転職エージェントのデメリットを紹介｜向いている人の特徴は？

2022/12/05

転職エージェントを利用したいと思っているけど、使用することでどんなデメリットがあるのか不安という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、転職エージェントの利用を検討している人に向けて、転職エージェントのメリット・デメリットについて解説します。また、転職エージェントを使わない場合の転職方法や転職エージェントの利用が向いている人、向いていない人の特徴も紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

1 転職エージェントの7つのデメリット
2 転職エージェントの7つのメリット
3 転職エージェントを使わない転職方法は？
4 転職エージェントの利用が向いている人は？
- 4.1 向いている人
- 4.2 向いていない人
5 転職エージェントの利用を検討中ならサムライソウル
6 まとめ

転職エージェントの7つのデメリット

転職活動をする上では、どのようなツールやサービスを使うかが成功の鍵となります。転職活動の方法は、求人サイトからの直接や転職サイトへの登録、転職エージェントの利用などさまざまです。

中でも転職エージェントは、コンサルタントが自分に合った転職先を提案してくれるため、転職活動の心強い味方になってくれることは間違いありません。

しかし、転職エージェントを利用する際にデメリットはないのかと不安になってしまう方も少なくないでしょう。ここでは、転職エージェントを利用するデメリットを7つ紹介していきます。

自分のペースで進めるのが難しい
応募できる求人が限られている
コンサルタントと合わない可能性もある
メールや電話が頻繁に来ることも
転職エージェントごとに強みが違う
地方の企業の求人が少なめ
サポート期間が決まっているところも

順番に見ていきましょう。

自分のペースで進めるのが難しい

転職サイトなどを利用して自分だけで転職活動を進める場合だと、応募先とのやり取りを直接行うため、仕事やプライベートのスケジュールに合わせて応募状況を調節することができます。

転職エージェントを利用すると、企業とのやり取りを転職エージェントが行うため、自分のペースで転職活動を進めるのが難しいというデメリットがあります。

応募できる求人が限られている

自分で企業の採用ページから応募する場合や、転職サイトに登録する場合は、好きな求人に自由に応募することが可能です。しかし、転職エージェントは、企業が求める人材に合っているかなど、さまざまな観点から考査しながら、企業への人材の紹介や推薦を行っています。

そのため、転職エージェント内の基準に満たしていないと、自分が応募したい企業に応募できない可能性があるので、注意してください。

コンサルタントと合わない可能性もある

転職エージェントのコンサルタントは、利用者の経歴やスキルから適した転職先をピックアップして紹介します。

そのため、自分で求人を探して応募するよりも採用される可能性は高いですが、紹介された求人が自分の求めていたものと異なったり、相性が合わずに自分のペースで転職活動を進められなかったりすることもあるのです。

転職活動をサポートするプロフェッショナルとはいえ、転職エージェントのコンサルタントも人間なので、性格や考え方が合わない場合もあります。

担当のコンサルタントと相性が合わないと、なかなか理想の転職活動が進められなくなってしまうので、合わない場合は担当の変更などを申し出てみてください。

メールや電話が頻繁に来ることも

転職エージェントによっては、1度登録すると求人案内のメールや電話が頻繁にくるところもあります。その分、多くの求人情報を知ることができるのですが、必ずしも自分に合った情報ばかりとは限らないので、余計な時間を取られる結果につながる可能性があります。

登録した転職エージェントから頻繁に連絡が来る場合は、自分の都合のよい日程や時間帯を伝えておくと良いでしょう。

転職エージェントごとに強みが違う

転職エージェントには、主に総合型エージェントと専門特化型エージェントの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。

総合型エージェントは業界・職種に関わらず比較的多くの求人を扱うエージェントです。しかし、求人数は多いものの、それぞれの業界の詳しい事情には詳しくない場合があります。

専門特化型エージェントは、業界や職種ごとに得意分野があるエージェントです。外資系に特化、ハイクラス求人に特化しているなど、それぞれに特色があります。その業界に詳しいコンサルタントが在籍している転職エージェントも多いです。

