SMSへの転職はしやすい?年収や評判・転職難易度をまとめて解説

高齢化社会の課題解決を目的として、複数の事業を国内外で展開する株式会社SMS。この記事ではSMSへの転職を希望する方に向けて、SMSの会社概要や社風、転職するポイントなどを解説していきます。口コミや評判、年収、将来性などの詳しい情報もお届けしていくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

SMSに転職するポイント

高齢社会が直面する「質の高い医療・介護サービスの提供が困難になる」、「現役世代の負担がより深刻になる」、「高齢社会の生活にまつわる困りごとの解決が困難になる」という3つの社会課題に対して、戦略的事業領域における解決を目指す、株式会社SMS。

 

そんなSMSでは、「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」を企業ミッションに掲げ、この考えに共感する人材を求めています。

 

SMSでは、国内だけでなくアジア圏を中心にサービスを展開しているため、転職希望ポジションによっては国外での業務が発生する可能性もあるでしょう。そのため、ビジネスレベル以上の英語力が求められることが想定されます。

 

また、企業側が自分に合ったポジションを提案してくれる「キャリア登録」制度などもあるので、会社が認めた自身のスキルを活かしながらキャリアを積むことができるでしょう。

 

SMSの会社概要

会社名 株式会社エス・エム・エス
本社所在地 東京都港区芝公園2-11-1

住友不動産芝公園タワー

代表取締役社長 後藤夏樹
設立年 2003年4月4日
資本金 22億8,100万円
株式 東証一部
売上 359億6,000万円(2021年3月期)

特徴

高齢社会と情報を切り口として、「介護」、「医療」、「ヘルスケア」、「シニアライフ」の4つの領域で40以上のサービスを展開するSMSでは、社会課題を解消し、高齢社会で働く事業者や、高齢者自身と共に暮らす家族が充実した社会生活を送るためのサポートを提供しています。

 

SMSはビジネスを創造し続け、今後も既存の事業拡大・成長、新規事業の開発を目指していくことを目指しているので、今後の成長が期待できるでしょう。

 

SMSでは現役世代が抱える問題にも着眼しているため、自社の福利厚生を改善するなどして、身近なことから変革しようとしています。その一環として、妊婦特別休暇や育児時短勤務などを設けていることなどから、女性にとって働きやすい会社といえるでしょう。

 

また、中途採用者の年収が500万円以上からスタートするように設定されており、一般的な会社員より高い年収を望めます。

事業内容

SMSでは、経営を支援するサービスと介護事業者をつなぐ特価型SaaS「カイポケ」を提供するなど、介護に関するさまざまな事業を展開しています。ここでは、それぞれの事業内容を詳しく見ていきましょう。

①ヘルスケア事業

医療・介護分野における専門家とのネットワークを活用し、従業員の健康増進を支援する「健康経営支援プラットフォーム」を企業に提供するなどの取り組みを行っています。また、社会課題として大きな問題になっている認知症などの予防ソリューションも、ICTを活用して提供しているなど、事業の幅が広いです。

②介護事業者事業

介護事業者の経営や働き方改革をサポートする、業界特価型SaaS「カイポケ」の開発・運用を行っています。カイポケは、業務が非効率的であることによって負担が重くなってしまっているスタッフをサポートするサービスです。40以上のサービス・機能を搭載しており、業務の効率化を図れます。介護事業者が安定的に質の高いサービスを提供するために役立つ事業です。

③介護キャリア事業

医療・介護領域における人材不足解消に向けて、業界流入や定着支援、従業者の教育や就業支援に取り組んでいます。具体的な事業内容としては、人材紹介地域業、求人広告事業、資格取得支援におけるスクール運営、人材派遣事業などです。

④医療事業

今後の医療現場を支える医療従事者に向けた、情報サービスの展開を進めている事業です。具体的には、看護師や看護学生が情報交換を行う専門情報コミュニティサイト「ナース専科」の運営を行っています。

⑤シニアライフ事業

高齢者が必要としている情報インフラを提供することで、高齢者の情報ギャップをなくして豊かな生活につなげるための支援を行っています。食事宅配情報検索サービス、高齢者の住まいに関する情報サービス、ライフエンディング情報サービスなどを提供している事業です。

 

⑥海外事業

2015年にアジア最大級の医療情報サービスを手掛けるMIMSグループを買収、グループ内のヘルスケア関連企業の情報をコアにした事業をアジア各国で提供しています。事業を通じて集積した医薬・医療従事者などに紐づく情報を今後の事業展開に活用し、事業創造を加速させることを目指しているようです。

