【パーソルキャリアへの転職vol.6】製薬業界からパーソルキャリアに転職
人材業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、製薬業界からパーソルキャリアに転職したYさんの転職体験談をお届けします。
製薬業界からパーソルキャリアに転職したYさんの体験記
■転職者Yさん(20代女性)のプロフィール
大学を卒業後、製薬会社でMRを約5年経験。臨床試験を手掛ける会社で営業を1年ほど経験したのち、2024年1月よりパーソルキャリアに入社。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後は、製薬会社に入りMRを約5年経験しました。
大学は文系で薬学の知識はゼロでしたが、専門知識を持った営業職はカッコいいな…とMRを志望。年収が高いことも魅力で、長く続けられる仕事なのではないかと考えました。
MRは、医師など医療関係者に向けて、医薬品情報を伝える仕事です。開業医の先生など、経営視点を持った先生方とのやりとりも多く、学びの多い環境でした。ただ、MRは自社の医薬品を介してしか、先生方の悩みや相談に乗ることができず、だんだんと自分にできることの少なさを感じるようになりました。また、規制の厳しい業界なので、「もっとこんな提案がしたい!」とアイデアが生まれても、実行するのは難しいというもどかしさもありました。
転職を考えるきっかけは、5年目で転勤を打診されたことでした。実家から遠く離れた勤務地だったことから、「真新しい地に行ってまで、MRを続けたいのだろうか」と疑問を感じ始めました。社会的にMR不要論が指摘されていたこともあり、同じ製薬業界でほかの仕事にチャレンジしようと臨床試験を手掛ける会社に転職を決めました。
――前職からの転職を考えたきっかけや理由は何でしたか。
1回目の転職では、「転勤の辞令が出てしまう前に、早く転職先を決めて退職を伝えなければ!」と焦りながら動いていました。
ほかの業界も見てみたい、とどこかで思いながらも、「同業界の転職なら年収も下がることなく、決まりやすいだろう」と“守り”の姿勢で動き、内定をもらえたところに即決しました。
前職では、臨床試験の実施を製薬会社側に立って病院と交渉する仕事を担当していました。製薬会社で働いた経験を生かせましたし、入社して半年後にはメンターを任されメンバー育成に携わるなどたくさんのチャレンジをさせてもらいました。仕事に自信がついてきたこともあり、「30歳になる前に、やっぱり他業界への転職に挑戦してみよう」「今動かないと後悔するだろう」と考えるようになりました。
――転職先の業界や企業はどう絞っていきましたか。
当初は、「製薬業界以外も見てみたい」という漠然とした思いだけで、業界も企業もまったく絞れていませんでした。人材業界に興味があることに気付いたのは、サムライソウルの担当コンサルタントに出会ってからでした。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
転職サイト経由でスカウトメールをもらったのがきっかけです。
数多くのメールから、サムライソウルが目に留まったのは、担当コンサルタントが私と同じ大学を卒業していたから(笑)。「地元も同じなのかな、話してみたいな」という短絡的な理由で連絡しました。
――偶然の接点から連絡をしたのち、サムライソウルにお願いしようと思ったのはなぜでしたか。
初回面談から、私の話をとことん深堀って聞いてくれたからです。
1回目の転職のときは、同業界転職だったからか、面接でも自分自身について突っ込んだ質問を受けることがありませんでした。そのため、自己分析を深めないまま活動を終えてしまい、「本当は何に興味があるのか」「どんな仕事をしたいのか」に向き合ってきませんでした。
担当コンサルタントの方は、これまでの仕事の経験はもちろん、学生時代まで振り返り、どんな人生を歩んできたのかを丁寧に聞いた上で、「Yさんは、本当はこういうことをしたいんじゃないですか」と確認しながら言語化していってくれました。話のテンポが合い、初対面ながら終始心地よくいられたことも大きかったです。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルではどのようなサポートを受けましたか。
初回面談後に、面接で聞かれる想定質問項目をもらい、「それぞれの質問に対して思ったことを書き出してください」と言われました。
でも、それまで自分の思いを言語化した経験がほとんどなかったので、何も思いつかない…とすぐに手が止まってしまいました。担当コンサルタントに「一緒に考えてもらえませんか」と相談し、オンライン面談を通じて、話をしながら思考を整理していきました。
話す中で、前職のメンバー育成経験を通じて、人を育てる面白さを知ったことや、MRとして経営者の先生方と話す中で、事業承継や人材育成、人材不足などの本質的な課題に触れたことを再認識していきました。そして、それらの解決に取り組めないもどかしさを感じていたことに気付かされました。人材や経営支援に関わる仕事なら興味を持って取り組めそうだなと、行きたい企業がどんどん絞られていく感覚でした。
担当コンサルタントの方は、想定質問に対して私が回答すると、「なぜそう考えるのですか?」と3回以上は深堀りします。やりとりを重ねたことで、私自身も自問を繰り返すクセがついていき、面接で答えに詰まることがなくなっていきました。
実際の面接では、MR時代に、開業医の先生から「後継ぎがいないから病院を畳む」と言われた経験や、事業成長に貢献できる術がない自分に無力感を覚えたことなどを伝え、なぜ人材業界への異業種転職を叶えたいのかを説明することができました。
論理的に話を組み立てられるようになったのも、担当コンサルタントとのやりとりがあったおかげだと思っています。
――最終的に、パーソルキャリアに決めた理由は何でしたか。
内定は4社いただいたのですが、パーソルキャリアでは人材紹介から経営支援コンサルティングまで幅広く手掛けられる可能性を感じたからです。
入社後はHiPro Biz(ハイプロ ビズ)事業に配属予定で、そこでは、新規事業を進める企業と必要な人材のマッチングを図ったり、高齢者の転職サポートができたりと、社会貢献性の高い業務を担えるのではないかと考えています。
また、年収面で前職と差がなかったところも安心につながりました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
業界や企業が絞れていなくても、「転職したい」という気持ちが芽生えたのなら、情報収集に向けて動いてみるといいと思います。
もやもやとした思いを一緒に言語化してくれる転職エージェントの存在はとても大切です。私は、話のテンポが合うことや、レスポンスが早く自分を引っ張っていってくれる人かどうかを重視しました。担当コンサルタントの仕事ぶりから「こんな風に働きたい」「こんなビジネスパーソンになりたい」と尊敬を抱けることも大事だと思います。
仕事をしながらの転職活動はスケジュール調整も大変で、ときに中だるみしてしまうこともあります。そんなときに、やるべきことのアラートを出して、叱咤激励をしてくれる存在がいれば乗り切ることができると思います。