リクルートに内定が決まる志望動機のポイントは?

リクルートは誰もが知る大手企業で、普段の生活でもリクルートが提供するサービスを使っている方も多いのではないでしょうか。事業展開の幅広さ、年収の高さや豊富にあるスキルアップの機会、充実した福利厚生制度が整っていることなどから、転職を希望する方も多い企業の一つです。

そんなリクルートへの転職において、志望動機の作成に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、リクルートに好印象を与える志望動機のポイントやマイナス評価を受けやすい悪い志望動機、選考フローや面接の傾向を含む面接情報などについて詳しく紹介していきます。

リクルートに好印象を与える志望動機のポイント

まずは、リクルートにプラスの良い印象を与える志望動機のポイントについて詳しく解説します。主なポイントは下記の4つです。

  • 情報を集めてリクルートの社風や経営戦略を理解する
  • 自己分析をして言語化できるようにする
  • 自分の過去の経験、今後のキャリアを検討する
  • 同業他社についても分析する

それぞれ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

情報を集めてリクルートの社風や経営戦略を理解する

いきなり自分が何をしたいかという志望動機を書くのではなく、まずは情報収集から始めましょう。リクルートの企業ホームページや採用特設ページをベースに、グループ会社のホームページ、社員のSNSや口コミなど、あらゆる情報源にあたってみるのがおすすめです。

社内の雰囲気や経営理念・戦略、社長メッセージ、企業の沿革、また競合他社や業界での位置を知ることで、リクルートという会社自体への理解が深まります。また、そのような社風や経営戦略の中で自分がどのように働きたいのか、自分の力をどのように活かせるのかを考える材料になるでしょう。

自己分析をして言語化できるようにする

リクルートの社風や経営戦略を理解した後は、自己分析をしましょう。リクルートは人柄重視の採用スタンスを取っているため、自分の内面を伝えられるようにすることが大切です。

そもそも、なぜ自分がリクルートに興味を持ったのか、という原点に立ち返っても良いでしょう。自分の強み・弱みは何か、どのような経験をしてきたのか、どのような仕事にやりがいを感じる・つらいと感じるのか、といったことを時間をかけて分析していきます。

さらに、自己分析の結果をうまく言語化できるようにすることも大切です。このときも、事前に集めたリクルートに関する情報をベースに、「自分はリクルートのどの部分にどのように貢献できるのか」を意識して書くと良いでしょう。

自分の過去の経験、今後のキャリアを検討する

自分の強みや弱みを把握した上で言語化ができたら、過去の経験や今後のキャリアを検討しましょう。これまでどのような立場でどのような仕事をしてきたのか、そしてそれを今後どのように活かしていきたいかを考えます。

今後のキャリアについても「リクルートで何をしたいのか・どのような人材になりたいのか」という点を具体的に書くのがポイントです。

同業他社についても分析する

最後に、同業他社についての分析も忘れずに行いましょう。同業他社を分析することで、リクルートの業界内での順位や位置を把握できます。また、「他社にはないリクルートの強み」や「リクルートでなければできないこと」も自然に見えてくるでしょう。「自分が同業他社ではなくリクルートで働きたい理由」を具体的に伝えられることが、良い志望動機のポイントです。

リクルートへの転職に失敗する悪い志望動機

ここまで、リクルートに好印象を与える志望動機のポイントを紹介しました。それと合わせて押さえておきたいのが、マイナス評価を受けてしまう悪い志望動機です。

例えば、抽象度が高く具体的な内容を伝えていない志望動機は、良い印象を与えません。「営業力・対人能力をつけたい」「スキルアップしたい」などといった志望動機では、企業側に「将来のビジョンが明確でない」「自分のキャリアについて深く考えていない」と思われてしまいます。これまでの経験や実績を活かしリクルートで何をしたいのか、どのようなスキルを身につけ、リクルートでの仕事に役立てたいのか、ということまで具体的に考えましょう。

また、リクルートが提供する社内研修に頼った志望動機もマイナス評価を受けやすいです。「リクルートの研修制度に魅力を感じ、成長できると思ったから」という志望動機は、リクルートを褒めているように見えますが、「研修制度に頼り、自分の力で成長しようとしていない」と捉えられてしまいます。

