので、「社内に営業ナレッジが蓄積されている環境」「裁量権が大きい環境」を重視しました。社内に営業として優秀な社員が多く、周りからナレッジを学べるところに行きたいと考えました。
また、IT領域で2年経験があるのは強みの一つかなと思ったので、ITスキルや知識を生かせる環境、という観点も考えていました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
ビズリーチに登録していたところ、担当コンサルタントから「一度お会いしませんか」とオファーメールをもらいました。転職エージェントとはほかに2~3社やりとりをしていたのですが、幅広く情報を得たいと思い、会うことにしました。
――サムライソウルはリクルートへの転職支援実績が豊富です。リクルートに絞って話を聞いたのでしょうか。
リクルートに強い、というのは事前に調べて知っていました。ただ、担当コンサルタントの方は紹介したい企業ありきというより、僕の意向をフラットに聞くことをまず優先してくれました。
営業としての場数をたくさん踏みたい、成長スピードを上げたい、という思いや、利益率の高さなど経営面での安心感など総合的な要望を踏まえて、住まいカンパニーを提案してくれた。納得感がありました。
――サムライソウルのどんな点に魅力を感じましたか。
ほかの転職エージェントと比べてリクルートグループへのサポート実績が非常に多く、先方の人事の方とのネットワークが強いなと感じました。また、代表の粕谷さん自身がリクルートの営業出身ということもあり、各コンサルタントが持つ企業情報がリアルで具体的だと思いましたね。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――転職先を絞っていく過程で、どんなやりとりがありましたか。
リクルートグループの営業活動がどういうものか分からなかったので、最初はレクチャーしてもらいました。
一人の営業担当が持つ平均社数や目標売上規模、プロジェクト規模や関わる人数、短期スパンで動くのか、長期のものが多いのかなどを詳しく聞かせてもらい、営業としてどんな働き方ができそうかイメージすることができました。「ここなら、提案営業を通して人を動かす経験ができるだろう」と、志望度が高まっていきました。
――書類選考対策、面接対策ではどのようなサポートがありましたか。
これまでの仕事でやってきたことをどう言語化すべきか、イチから教えていただきました。
そもそも社会人経験が短く、営業として何ら実績もなかったので、面接でアピールできることがとくにない…と思っていたんです。
担当コンサルタントから、キャリアを振り返るためのエクセルのシートを「回答を記入してきてください」と言われたのですが、最初は書けることがなかった。何とか項目を埋めてお戻ししたら、「これでは抽象的なので、Kさん自身が見えてきません」と、見本例を出してくれました。参考にして書いて、指摘を受けてまた書いて…と5回のやりとりを繰り返し、少しずつ自分なりのエピソードを整理できるようになりました。
――そのやりとりを通じて、見えてきたご自身の強みは何でしたか。
担当コンサルタントは、「もっとこう伝えたらいいのでは」と様々なヒントをくださり、会話の中でも引き出してくれました。
そこで出てきたエピソードの一つが、前職の金融機関のプロジェクトで大きなトラブルが起きたときの行動でした。
基幹システムにトラブルが起こるという大変な事態に陥ったことがあったのですが、技術面で出来ることがなく、営業担当として無力感を抱えていました。そこで、何かできることはないかと考え、周りに話を聞きながら作ったのが「障害対策マニュアル」でした。
マニュアルでは、トラブルが生じた当日の動きを詳細に記録し、各専門職の方々がどんな行動をとり、営業担当としてどう動くと彼らのサポートになるのかをまとめていきました。今後同じようなトラブルが生じた際、営業にとって少しでも役に立てたら…と考えたのです。
僕にとっては、何もできずに立ち尽くしているだけではいけない…と動いた、ほんの小さな取り組みでした。
でも、担当コンサルタントの方は「周りを見て動く力がある」と、僕の強みとして引き出してくれた。それを面接でも話すことができ、評価の一つにつながったのかなと思っています。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、メッセージはありますか。
転職を経験して思うのは、「転職活動にはリスクは一つもない」ということです。
転職を決める際には、様々な条件面などリスクをとる決断も必要かもしれませんが、転職活動自体には、いい面しかないと思います。自分の市場価値を知り、普段の仕事やこれからのキャリアを考え直す、人生にとって大事な契機になるかもしれません。
転職をするかしないかを決めていなくても、まずはスモールスタートとして、自分がどんな評価をされているのかを見てみるだけでもいいのでは。転職エージェントとのコミュニケーションの中で、自分だけでは気づけなかった弱みや強みを知れることもあります。
僕は結果として転職しましたが、活動を通じて担当コンサルタントからいただいた指摘に学びも多く、プロセス自体が貴重だったなと感じています。