【vol.2】リクルート社員直撃インタビュー! リクルートライフスタイル事業企画の仕事

リクルートに転職したいと思いながら、具体的な業務内容がイメージできない、転職後に本当にやっていけるか不安という声をよく耳にします。
確かに職種は同じでもやっている業務範囲は会社によって大きく異なります。
また仕事内容だけではなくそこで働く社員が何を考え、何をモチベーションに働いているかを探ることでリクルートで働くことをリアルにイメージし、同時にリクルートという会社が何を大切にしているのかを感じていただきたいと思い、今回覆面でリクルートの現役社員にインタビューをしました。
ズバリ、あなたの仕事は何ですか?

今回協力してくれたのは今年3月にリクルートを卒業、直近ではリクルートライフスタイルで事業企画をされていたSさんです。

今回インタビューに協力してくれたのは

■Sさん 30代半ば
リクルート歴10年以上のベテラン社員。
HR、じゃらん、ポンパレ、ホットペッパー(グルメ・ビューティー)と複数事業、複数拠点を経験。
営業組織、企画組織ともにマネージャー経験あり。
直近ではリクルートライフスタイルで事業企画を担当。

 

リクルートへの入社理由

—今回はお忙しい中、ご協力いただきありがとうございます。Sさんは新卒でリクルートに入社をされていますが、入社を決めた理由についてお聞かせください。

Sさん:私は農学部出身のため環境問題への関心が高く、将来は地球を救う仕事がしたいと学生時代から考えていました。地球環境を救える事業と言えばいいでしょうか。地球環境を救うには、地球を救える人を量産すればいい、教員になろう!と考えたのですが、教師として対峙できる生徒の数には限りがありますし、やはり世の中は経済合理で動いている。ビジネスというフィールドで、伝える力をつければいいのではないか。どんなにやっていることが素晴らしくても、周りにそれをうまく伝えることができなければ味方は増えない。世の中を変えるには伝える力が大切だと考えつきました。伝えることの本質を見極め、力をつけられるところという軸で就職活動をしました。京都大学の相撲部ということもあり就職先には困らず、リクルート・電通・テレビ局の3社から内定をいただきました。

―その中から、リクルートへの入社を決められたのはなぜでしょうか?

Sさん:人事の方の熱意に心を動かされたことが入社の決め手でした。今では考えられないかもしれませんが当時は3日3晩、人事の方の家に泊まり、夜通し語り明かしました。電通で何したいん?なんでリクルートじゃないん?うちやったら、こんな未来が待っているよ、と口説き落とされました。その方の伝える力、突破力が尋常ではなく最後は銭湯でお互いにすっぽんぽんの状態で内定の握手をしました。

―強烈なエピソードですね(笑)

Sさん:本当にすごい人事でした。逆に、それ以外のことが何もできないようでしたが(笑)。また、リクルートではインターンシップにも参加していてそこで知り合ったメンバーが面白く、何をするかより誰とするかだなと感じていました。新卒で入社する最初の1社目はあくまでステップ。リクルートなら成長できると思い入社を決めました。

リクルートでのキャリア、異動歴

—入社後はどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか?

Sさん:最初の配属はHR事業の首都圏営業でした。その後、同じHR事業の商品企画を名古屋で行い、じゃらん・ポンパレの営業、ホットペッパーグルメ・ビューティーの営業、事業推進を経て現在に至ります。拠点は東京、名古屋、九州、姫路、静岡、浜松を経験しましたし、ポジションもメンバーからリーダー、マネージャーまで経験しました。1つの事業部で長く働いた方が垂直のキャリアと言いますか上のポジションに行きやすいとは思います。その点私は人材、旅行、フラッシュマーケティング、飲食、美容と事業を渡り歩く水平のキャリアでしたが経験の幅は広がったと自負しています。振り返っても自分のキャリアは嫌いじゃないですね。

―異動は人事異動でしょうか?

Sさん:そうです。基本、人事異動でした。キャリアウェブもしていません。リーマンショックと震災が異動要因です。HR(人材)も旅行も景気などの影響をもろに受けるボラティリティの高い事業です。リーマンショックの際はHRから大量の社員が他事業部に異動になりました。このタイミングで私も旅行に異動。そこからまたしばらくして東日本大震災で旅行事業が大打撃を受けました。ここでまた、じゃらん(旅行)から大量の社員が異動になり、私もこの時に美容(ホットペッパービューティー)担当になりました。

―景気影響で事業部間異動があったのですね。

Sさん:当時は分社化前だったので(現在は、また株式会社リクルートとして中間統合されていますが)外部環境の変化影響による事業間異動もよくありました。もちろんそれでも事業に残る人もいましたが私は飽きやすい性格を見抜かれてか、異動をしていました。

―地方拠点から首都圏に戻ってこられたようですが、それはどういった異動だったのでしょうか?