リクルートは「自己責任」の姿勢を掲げている企業でもあるため、自発的に成長の機会を掴んでいく人材を求めています。受け身の姿勢はマイナスな印象を与えてしまいかねません。

他にも、候補者と自分を差別化できていない人や、自発性がない人は不採用になりやすいです。具体的には、リクルートのサービスを利用していることだけをアピールするのはやめた方が良いでしょう。ホットペッパーやスーモなど、多くの利用者がいるサービスの名前を挙げたとしても、それらを使っている人は他にも多くいるため、動機としては弱いです。

リクルートに転職する際の志望動機の例

ここまで、リクルートの志望動機で良い印象を与えるもの、悪い印象を与えるものの特徴を確認してきました。ここからは、リクルートに転職する際に具体的にどのような志望動機を書けば良いのか、例を2つ挙げるので、見ていきましょう。

志望動機の例①

私が貴社を志望するのは、「自分の力で自分のキャリアを切り拓いていく人材」という、自身の理想とする姿になる機会が十分にある企業であるためです。これまでの経験でも、自身が手を挙げて取り組んだプロジェクトでは大きなやりがいを感じることが多くありました。そのため、リクルートが掲げている「自責」のカルチャーに強く共感いたしました。採用していただいた際には、どのような仕事や課題にも果敢に挑戦していきたいと考えております。

志望動機の例②

私が貴社を志望するのは、「誰もが個性を活かしながら暮らせる社会を作りたい」というビジョンを持っているためです。貴社が広く事業展開をしていることで、社会の一人ひとりの働き方やライフスタイルの幅を広げられると考えております。採用していただいた際には、常に自分の頭で考えることを意識し、新たな事業創造をしていきたいと思います。

リクルートの面接では志望動機を聞かれないことも

ここまでリクルートに転職する際の志望動機について紹介しましたが、リクルートの面接では志望動機を聞かれないケースもあるようです。リクルートでは「転職希望者の価値観」を重要視しています。

例えば、「なぜこのタイミングで転職をしようと思ったのか」「どういった観点や方向性で転職先の企業を選ぶのか」といったように、ダイレクトに志望動機を聞くというよりは、転職希望者の人柄や内面を理解できるような質問をする、というパターンが多い傾向です。

リクルートの面接情報

ここからは、選考フローや面接、面接で重要視されるポイント、面接に関するQ&A、面接でよく聞かれる質問など、リクルートの面接に関する情報を見ていきましょう。面接では、志望動機以外にも力を入れる必要があるため、しっかりと確認しておくようにしてください。

選考フロー

リクルートグループの中途採用の選考フローは、基本的に「書類選考→SPI・筆記試験→一次面接(人事もしくは現場マネージャー)→最終面接(部長もしくは役員)」です。一次面接と最終面接の間に、二次面接が実施される場合もあります。

なお、リクルートの採用プロセスでは面接を重視しているため、書類選考は通過しやすい傾向にあります。これまでの経歴に自信がない方でも通過できる可能性は十分にあります。

面接の傾向

リクルートの採用プロセスでは面接を重視していることから、話の内容や話し方なども細かくチェックされる傾向にあります。話すときには、「聞かれている内容にきちんと答える」「理論的に話す」「本音で話す」「広い視野を持って話す」ことを意識しましょう。

また、一つの回答に対して「なぜ?」と深掘りされるため、回答の理由や背景まできちんと説明できるようにしておきましょう。リクルートに限った話ではありませんが、軽い気持ちで事実と異なることをいうと矛盾が生じてしまうので、どんなに小さな内容でもウソはつかないようにしてください。

リクルートの面接で重要視されるポイント

リクルートの面接では、転職を希望する人の「人柄・内面」「価値観」が重要とされています。そのため、これまでの学歴や職歴に自信がない人でも人柄をアピールできれば良い結果が得られる可能性があります。

その人の実務経験やスキル以上に、「どのような姿勢・スタンスで仕事に向き合っているのか」「課題に直面したときにどのような姿勢で取り組むのか」などの回答が重要視される傾向です。

リクルートの面接に関するQ&A

最後に、リクルートの面接についてまだ疑問が残るという方のために、リクルートの面接についてのQ&Aを見ていきましょう。

リクルートの面接でよく聞かれる質問は?

