中途入社者でも転籍できるリクルートのキャリアウェブ

こんにちは、サムライソウルの粕谷です。

前回、好きなグループ会社に転籍できるリクルートの社内公募制度(通称キャリアウェブ)についてその制度の概要をお伝えしました。

今回はより具体的にどんな社員が対象なのか?
どういったプロセスで異動するのか?
実際、本当に異動できるのか?

といった具体的な制度の使われ方についてお伝えしたいと思います。

キャリアウェブの対象者

キャリアウェブを使って異動ができる対象者は、その年にキャリアウェブで募集している会社に本籍のある正社員とされています。

新卒入社3年目以上、中途入社者は年次を問わず、好きなポジションに応募することができます。

つまり、中途で入社したポジションが合わないと感じた場合は、この制度を使って違う事業会社に応募することができるんです。

基本的にキャリアウェブで異動をしたあとは、転籍という扱いになり、異動先の人事制度(報酬・退職金など)が
適用されます。

必ずしもその時点でのミッショングレードや報酬が維持されるとは限らない点は注意が必要です。

キャリアウェブを使った異動までのプロセス

キャリアウェブは1年に1度、毎年11月~12月にかけて実施されます。
今年は以下のようなスケジュール、プロセスで実施されているようです。

●11月上旬 募集ポジションの開示
●11月中旬 応募締切
●   ~ 応募部署との面談
●12月中旬 結果連絡→最終意思決定
●4月1日  異動

異動までのステップも基本的には中途採用と同じです。

応募者に対して受け入れ先が面談をして、採用したいとなれば本人に合格通知を送ります。
通知を受け取った本人が最終的に「異動します」ボタンを押せば晴れて異動が確定します。

キャリアウェブの応募は直属の上司に知られない

握手

キャリアウェブがリクルート社内を賑わす要因の一つとしてその独自のルールがあります。

「応募の事実は、現会社・部署の上長には知らされない」

ということ。

上長は自分のメンバーに「合格通知」がきたときに、初めてメンバーがキャリアウェブに応募していたことを知ります。

メンバーは合格通知がきたらその翌日には最終意思表示(異動しますボタンを押す)をしなければなりません。

よってこの日はだいたい現職上長からの引きとめ攻撃にあいます(笑)

所属グループのグループマネージャーやその上の部長、人によっては事業部長クラスに飲みに誘われ

・なぜ応募したのか
・現職での不満はなにか
・どうしたらその不満は解消できるか

などを徹底的にヒアリングされます。

場合によっては事業部内の別のポジションへの異動を打診され引き留めにあうこともあります。

この引き留めをはねのけ、鉄の意志で異動ボタンを押せばめでたく異動となります。

キャリアウェブで異動を果たした同期

難易度の高い異動のように聞こえるかもしれませんが、実際に私の同期や元同僚は何人もキャリアウェブを使って異動をしています。

彼ら彼女らに話を聞くと、引き留め攻撃にはあったものの、意志を曲げなければ異動は難しくないこと、
またキャリアウェブで異動したからといって、現部署との関係が悪化するということはあまりなかったようです。

私の身近な同僚でのほんの一部の例ですが、

・リクルートキャリアの営業職からリクルートライフスタイルの企画職へ
・リクルートキャリアの国内の新規事業からリクルートホールディングスのアジアの拠点立上げメンバーへ
・リクルート住まいカンパニーの営業職からリクルートキャリアの営業職へ
・リクルートマーケティングパートナーズの企画からリクルートテクノロジーズのWEBディレクターへ

と、このキャリアウェブ制度を利用して、新しいチャレンジの場所を求めていき、今でも活き活きと仕事に打ち込んでいます。

このようにリクルートに古くからある制度ということで、名ばかりの制度ではなく、社内では多く活用され浸透をして制度になっています。

■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。

(1)リクルート出身者だからこそお話できること

―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?

実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。

(2)リクルート社内の豊富なネットワーク

転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。

(3)最短距離での転職をお手伝い

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
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