Sさん:静岡・浜松の2拠点営業マネージャーをしていた時です。営業マネージャーの仕事にも慣れ、もう次のステップを考えようかなと思っていたタイミングで社内のいろいろなところに目がいく余裕が出てきました。中でも事業推進の方と接する機会が多くその部署によく文句を言っていたら、そんなに文句言うなら自分でやってよ、ということで異動になりました。事業推進は東京拠点だったのでこのタイミングで戻りました。このあと同じ事業推進でリーダー、マネージャーを経験しました。

リクルートライフスタイル事業企画の仕事

―直近ではどのようなお仕事をされていたのですか?

Sさん:美容領域の事業計画を作る仕事をしていました。事業の3カ年計画を作る仕事です。事業サービスのLTV(Life Time Value)を伸ばすためにこういうアプローチをしよう、という大きな絵を描き、そこから売り上げ計画とコスト計画を練っていきます。

―リクルートの事業企画はかなり難易度の高い仕事だと思います。

Sさん:もともと数字が好きなので苦ではなかったです。事業計画を作るだけではなくそこからフィジビリができたのも楽しかったですね。この事業計画を達成するには営業組織を変えなければいけない、ということで営業組織の次の世界を作る仕事もしました。コストを極小化するにはどうしたらいいか。営業の採用スペックを下げても売り上げは死守できるか。スペックは下げず、少ない人員で売上をあげるにはどのようなKPIマネジメントをすればいいのか。事業として捨てられるものは何か、捨てられないものは何か。人工知能(AI)を使って取引単価が落ちそうなクライアントを見つけて先回りすることで売上低下は抑えられるか、など次のリクルートの営業組織がどうあるべきかを、実験をしながら考えて行きました。事業の上流から下流までを俯瞰して見られる面白さがありました。

―抱えているミッションはどのような配分でどのようなテーマでしたか?

Sさん:ミッションは大きく短期と中長期の2つに分けられます。事業戦略・計画を作って合算というコスト計画と管理が大きな仕事です。これが中長期。短期だと業績のモニタリングと分析結果を現場に下ろすのが仕事です。年次も上の方だったのでプラスで企画メンバーの育成というミッションもありました。

仕事のやりがい

―やりがいを感じた仕事について聞かせてください。

Sさん:美容事業でホットペッパービューティーのリニューアルを担当したことです。商品をフルリニューアルする仕事でした。協働者はいるものの、プライシングやサイトの機能、営業戦略までをほぼ一人で担当させてもらいました。法律上の問題があれば法務と乗り越え方を議論し、素案を少しずつ描いて部長会に起案して通すということを地道にやって行きました。一年ほどかけてフルリニューアルをし、いまのホットペッパービューティーの商品設計は私が全部したという自負があります。この仕事は本当に勉強になりました。あとは先ほどもお話しした人工知能を使ったプロジェクトもとても面白かったです。データ分析をしやすい土壌を作って、新しい仕組みを導入する先進的な取り組みでした。

評価される仕事

―これまで評価された仕事についても聞かせてください。

Sさん:先ほどもお話したホットペッパービューティーの企画1年目の時に、リクルートライフスタイルのライフスタイルアワードという賞や経営ボード賞というものを受賞しました。マーケットシェア50%を目指して成功をしたことが表彰の理由です。サロンボードという、ホットペッパービューティーのクライアントが顧客の予約管理をするシステムや会計管理、顧客情報管理ができるようにしました。ビューティーの裏側を作ったことでクライアントからとても喜んでいただき、結果的にクライアント数が増えるといういいスパイラルを築くことができました。リクルートは表彰文化ですが私自身が表彰をされて思ったのは、賞は自分で取るというよりも取らせていただく素養が強い、ということです。成功をすれば賞が取れる仕事は確かに存在します。その仕事、打席が回ってくることが大切です。どんなに能力があっても周りからの信頼がなければ打席は回ってきません。こういったチャンスが回ってくるようなポジションにいることが大切だと思います。私もリクルート次世代経営者研修という全社で選抜させる研修メンバーに抜擢されてから、この賞を受賞しました。

―次世代経営者研修では、どのようなことを学ぶのですか?

Sさん:あなたがとある会社の経営者だったらどうするか?を実際のケースを元にひたすら考え抜くケーススタディの研修です。土日をほぼ潰して1ヶ月半で100時間くらい使って案を持って行くのですが、持って行っては潰される、という非常に過酷な研修でした。でもこの経験をきっかけに自分の新しいキャリアが見え、今の私を作ってくれるきっかけになりました。

業務量は多い?就業時間は?

―過酷な研修だったようですが日常業務も過酷だったのではないですか?両立はできましたか?

