リクルート面接の落とし穴「転職理由」をどう伝える?
こんにちは、サムライソウルの粕谷です。
弊社では転職希望者に向けて、面接前に必ず「面接対策シート」なるものを記入してもらっています。
想定質問集を作り、それに回答内容を記入してもらいます。
その回答内容に対してアドバイスをしていきます。
必ず聞かれる転職理由、どう答える?
リクルートに限らず、転職活動の際の面接ではほぼ必ず転職理由を聞かれます。
転職を考え始めた理由としてズバリ聞かれるところもあればこれまでのキャリアと今後実現したいキャリアプランを話す流れで、それとなく探ってくるところもあります。
転職理由と今後実現したいキャリアプランがずれていると、一貫性がない、という評価になってしまうのでご注意です。
さて、ここでは転職理由に対するよくある回答とそれを人事がどう思うか?
私が転職希望者の方によくするアドバイスをお伝えします。
Aさんの転職理由「もっとレベルの高い会社で自分を成長させたいというのが一番の理由です。
自分のキャリアプランに対して、現在の会社では道筋が見えず転職活動を始めました。」
Bさんの転職理由「現在の会社では法人営業の基礎を作ることができましたが、提案営業というよりは既存の商品を売る営業でした。
そこでより営業力を高められる環境を求めて、営業の介在価値が大きい提案営業ができる環境を探して転職活動を始めました」
この2人の転職理由を聞いてどう思いますか?
実は2人が言わんとしていることは共通しています。
要は現職ではキャリアプランに合わない、ということです。
これをどう伝えるか、どう伝わったかで合否が分かれます。
過去を否定するのではなく、未来を語る
Aさんの回答。一見成長意欲が高いように聞こえますが、もっとレベルが高い会社と語る裏に「今の会社はレベルが低い」と本音が隠れているように聞こえます。
また「道筋が見えない」と言っているのですが、現職で自分なりに道筋を作る努力はしたのでしょうか?
私が面接官であればそもそもレベルが高いの定義は何か、今の会社でキャリアプランを実現する努力はしたのかと意地悪な質問をするでしょう。
いずれにしろAさんからはポジティブな印象は得られません。
特にリクルートは「他責」を嫌う会社です。
回答のどこかに人のせいにする不調があると、とことん突っ込まれるので注意が必要です。
一方、Bさんの回答はどうでしょうか。
まず現在の会社での経験をポジティブに語っています。
今の会社ではこれが足りない、ではなく、今の会社からはこんなことを学んだ、教えてもらったという入りです。
そこから自分のありたい姿を描いたときに、今の会社ではどうしてもマッチしない点が出てくる。
そのため転職したい、と伝えています。
Aさんに比べてだいぶポジティブな印象を受けませんか?
Bさんのような人を「未来志向」と言います。
リクルートがとても好きな人材です。
未来志向の人は、ありたい未来を描き、それに向けて行動ができる人です。
現状やその不満はどうでもよく、将来どうなりたいか、それを実現するにはどんな力をつけたらいいのか?を逆算して考え、体系立てて説明できることが大切です。
過去をどんなに嘆いて否定しても変えられません。
変えられるものにフォーカスするできる人がリクルートでは重宝されます。
一見なんてことのない転職理由という質問とその回答から人事はこんなことを考えているのです。
是非、過去を否定するのではなく、あなたがありたい未来を描き、そこから実現したいキャリアを描いてください。
■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで
サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。
(1)リクルート出身者だからこそお話できること
―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?
実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。
(2)リクルート社内の豊富なネットワーク
転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。
(3)最短距離での転職をお手伝い
リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
相談を希望される方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。