業績

SMSが開示しているIR情報によると、前年度と比較して売上高は40.8億円の増収、営業利益は7.3億円の増益、経営利益は6.9億円の増益、純利益は4.8億円の増益が見込まれているとされています。

 

すべての決算数値が右肩上がりであり、ここ数年のIR情報を見ても、各利益が下がったことはないようです。また、アジア圏を中心に事業を展開していて、今後の新規事業の計画がある点などを踏まえると、今後も高い業績が見込めるでしょう。

将来性

前述したように、SMSはここ数年にわたって好業績を残しています。医療情報サービスを提供するMIMSグループを買収してから今年で6年になりますが、グループ企業の蓄積された情報の分析を繰り返した結果、海外事業は今に至るまでずっと軌道に乗っているようです。

 

今後もアジア圏を中心に事業拡大を続けることが予想できるでしょう。また、日本国内においても、介護・医療における問題が社会問題化しているため、今後の活動にも期待が持てます。

SMSの働きやすさ

SMSでは、企業ミッションに共感する即戦力になる人材を求めています。中途採用求人掲載には、事業開発や営業といったビジネス部門、経営企画や社内システムなどのコーポレート部門、エンジニアやデータサイエンティストなどのテクノロジー部門において、幅広く募集を行っています。

 

フレックス制度や育児期間時短勤務の導入など、ライフワークバランスを保ちやすい環境が整っているようです。ここでは、具体的な年収や福利厚生、ライフワークバランスについて詳しく解説していきます。

 

年収

SMSの平均年収は、648万円とされています。現在掲載されている求人の中には、推定年収500万円~1000万円と記載されている職種もあるので、会社全体を通して一般的な会社員より年収が高いといえるでしょう。

 

特に、グループを支えるコーポレートメンバーやリーダーポジションは年収が高く、固定残業代も設定されているため、高収入が見込めます。しかし、収入が高いということはそれだけ高いスキルと経験を求められるということなので、注意しましょう。

 

福利厚生

SMSでは、ライフワークバランスを保ちやすい福利厚生を各種提示しており、具体的には下記のような制度があります。

 

  • 完全週休2日制
  • 祝日休み
  • 社会保険完備
  • 交通費支給
  • スキルアップ手当
  • 従業員持ち株制度
  • 書籍購入、資格取得支援制度
  • ベビーシッター利用補助制度
  • 育児時短措置
  • 妊婦特別休暇
  • その他特別休暇、長期休暇あり

 

妊婦特別休暇や育児時短措置などを導入している企業は増えつつありますが、それに加えてベビーシッター利用補助があるのは、子供を育てながらキャリアを積みたい女性にとって魅力を感じる福利厚生となっています。

ライフワークバランス

休日 完全週休2日制
勤務時間 7:30~18:00の間で実働8時間

(簡易フレックス制導入)

平均残業時間 約20時間
フレックス制度 簡易フレックス制
リモートワーク 記載なし
時短勤務 あり

 

休日は完全週休2日制で、その他特別休暇や長期休暇もあり、ライフワークバランスを保ちやすい職場環境となっています。簡易フレックス制を導入しており、早朝から勤務して午後は早い時間に退社する社員も多いようです。

 

従業員の平均勤続年数

SMSで働く従業員の平均年齢は32.8歳、平均勤続年数は2.6年です。20代~40代の比較的若いビジネスパーソンが多く在籍しています。

 

国内だけでなく、アジア圏を中心に海外でも事業展開を進める成長途中の医療・看護関連の企業であるため、その分野におけるスキルや実務経験が必要とされます。介護士や看護師として数年間働いた後にSMSに転職したという社員も多いようです。

SMSのやりがい・社風

海外でも事業展開を進め、介護・医療業界、特に高齢者に関する社会問題に特化した課題解決に向け、事業を展開するSMS。福利厚生面やライフワークバランスの保ちやすさに定評がありますが、具体的にはどのような社風で、どんな点が社員のやりがいにつながっているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

やりがい

「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」というミッションと、「永続する企業グループとして成長を続け、社会に貢献し続ける」という理念に掲げていることもあり、既存事業の拡大はもちろんですが、新規事業の企画・推進も常に行っています。

 

