【リクルートグループへの転職vol.59】専門商社からリクルート人材領域に転職
リクルートへの転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、専門商社の営業職からリクルート人材領域に転職したKさんの転職体験談をお届けします。
目次
専門商社の営業職からリクルート人材領域に転職したKさんの体験記
■転職者Kさん(20代男性)のプロフィール
大学を卒業後、化学品などを扱う専門商社に入社。営業職を約5年経験したのち、2023年5月よりリクルートの人材領域に入社。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
大学卒業後、化学品や機械、繊維事業を手掛ける専門商社に入社しました。営業として化学品メーカーのお客様を担当し、中国やインドから原料を輸入し工場に納品するトレーディング業務を約5年、経験しました。
商社を選んだのは、グローバルにつながる仕事がしたかったからです。父が観光関連の仕事をしていた関係で、幼少期をオーストラリアやイギリスで過ごし、海外志向が自然と身に付いていたのかもしれません。
ただ、今振り返れば、就活時は自己分析も企業研究も浅かったなと思います。
学生時代は体育会のボート部に所属し、なかなか就活の時間を取れなかったこともありました。「川上から川下までビジネスの流れを学びたい」と考え、「それならば商社だろう」と漠然としたイメージで業界や企業を選んでいました。
――転職を考え始めたきっかけは何でしたか。
3年目にコロナ禍の影響で海外になかなか行けなくなり、自分を見つめ直す時間ができたのは大きかったです。
仕事自体は、国内の港に着いた化学品原料をお客様の工場に納品するまでの一連業務を担当し、任される範囲は広かったんです。ただ、専門商社ゆえに商材が限られ、品質やコスト、デリバリーの確実さなどでしか、価値を発揮できませんでした。4年目になると、「このままモノの売り買いを続けていて成長できるのかな」ともどかしさを感じるようになりました。
一緒に寮生活をしていた同期が転職活動を始めたことにも影響され、「もっとお客様の事業成長につながる価値提供がしたい」と、自分も動いてみることにしました。
――転職先の業界や企業はどう絞っていきましたか。
転職の軸は、「事業成長への貢献性が高い仕事」でした。価値提供できる人材として力をつけたかったので、成果主義の社風がいいなと考えました。
そこで絞ったのがコンサル業界とリクルートでした。SNSなどでリクルート出身の経営者の発信を見ていると、成果に応じて活躍の幅が広がっていくエピソードが多く語られていました。自分の求める環境に合っていると感じました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
「リクルート」「転職」と検索し、トップに表示されたのがサムライソウルでした。ホームページを見ると「転職者インタビュー」が多く載っていて、一人ひとりに寄り添うサポートのスタンスがよく伝わってきました。
転職活動を始めるにあたって、先に転職した前職の同期から「エージェント探しが大事だ」と聞いていました。「自己分析を深めていくために、客観的なアドバイスをもらった方がいい」と言われていたので、一緒に自分に向き合ってくれるエージェントがいいなと思っていました。サムライソウルにはその可能性を感じ、直接問い合わせをしました。
――初回面談ではどのような話をしましたか。数あるエージェントの中から、サムライソウルを選んだ理由は何でしたか。
最初に話をしたのはサムライソウル代表の粕谷暢司さんでした。ご自身がリクルート出身ということもあり、話の内容がとても具体的で、それまでSNSを通じた“イメージ”しかなかったところから、一気にリアルな働き方を描けるようになりました。
評価制度についても、どんな成果に対してどのようなインセンティブがあるのか、昇給・昇格の年次別のロールモデルや年収など、リアルな話もたくさんしてくれました。「本当に成果主義なんだ」と理解でき、リクルートへの志望度が上がっていきました。
初回面談の時点で、「リクルートに入る」というゴールに向けて、どんなスケジュールで動くべきか、明確に示してくれたのも心強かったです。転職理由や志望動機を言語化していくために「面接対策シート」があることや、そのシートを仕上げるためにどれくらい時間がかかるのかなども道筋を示してもらいました。
エージェント選びで他と比較検討はしていないのですが、「サムライソウルと一緒に動いていけばリクルートに近づける」という信頼感がありましたね。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルではどのようなサポートを受けましたか。
オンライン面談を4~5回、平日の夜遅い時間にも設定してもらいました。
面談の前に、「面接対策シート」に書かれた30問の回答を記入し、その内容を見てフィードバックをもらうことを繰り返しました。
自分では「言語化できた」と思っていた内容でも、「なぜそう思ったんですか」とひたすら聞かれ、答えられないことが何度もありました。1つの回答に対して、「なぜ?」と「具体的には?」を5回は深堀りされました。「面接ではここまで詳しく言語化できなければダメなのか」と驚きました。
また、模擬面接を通して、「実際に口に出して伝える」練習ができたのも安心感につながりました。本番の面接でも「なぜ?」の深堀りが多くありましたが、模擬面接を通じて繰り返してきたやりとりだったので、硬くなることなく自然体で話すことができました。
――リクルートの人材領域に決めた理由は何でしたか。
リクルートの成長環境や社風自体に惹かれていたので、人材以外にも住宅領域や進学領域、飲食・美容など複数の領域を受けていました。
私が入社を決めたのは、人材領域の中でも、地域への人材流動を促す新しい事業領域です。面接で出会った事業責任者の、仕事への熱意に触れ、「ここに行きたい」と強く思いました。
その方は、「日本の働き方を変えていきたい」「世の中の人がもっとイキイキ働ける社会を創りたい」と、社会全体への視点で話をしていました。事業成長や自身のキャリアに留まらない、社会貢献を見据えた視座の高さに、「こんな思いを持って働いている人がいるんだ」と衝撃を受けました。そんな人がいる環境で、社会創りにかかわる事業を手掛けたい。そう考え、内定をいただいたときには入社の意向が決まっていました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
転職に向けて動き出すまで、「転職活動は人生の一大イベントだ」と捉えていました。
いまや転職は一般的になってはいますが、私自身、どこかで「今置かれている環境から逃げているのではないか」と思ってしまうこともありました。
でも、やってみて思うのは、自分が目指すキャリアや将来像があり、それが今の環境に合っていなかったり、実現が難しかったりするのであれば、最適な場所を目指すべきだということです。働き方や仕事の事例を多く知っているエージェントに相談しながら、自分の可能性を最大限に発揮できる場所はどこなのか、ぜひ一緒に探していってほしいです。そのプロセスを経て、「現職でまだまだできることがある」と思えば、転職活動を辞めればいいだけ。活動を始めることに気負う必要はないと思います。
結果として転職をしなかったとしても、今の環境や、今の自分自身を見つめ直す上で、転職活動には意味があるはず。まずは、気軽な気持ちで始めてみては?と思っています。