Sさん:業務は全く過酷ではなかったです。もちろん、部署によってはかなりハードな時期もありましたが直近の事業企画の仕事はもともと得意な領域だったこともあり、かなり余力がありました。勤務時間でいうと朝9時に出社して、17時には帰れる仕事量でした。合算の時など仕事の山があると深夜まで働くこともありましたし、人によってはうまく回せずに長時間労働をしているメンバーもいました。私は力が有り余っていたので副業でスタートアップを3社手伝っていました。ちょうど前年が当たり年(※35歳をすぎると3年に一度、退職金が増額になるリクルートの人事制度)で転職活動をしていてベンチャーキャピタルと接触していました。そこを通じて知り合った会社経営者の相談役をしていました。経営者の壁打ちというのでしょうか。組織づくりやKPI設計、マネジメント、などリクルートやっていた事業企画・事業推進の仕事を外部で実践していました。経営コンサルタントではなく、事業推進コンサルタントと名乗り、絵を描くだけではなく事業を回すところまでやることを強みにしてやっていました。

リクルートに長く勤めた理由、辞める理由

―Sさんは今年の3月にリクルートを退職されたのですよね。それでもかなり長く勤められたと思います。リクルートに長く勤めた理由、その中で辞める決断をした理由について聞かせてください。

Sさん:長くいた理由は飽きない仕事があったからです。飽きそうになると異動があり常に新しいチャレンジがありました。辞めた理由は、これ以上リクルートでやりたいこと、身につけたいことがなくなったからです。100点とは言わないまでもだいたいやりたいことはやりきったと思います。色々な事業、職種、ポジションを経験しました。営業の型を作り、商品を作り、サービスを作りました。次のステップを考えたときにプロ経営者という道が見えてきたところで私を必要としてくれる地球を救える可能性のある会社に出会いここだ!と決めました。まだ小さな会社ではありますが今は役員として上流から下流まで見ています。

―プロ経営者、について詳しく聞かせてください。具体的にはどのようなお仕事でしょうか?

Sさん:創業者のやりたいことをお手伝いするのが仕事です。創業者はやりたいことがあって会社を創業し、経営をします。私の場合は何がやりたいか決まっていない。でも地球を救うという自分のやりたいビジョンに近いことをやっている会社をスケールさせるお手伝いができると思ったのです。スタートアップの会社をメガベンチャーするにする過程に携わるのがプロ経営者です。私ができることであり、かつ、やりたいことでもあります。今はこのプロ経営者の階段を一段登り始めたと思っています。

―プロ経営者の道を考えたきっかけはリクルートの次世代経営者研修でしょうか?

Sさん:それも大きいです。ちょうどそんな道がぼんやり見えてきたときにあるテレビ番組でカルビーの社長がプロ経営者として取り上げられていました。こんな働き方があるんだと心に残ったタイミングで転職を考えるようになり、リクルートOBと接触することが多くなりました。色々なOBと話して気づいたのが、実はリクルートには0→1が得意な人はあまりいないということです。NEW RINGという新規事業コンテストが有名ではありますがNEW RINGから産まれた事業はごくわずかです。一方で、OBを見ていると大企業や中小企業で組織づくりや事業を大きくしていく人は多い。世の中的なイメージとは違いますが、リクルートが得意なのは事業の種を回しながら大きく育てていくことなのではないかと思ったのです。0→1ではなく、10→100→1000のイメージです。私自身もそうですし、リクルートで企画をしている人はこういう素養が強く、であれば起業家よりはプロ経営者が向いているなと思ったのです。

次のキャリアで実現したいこと

―プロ経営者、面白いですね!0→1ではなく10→100という視点も大変興味深いです。Sさんはすでにリクルートを卒業されていますが現在の夢、ビジョンについて聞かせてください。

Sさん:地球を救える可能性のある会社に出会い、今は自社のプロダクトを広げることが地球を救うことに繋がると信じで突き進んでいます。何をしている会社かというとハチミツのポテンシャルを活かしたプロダクトをつくっている会社です。ミツバチがいなくなると4年後に地球は滅びる、と言われています。風が吹けば桶屋が儲かる的なロジックなのですが。ミツバチがいなくなる→交配を媒介できなくなる→生態系が壊れる→食糧危機が訪れる→核戦争が起こる→地球が滅亡すると言われています。食糧危機を阻止するには養蜂業が守られる必要があり、そのためにはハチミツの消費量が拡大する必要があります。砂糖への体への悪影響が近年叫ばれていますが、砂糖を蜂蜜に置き換えれば健やかに生きることができます。人のため、地球のための事業と考えています。まだ小さな会社で何から何まで自分でやらなければなりませんが、いい仲間を集めて組織を作り、事業が回る仕組みづくりをして行きたいです。プロ経営者の第一歩としてとても満足のいく環境に出会えたと思います。

―ビジョンを持ってリクルートに入社し、ビジョンを持って退職をされ本当に輝いていらっしゃいますね。今後のSさんのご活躍とご多幸をお祈りしています。

■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。

(1)リクルート出身者だからこそお話できること

―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?

実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。

(2)リクルート社内の豊富なネットワーク

転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。

(3)最短距離での転職をお手伝い

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。

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