そのため、新しいことにどんどん挑戦できる環境が整っており、自らチャレンジしていけるところにやりがいを感じる社員が多いようです。

社風

SMSでは前述したように、既存事業の拡大とともに国内外における新事業の展開を常に行っています。そのため、自ら課題を発見し、新しいことに挑戦しようとする意欲的な人材が評価される傾向です。

 

特に、転職前に介護・医療業界で働いていた社員などは、自分でやるべきことを見つけられるため、行動に移すまでのスピードが早いです。

 

ですので、自分でやるべきことを見つけて行動することができない方にとっては、不向きな職場環境といえるでしょう。しかし、SMSでは、会社全体でコミュニケーションをとって連携しながら事業を進めているので、上下関係が厳格ではなく社員同士はフラットな関係で働けます。

SMS評判・口コミ

  • マーケティング/在籍2年目/女性

もともと、看護師をしていてそのスキル・経験を活かしてSMSに転職してきました。前職に比べるとライフワークバランスを保ちやすく、子供との時間を大切にしながらキャリアアップを狙える会社だと感じています。特にベビーシッター利用補助制度や育児時短制度に助けられています。

 

  • 営業/在籍4年目/男性

日本以外のアジアの国々での業務が発生するため、ある程度の英語力は必要だと感じます。国内事業は事業展開と新規事業拡大を同時に行うので、常に新しいことに挑戦したいと考えている人にはぴったりの会社です。

 

  • 管理/在籍3年目/男性

週休完全2日制、長期休暇の取得率も高く残業時間が比較的短いので、ライフワークバランスを保ちやすい会社です。簡易フレックス制を導入してからは、早朝7:30から業務を始められます。早く来て早く帰る習慣がつき、平日でも自分に使える時間が多くなったように感じます。捻出した時間を勉強時間にするなど、意欲的な社員も多いです。

 

口コミ・評判全体を通して見ると、ライフワークバランスを保ちやすい職場環境の整備が進んでいるように感じます。育児をしながら働く女性はキャリアを諦めがちですが、SMSでは、家庭を大事にしながらキャリアを積むことが可能です。

 

また、簡易フレックス制を活用すれば、早くから出社できて平日でも自分の時間を作れるという点も嬉しいポイントでしょう。

SMSの募集職種

事業開発や営業といったビジネス部門、経営企画や社内システムなどのコーポレート部門、エンジニアやデータサイエンティストなどのテクノロジー部門といった、幅広い職種で中途採用の求人掲載を行っています。

 

各職種で、自ら積極的に行動しようとする意欲的な人材、介護・医療に関するスキルと経験を有する人材を求める傾向が強いようです。特に、年収が高いマネージャーポジションは、これらのスキルに加えて、海外事業で通用する語学力も必須とされています。

コーポレートメンバー・リーダー候補

経営企画、PR、アライアンス、財務、経理、法務、内部統制、監査、人材マネジメント、採用といったさまざまなポジションから、スキルと経験を考慮して、適切なポジションにつき業務を行います。具体的には「高齢社会に適した情報インフラを構築する」という企業ミッションを実現するために、企業全体及び事業が継続的な高い成長を続ける枠組みをデザイン・実行していきます。求める人材の必須条件は下記の通りです。

 

  • 海外事業に対応できる語学力を有する者(英語・中国語歓迎)
  • 介護・医療業界においてマネジメント業務の経験を有する者

 

上記必須条件に加えて、新しい課題に対する柔軟な対応力、臨機応変に受け答えできる人材を求めています。

 

業務管理リーダー候補

ある程度定型化された管理業務を、ミスなく効率化を図りながら遂行することが主な役割です。さらに、業務オペレーション改善、新規オペレーション構築などの業務の一環となります。求める人材の必須条件は下記の通りです。

 

  • 管理業務の経験を1年以上有する者
  • 数値集計を扱った管理業務の経験を1年以上有する者
  • 業務改革、業務フロー管理、データフロー設計などの経験を有する者

 

上記の必須条件に加えて、ITリテラシーの高い人材を歓迎しています。このポジションでは、事業の成長を体感しながら管理業務の経験を積むことが可能で、変化の激しい環境の中でスキルや能力に応じて役割を拡張していけるでしょう。

ビジネス職オープンポジション

事業開発、営業、マーケティングなどの職種は、ビジネス職オープンポジションとして募集されています。応募に必須のスキルなどは記載されていませんが、高齢化社会で働く方や事業者の方、高齢者本人、その家族などに適切なサポートを提供するためのスキルが求められるでしょう。業務で必要となる条件が求められていないため、個人のスキルや適性などが重要になる可能性が高いです。