転職エージェントによって強みが違うため、転職エージェントを利用する場合はそれぞれの特徴や強みなども考慮しながら選ぶと良いでしょう。

地方の企業の求人が少なめ

転職エージェントは求人情報を詳細に把握しておく必要があるため、取り扱う求人情報は転職エージェントの窓口がある周辺の企業に限られてしまう場合があります。

転職エージェントは非公開求人を扱っているのが強みですが、地方の企業の非公開求人を取り扱う転職エージェントはあまりありません。地方の非公開求人を探している人は、地域のハローワークなどに相談するのが良いでしょう。

サポート期間が決まっているところも

転職エージェントの中には、転職のサポートを行う期間が決まっているところもあります。転職希望者へのサポート期間を設けていないと、なかなか転職先が決められない転職希望者の方もいるため、一定の期間内に転職してもらえるように期間を定めているのです。その代わり、その期間中は徹底的に転職をサポートしてもらえます。

ゆっくり転職先を決めたい、今すぐ転職を考えているわけではないけど求人情報などはチェックしておきたいという方は、サポート期間が定められていない転職エージェントを利用すると良いです。

転職エージェントの7つのメリット

転職エージェントにはデメリットもありますが、転職エージェントならではのメリットもあります。ここからは、転職エージェントの7つのメリットを見ていきましょう。

キャリアや経験に合った求人を紹介してくれる
プロのコンサルタントに相談できる
自分の市場価値を把握できる
書類対策・面接対策をしてもらえる
企業とのやりとりを代わりに行ってくれる
企業に推薦してくれる
内定後もサポートしてくれる

1つずつ詳しく解説していきます。

キャリアや経験に合った求人を紹介してくれる

コンサルタントの力を借りずに転職活動を行っている人の中には、自分のキャリアやスキルの強みを把握しきれていないケースも少なくありません。しかし、転職エージェントを利用すれば、転職のプロであるコンサルタントが、転職希望者のキャリアやスキルの強みを把握した上で、ピッタリの求人を紹介してくれます。

転職エージェントで扱っている求人情報には、通常の転職サイトなどで公開されていない非公開求人もあるため、転職サイトなどで自分で探すよりも条件の良い求人情報を見つけやすいでしょう。

プロのコンサルタントに相談できる

転職サイトや企業のホームページから求人情報を探していても、業界の動向や実際の企業の雰囲気などが分からないことは多いです。応募してみたら自分が思っていたような企業ではなかったなどのミスマッチが生じるケースも少なくありません。

転職エージェントを利用すれば、コンサルタントが業界や企業に関する情報を詳しく教えてくれるため、スムーズに転職活動を進めやすくなります。転職が初めてでどんな対策をすれば良いのか分からないという方も、気軽に相談できます。

自分の市場価値を把握できる

自分だけで転職活動をしていると、自分の市場価値を自分で判断するため、「実際にはもっと高収入が狙えた」「大手企業ばかり狙いすぎて自分に向いている企業が選べていない」など、自分に見合っていない求人を選んでしまう人も少なくありません。

その結果、転職したにも関わらず収入や待遇が思ったように上がらなかったり、なかなか採用に至らなかったりしてしまいます。

転職エージェントでプロのコンサルタントに相談すれば、自分の市場価値を客観的に判断してくれるので、理想の転職を成功させやすくなります。

書類対策・面接対策をしてもらえる

転職活動をする上で、書類対策や面接対策をどのように行えば良いのか迷ってしまう人は少なくないでしょう。転職を頻繁にする人は少ないですし、どんな対策方法が良いのか詳しい人はそうそういません。

さらに、応募先の企業に合った書類対策や面接対策をしないと、採用される確率は低いです。企業ごとの面接情報も調べながら対策をしなければいけないことから、かなりの手間がかかります。

転職エージェントを利用すれば、コンサルタントがその人の強みや応募した企業との相性を考えながら書類の添削や面接の練習をしてくれるため、自信を持って選考に進むことが可能です。

企業とのやりとりを代わりに行ってくれる

転職活動では複数の企業に応募することがあることや、現在の仕事と並行して転職活動を行わなければならないことなどから、企業とのやり取りが負担になるという人も少なくありません。