ここからは、リクルートの面接でよく聞かれる質問を紹介します。実際の面接でこれらの質問をされた場合に、自分だったらどのように答えるかをじっくり考えて対策をしましょう。なお、上記の通り、リクルートの面接では「その人の価値観」を特にチェックしているので、回答の際には自分の考え方や姿勢が伝わるように意識してみてください。

また、いずれの質問に対しても、回答を考えたら「理論的に答えているか」「具体的に答えているか」「他の選択肢も検討しているか・それ以外の答えも検討したか」という点が踏まえられているかをチェックしましょう。

 

  • 転職活動を開始したきっかけは?/なぜ今回のタイミングで転職活動を始めたのか?
  • なぜ現在の会社を辞めようと考えたのか?
  • 新卒で就職活動をした際に1社目を選んだ理由は?
  • 転職活動において、企業選びのポイントは?/何を重視して選んだのか?
  • 課題や壁にあたったときにどのように対応するか?
  • これまでどのような成果を出したか?その成果を出せた理由はどのように考えているか?
  • 仕事で自分なりに工夫した経験は?
  • 今までで一番印象に残っている出来事は何か?
  • 3年後、5年後のビジョンはどう考えているか?/何をゴールとしているか?/何年リクルートで働くつもりか?/将来どうするつもりか?
  • 自分の性格は?/自分が思う自分の強み、弱みは?
  • 同僚や友人など、周囲の人からどんな人だと言われることが多いか?他者から見た強み、弱みは?
  • 入社した場合、どんな仕事をしていきたいか?
  • どのような自身のスキル、経験、考え方がリクルートの仕事に活かせると思うか?なぜそう思うのか?
  • どうすれば早期に仕事で成果を出すことができると思うか?

リクルートではどんな理由で不採用になる?

リクルートに転職したいと考える求職者は非常に多くいます。そのため、不採用になってしまうケースも少なくありません。ここからは、リクルートではどのような理由で不採用になるのかを解説します。

まずは、コミュニケーション能力が足りないと判断される場合です。コミュニケーション能力は面接でもっとも判断されるスキルで、「聞かれている質問と回答がずれている」「話が長くポイントが伝わらない」人は、仕事においてもコミュニケーションを取るのが難しいと思われるでしょう。

また、仕事へのスタンスがリクルートの求めるものと合致していない場合です。リクルートは仕事を自分事として捉え、直面した課題にも他者に責任を押し付けずに、自分の責任として最後までやり遂げる姿勢を求めているため、その人物像に合っていないと採用されるのは難しいといえます。

そして、志望動機で「なぜリクルートなのか」が具体的に伝えられなかった場合も不採用になりやすいです。業界や同業他社の情報をチェックし、「リクルートだからこそできること」は何かじっくり考え、面接で伝えることが大切です。

リクルートの志望動機にお悩みならサムライソウル

サムライソウルは、コンサルタントによる独自のノウハウとサポートを誇っています。リクルート出身者も在籍しており、求職者の思いをうまく言語化した上で採用担当者から目を惹く志望動機の作成や、リクルートの面接でどのように志望動機をアピールすべきかなどの的確なアドバイスが可能です。また、リクルート出身者だからこそ持っている、リクルート社内の豊富なネットワークも強みです。その他、状況によって応募ポジションの最新情報も共有するなど、リクルートへの転職の丁寧かつ手厚いサポートをしております。

まとめ

ここまで、リクルートへの転職を希望する求職者に向けて、内定が決まる志望動機のポイントや具体例、選考フローや面接の傾向、重要視されるポイント、よく聞かれる質問などを含む面接情報などについて解説してきました。リクルートは誰もが知っている有名企業であり、業務の幅も広く、福利厚生なども充実していることから、転職希望者がとても多く、転職成功率が低い企業です。

しっかりと志望動機を書く上でのポイントを抑えた上で、面接などの対策をしていかないと、転職に成功するのは難しいでしょう。リクルートへの転職や志望動機でお悩みの方は、ぜひサムライソウルの活用を検討してみてください。

\/
無料で転職相談をする