SMSの転職難易度

SMSへの転職難易度はやや高いでしょう。既存事業の拡大と新規事業の展開を同時に行う企業なので、自己向上心の強い即戦力になる人材を求める傾向が強いようです。

 

また、介護医療分野の事業を提供しているため、これらのスキルや実務経験を求めている求人も多数存在します。求人掲載に多いのは、システム・デザイン関連のエンジニア職ですが、こちらも専門的な知識が必要です。加えて、海外事業に従事する可能性も高いことから、どの職種でも語学力が求められるでしょう。

SMSの面接傾向と対策

面接ではSPI試験の実施もあるので、転職の際にはSPI試験の対策が必要になります。また、介護医療分野に対する関心があるかを判断するための質問も想定されるため、あらかじめ時事ネタなどを押さえておくと良いでしょう。

 

SMSでは、即戦力になる人材、柔軟な対応能力を有する人材を求めています。転職の際には、そういった点をアピールすると採用につながりやすくなるでしょう。

選考フロー

SMSの選考フローは以下の通りです。

 

  • 1次面接

企業ビジョンに共感する人材かを確かめるために、なぜSMSへの転職を希望するのか問われることが想定されます。また、介護医療分野に興味・関心があるかを重視した面接になるでしょう。

 

  • 最終面接

1次面接で問われた内容をさらに掘り下げた質問をされるので、1次面接の振り返りをしながら柔軟な対応をとりましょう。唐突な質問にも焦らず対応することが合格につながるはずです。

面接の傾向

転職を希望する理由、なぜSMSを選んだのかなどの基本的な質問に加えて、転職希望者が介護医療業界にどの程度興味関心を持っているかを問われます。また、即戦力となる人材を求めるSMSでは、過去の就業経験における具体的な実績が自己アピールにつながるため、簡潔に答えられるように事前にまとめておきましょう。

面接対策

介護医療業界に対する興味関心を問われるため、介護や医療の分野に関する時事ネタや、SMSの事業の中で興味を持っている事業内容をピックアップしておくと良いです。また、企業理念やミッションに共感する人材、即戦力になる人材を求めているため、そういった点を重視した面接対策を行っておくと、内定につながりやすくなるでしょう。

SMSへの転職に関わるQ&A

SMSの転職に関する情報をまとめて解説してきましたが、まだ疑問があるという方もいるでしょう。ここでは、SMSへの転職を考えている方から多く寄せられる質問を2つ紹介していきます。

SMSに向いている人は?

SMSでは、新しい課題に対する柔軟な対応能力を持つ人材、自ら積極的に行動する人材を求めています。加えて企業ミッション、理念への共感も重要です。こういった点を満たしている人には向いているでしょう。加えて、過去に介護医療業界で就業経験がある人は、その経験を活かして事業に貢献できるはずです。

SMSへの転職で求められるスキルは?

SMSでは即戦力になる人材を求めています。各求人で必須条件は異なりますが、共通して求められることは、企業理念・ミッションへの共感、介護医療業界に対する興味・関心です。面接でもこれらを重視した質問が行われる可能性が高いので、事前に対策を行いましょう。

SMS社員に関する情報もチェック!

過去にSMSで働いていた経験のあるライターが、Noteに記事を掲載しています。営業手法に関する内容を読めるので、面接前に読んでおくと良い対策になるでしょう。また、リアルな企業内情の記載もあるため、気になる方はぜひチェックしてみてください。

SMSへの転職ならサムライソウル

SMSへの転職を希望する方は、ぜひサムライソウルをご利用ください。サムライソウルではSaaS企業の求人を多数取り扱っているだけでなく、転職のサポートも行っています。

 

プロの目線でアドバイスをもらいながら書類選考や面接の対策ができるので、一人で対策を行うよりも選考に通りやすくなるでしょう。SMSへの転職なら、サムライソウルの利用を検討してみてはいかがでしょうか

まとめ

株式会社SMSへの転職を希望する方に向けて、実際の口コミや評価、年収、働きやすさなどを踏まえて詳しく解説してきました。

SMSは、国内で業績を伸ばすことはもちろん、海外事業の展開など高い将来性が見込める企業です。積極的に行動できる、過去に介護医療業界で働く経験を有しているという方は、キャリアを積みやすいでしょう。SMSへの転職をご希望の方は、ぜひサムライソウルをご活用ください。

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