リクルートの分社化の実態と会社間異動
こんにちは、サムライソウルの粕谷です。
2012年にリクルートは主要事業を分社化し、リクルートホールディングスを筆頭とする持ち株会社制に移行しました。
「リクルート」と名のつく会社が複数存在することで一体どれが、世間が想起する「リクルート」なのか?と疑問に持たれる方は多いようです。
リクルートの主要事業と機能会社
2012年以前はリクルートと言うと株式会社リクルートを指していました。
それが現在は分社化をし、事業会社と機能会社から構成されるグループ体制へと移行されました。
かつての株式会社リクルートは現在、このような体制に分かれました。
株式会社リクルートホールディングス
∟事業会社
∟株式会社リクルートキャリア(人材:正社員領域)
∟株式会社リクルートジョブズ(人材:パートアルバイト領域)
∟株式会社リクルート住まいカンパニー(SUUMO)
∟株式会社リクルートライフスタイル(じゃらん、HOTPEPPERなど日常消費領域)
∟株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(スタディサプリ、ゼクシィなどライフイベント領域)
∟機能会社
∟株式会社リクルートアドミニストレーション(経理などのアドミニストレーション機能)
∟株式会社リクルートコミュニケーションズ(制作・宣伝機能)
∟株式会社リクルートテクノロジーズ(IT・開発・テクノロジー機能)
つまりこれらすべてを統合したものがかつての株式会社リクルートでした。
よってこれらのどの会社にも「リクルート」文化は色濃く残っています。
各社の採用状況、採用基準
かつて株式会社リクルートの採用窓口は1つしかありませんでしたが、現在では分社化により採用も各社で行っています。
リクルートキャリアで不採用となっても、リクルートジョブズでは採用される可能性があるという点で、転職者希望者の方にとってはより転職のチャンスが広がっていると言えるでしょう。
実際に、他のエージェントを使ってリクルートの事業会社の1つを受けたものの不採用となり、弊社に相談に来られた方が別の事業会社で採用されたケースもあります。
詳しくはこちらのインタビューをご覧ください。
<インタビュー記事はこちら>
祝!転職体験談~リクルートテクノロジーズでの面接の失敗をバネにリクルート住まいカンパニーUXデザイナーに内定
インタビューをご覧いただくとわかりますが、この場合、リクルートテクノロジーズとリクルート住まいカンパニーの面接の質問は共通していました。
別の会社ではあるのの、同じリクルートということで採用基準、求める人物像はかなり共通しています。
グループ各社の交流、人材異動
同じリクルートグループということですが実際の交流はあるのでしょうか。
仕事レベルでは事業部制になっているためほぼ交流はありません。
メディア間の連携で多少のやりとりが発生するケースはありますがかなり少ないでしょう。
ただし、全社の研修のような場では所属会社関係なく参加できますので同じ会場で顔を合わせる機会はあります。
もちろんオフィスも、ビルによっては複数の会社が同じところに入っています。
また、リクルートの人事制度を語る上で欠かせないキャリアウェブという制度もあります。
キャリアウェブについてはこちらの記事に詳しく書いているので合わせてご覧いただければと思います。
具体的には好きなグループ会社、部署に異動できる社内公募制度です。
この制度があることで仮にリクルートキャリアに入社したとして、人材事業への興味を失ってしまったり、他の事業へ興味が沸いてくれば本人と異動先双方の合意があれば異動をすることができます。
リクナビの企画(リクルートキャリア籍)からゼクシィの企画(リクルートマーケティングパートナーズ籍)への異動が可能なのです。
実際キャリアウェブを使っての異動のハードルはそこまで高くないのでリクルートではかなり浸透している制度です。
このように社員に提示される選択肢が広いことも、リクルートという会社の魅力の一つではないでしょうか。
■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで
サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。
(1)リクルート出身者だからこそお話できること
―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?
実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。
(2)リクルート社内の豊富なネットワーク
転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。
(3)最短距離での転職をお手伝い
リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
相談を希望される方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。