しかし、転職エージェントを利用すれば、転職者に代わって企業との連絡を取ってくれるため、連絡が遅くなって企業に迷惑がかかってしまうことがありません。また、スケジュールの調整や、自分ではいいにくい年収交渉なども行ってくれます。

企業に推薦してくれる

転職エージェントは、応募先の企業に対して転職希望者を推薦してくれます。これによって、コンサルタントのお墨付きがある分、転職サイトなどから自分で応募するよりも好印象を与えられるのです。

転職エージェントに求人を出している企業も転職エージェントを信頼しているため、推薦してもらった企業は一般的な選考よりも採用率が上がります。

内定後もサポートしてくれる

転職活動のゴールは内定だと考える人は多いと思いますが、入社日の取り決めや給与・待遇面での交渉など、内定後にやらなければならないことは意外とたくさんあります。転職エージェントは、転職活動中のサポートだけでなく、こういった内定後の転職先とのやり取りも代行してくれるのです。

また、退職手続きについても転職エージェントが相談に乗ってくれます。退職の日取りや引き継ぎに関してサポートしてもらえるので、安心して転職できるでしょう。

転職エージェントを使わない転職方法は？

ここまで、転職エージェントのデメリット・メリットについて解説しました。転職エージェントは転職活動をサポートしてくれるサービスですが、中には転職エージェントを使わないで転職活動を行う人もいるでしょう。そんな方のために、ここでは転職エージェント以外の転職方法を見ていきます。

転職エージェント以外の転職方法としては、転職サイトの活用、ハローワークでの相談、ヘッドハンティングなどが挙げられます。

転職サイト

転職サイトから自分で求人を探して応募する方法です。手軽さから人気の高い方法ですが、利用者の多さから倍率が高くなってしまうというデメリットもあります。

ハローワーク

厚生労働省の管轄で求人を紹介してくれる窓口です。職員が面接の日程調整や面接対策などのサポートを行ってくれます。しかし、就職困難者の就職をサポートするのが目的の機関なので、転職エージェントに比べると求人の質が劣ります。

ヘッドハンティング

優秀な人材を求める企業からの依頼を受けて、人材紹介会社のヘッドハンターがスカウトするという手法です。近年広まりつつある転職方法で、今よりも待遇が良くなるというメリットがありますが、受け身の転職方法なので、今すぐ転職したいと思っている人には不向きです。

転職エージェントの利用が向いている人は？

転職にはさまざまな方法があり、人によって向いている方法やサービスが異なります。転職エージェントの利用が向いている人・向いていない人の特徴をまとめてみたので、転職方法を検討している人は参考にしてみてください。

向いている人

転職エージェントに向いている人の特徴は次の通りです。

自分の強みが分からない人

転職活動をする上で、自分の強みを知ることは大切です。自分の強みが分からない人は、転職エージェントを利用すれば、コンサルタントがプロの目線で客観的にその人の強みを分析してくれます。

今の仕事が忙しい人

仕事をしながら転職活動をするのはスケジュール的に大変です。転職エージェントでは、コンサルタントが求人紹介や企業との連絡代行をしてくれるので、忙しい方でも無理なく転職活動ができます。

転職が不安な人

転職活動が初めてで何から始めれば良いのか分からない人や、ずっと転職したいと思っていても転職活動がなかなか進められないという人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。プロの目線で転職活動に必要なステップを最初からサポートしてもらえるため、安心して転職活動を行えます。

向いていない人

転職エージェントに向いていない人の特徴は次の通りです。

自分のペースで転職活動を進めたい人

転職エージェントでは、なるべく早く転職先が決まるようにコンサルタントが転職活動をアシストするため、じっくりと転職先を決めていきたい人には転職エージェントは不向きです。

他人の意見に左右されやすい人

転職エージェントでは、コンサルタントとのカウンセリングの中で応募する企業を決めていきます。コンサルタントはその人に合った転職先としてさまざまな求人情報を提案しますが、他人の意見に流されやすい人は、転職エージェントを利用したことによって当初の希望とは異なる企業に応募してしまいかねないので、注意が必要です。