【M&A業界への転職vol.5 】人材紹介会社からストライクに転職

M&A業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、人材紹介会社から株式会社ストライクに転職したKさんの転職体験談をお届けします。

 

人材紹介会社からストライクに転職したKさんの体験記

■転職者Kさん(30代男性)のプロフィール

大学を卒業後、建機を扱う商社で法人営業を約6年経験。その後、人材紹介会社を経て、2023年10月より株式会社ストライクに入社。

 

これまでのキャリアと転職のきっかけ

――これまでの経歴を教えてください。

大学卒業後、建設機械を扱う専門商社に入り、法人営業を約6年経験しました。

就活で大事にしていた軸は、インフラに関わる仕事であること。また、幼少期にアメリカに住んでいた経験から、語学力を生かして海外と折衝できるような環境に身を置くことでした。インフラにこだわっていたのは、「社会貢献性が高くて、スケールが大きくてカッコ良さそう」だったから。今振り返れば表面的でしたね(笑)。

扱っていた商材は、大型工事で必要なタワークレーンからヘルメットまで、建設現場に必要なものすべてでした。海外の建設機器メーカーとやりとりをして輸入商材を増やすなど、自分なりに工夫をして仕事を楽しんでいましたが、有形商材の商社の仕事にはできることが限られていました。

オーナー企業の経営者と接する中で、人材不足、後継者不足の相談を受けることもありましたが、商社の営業としては、メーカー商材を紹介することしかできない。自分の介在価値はどこにあるのかと、不甲斐なさを感じるようになりました。

そこで、“人を必要とする企業に適切な人材に紹介する仕事”なら、やりがいを見出せるのではないかと、人材紹介会社に転職することに。自分の提案力がどこまで通用するかを試そうと、完全実力主義の会社で約3年過ごしました。

 

――そこからの転職を決めた理由は何でしたか。

前職に入る前は、人事や採用、労務、財務などの専門知識を身につけながら企業のサポートを行うのかなと期待していました。でも実際の業務は、「クライアントの人材要件定義に合わせた人を紹介する」ことで、専門的なスキルの習得にはなかなか結びつきませんでした。このまま仕事を続けていても、自分の市場価値は高まらないのではないか。そんな危機感から、まずは転職サイトに登録し、自分にどんなキャリアの可能性があるのかを知ろうと考えました。

 

 

サムライソウルとの出会い

――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。

転職サイト経由でスカウトメールをもらったことがきっかけです。

サムライソウルから連絡をもらうまで、M&A業界についてはもちろん、M&A仲介の仕事についてもまったく知りませんでした。「人材紹介をやっている自分に、なぜM&A仲介のスカウトなんだろう」と、当初は親和性を感じられませんでした。

でも、スカウトメールに書かれていたM&A業界の全体像や仕事内容を読み、自分でも調べ始めていくと、「喫緊の経営課題に、こんなにダイレクトに働きかけるビジネスがあったのか」と驚かされました。M&A仲介は、法務や財務など経営にかかわるあらゆる知識が必要とされる仕事でもあり、専門スキルを身につけたいと思っていた自分には、とても魅力的に感じました。

まずは自分がM&A仲介に行ける可能性があるのかを知りたくて、初回面談を申し込みました。

 

――初回面談を通じて、サムライソウルと一緒にやろうと決めた理由とは?

担当コンサルタントの方が、びっくりするくらい情熱的だったからです。人材紹介の仕事と、M&A仲介の仕事にどう親和性があるのかをわかりやすく説明してくれ、どんな小さな質問にもよどみなく答える姿に頼もしさを感じました。

正直、書類選考も難しいだろうと思っていたのですが、「Kさんなら大丈夫です」と言い切ってくれたので、「少しでも可能性があるのならやってみよう」と思えました。転職活動をした結果、「現職のまま頑張ろう」という答えになってもいい。最初からそう考えて活動を始めたので、当たって砕けたとしても、失うものはありませんでした。その気軽さが、M&A仲介に挑戦しようと思えた理由かもしれません。

 

サムライソウルの転職サポート内容と感想

――サムライソウルとの面談を通して、どのようなサポートがありましたか。

M&A業界の各社が求める人材要件定義を丁寧に教えてもらい、それに沿ってどんな強みや実績をどう伝えるべきか、一緒に考えていきました。

企業がとくに見たいのは「成果志向」だとアドバイスをもらったので、目標達成に向けてどう逆算して日々のアクションに落とし込んできたか、そのやり方に再現性はあるかを細かく振り返りました。前職の人材紹介業では、年間目標を達成するための成約件数を出し、1か月に換算した上で、面談を週何件入れるべきかを具体的に数値化して動いていました。成約の決定率を高めるために、求職者のどんな不安を払しょくすべきかなど、定性面の振り返りと改善も泥臭く行っていたので、そうした点も強みとして言語化していきました。

「当たって砕けろ」という気持ちで、応募したのは計12社。現職を続けながらの書類づくりや面接対策はかなりきつかったです。担当コンサルタントの方がいつでもポジティブな声かけで自信を持たせてくれて、精神的にも大きな支えになりました。

連日メールでやりとりを重ね、面接後の反省会も毎回設けてくれました。聞かれた質問を共有すると、「その質問には~~について知りたいという意図があったと思います。ですから、次回に向けて~~を伝えられるエピソードを整理しましょう」など、アドバイスが具体的で必ず次に役立つようにリードしてくれました。

おかげで、面接を重ねるたびに、以前の失敗や反省を生かして対応できるようになり、どんどん自信がついていきました。

 

――最終的にストライクに決めた理由は何でしたか。

内定をいただけたから、というのが大前提ではありますが、2回の面接を通じてフィーリングが合うと感じたからです。

私は、実績や経験を淡々と話してしまうクセがあったため、「パッションが感じられない」と評価されてしまい不採用になった企業もありました。ストライクでは、そんな自然体の自分を出しても、違和感なくコミュニケーションが進んでいき、ほかの会社とは違うなと感じていました。

ストライクではスタートアップ企業と中堅企業とのマッチングを図る事業に配属予定で、スタートアップの成長が日本経済を伸ばしていくという事業ビジョンにも強く共感しました。向いている方向が同じだと感じ、入社の意志が固まりました。

 

転職希望者へのメッセージ

――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。

私が転職活動を始めたのは、漠然と「このまま今の仕事、今の環境で働いていていいのかな」と不安を感じたからでした。何が何でも転職しよう、絶対にM&A業界だ、という確固たる意志がないまま転職サイトに登録し、たまたまもらったサムライソウルからのメールに心を動かされました。

そのあとは、「やってみたい」「面白そう」「少しでもチャンスがあるなら挑戦しよう」と、気持ちに率直に動いただけです。一歩踏み出したことで、それまで知りもしなかった情報が入ってきて、景色が一気に広がりました。

転職活動をして、結果として転職に至らなかったとしても、自分を見つめ直すいい機会になるはずです。当たって砕けても、学びは必ずあるはず。まずは動きだしてみてほしいと思っています。

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