インサイドセールスのやりがいや大変なところを徹底解説!
近年注目されているインサイドセールスへの転職を考えている人は少なくないでしょう。しかし、「インサイドセールスに興味はあるけどやりがいはあるのか」、「どんなところが大変なのか」という疑問を抱えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、インサイドセールスのやりがいや大変なところ、やりがいを得るにはどうすれば良いのかについて解説していきます。
目次
インサイドセールスとは?
インサイドセールスは、「見込み顧客を育成するための営業」です。オンラインなどで顧客とやりとりをして関係性を深めるのが主な役割となります。
インサイドセールスで顧客との関係性を築き、フィールドセールスで成約するというのが現代の営業の一般的な形となってきています。今までは営業担当者が一貫して行っていた仕事を分業することで、より効率的に営業ができるといったメリットがあり、今後も注目の職種です。
インサイドセールスのやりがい
インサイドセールスとは何かについて解説しましたが、インサイドセールスのやりがいはどのようなところにあるのでしょうか。ここでは、インサイドセールスの大きなやりがいを5つ紹介します。
- PDCAを回しながら成長できる
- 顧客との関係性を築ける
- 実績を評価してもらえる
- 営業やマーケティングの中心になれる
- 働き方が柔軟
この5つのやりがいについて、それぞれ詳しく説明していきます。
PDCAを回しながら成長できる
インサイドセールスのやりがいの一つとして、自己成長があります。
PDCAとは、PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(評価)、ACTION(改善)までの一連の流れです。このサイクルを繰り返すことで、製品や企画の品質が向上します。
PDCAをインサイドセールスで活用する例としては、「アポイントを取れなかった場合になぜうまくいかなかったのかを考えて、改善策を考え実践することを何度も繰り返す」などです。
インサイドセールスは、対面で営業を行うフィールドセールスよりも効率的な営業が可能で、大量の見込み顧客を相手にします。そのため、PDCAサイクルを繰り返し回すことができて、より洗練された営業活動が可能になり、自己成長が期待できます。
顧客との関係性を築ける
インサイドセールスの仕事は見込み顧客の育成なので、顧客へのヒアリングなどを通じて顧客との関係性をじっくりと築いていきます。
そのため、対面ではないものの顧客の生の声を聴くことができ、顧客の存在を身近に感じることが可能です。
そのため、「マーケティングにも近いことをやりたいけれど、やはり顧客の存在を身近に感じながら仕事がしたい」という方にとっては、特に大きなやりがいを感じられる職種といえます。
実績を評価してもらえる
インサイドセールスは営業の一つであり、自身が獲得した売上や受注件数、ヒアリング情報の質などの自身の残した「成果」が評価される場合が多いです。
仕事が評価されればモチベーションアップにつながりやすく、高いモチベーションを持ちながらスキルアップできます。
営業成績は数字として明確な成果が出るため、企業内での評価だけでなく、転職活動の際にも具体的な数値としてアピールすることが可能です。
営業やマーケティングの中心になれる
インサイドセールスは、マーケティング部門とフィールドセールス部門の中間に入って顧客との関係構築を行います。
マーケティングが収集した情報を基に、顧客へのアプローチ施策を考え実行する。その中でお客様と関係を築き、情報を引き出していく。そしてアプローチ施策を改善し、最終的にフィールドセールスに引き渡す。
これは、営業プロセス全体の中心であり、その実感を得ることで大きなやりがいを感じられるでしょう。
働き方が柔軟
インサイドセールスは、従来の営業よりも柔軟な働き方が可能です。インサイドセールスはその効率の良さが特徴となっており、近年叫ばれている働き方改革の一環としても大きく注目を浴びています。
時短勤務でも充分な仕事量を確保できる、非対面での営業なので在宅ワークも可能など、柔軟な働き方に対応できる職種です。
このように柔軟な働き方の中で、仕事に集中してさらに効率を上げられるというのも、やりがいに大きくつながるでしょう。
インサイドセールスの大変なところ
インサイドセールスのやりがいはさまざまで、非常に魅力的な職種です。しかし、その分大変なところも存在します。
- 充分なリード数が供給されないことも
- 適切なアプローチを探すのが難しい
- 他部門との板挟みになってしまう
- 成果が見えにくい
- 顧客に冷たい対応をされることも
インサイドセールスの大変なところを一つずつ紹介するので、見ていきましょう。
充分なリード数が供給されない場合も
一般的な分業体制が敷かれている企業の場合、インサイドセールスはマーケティング部門が獲得したリード(見込み顧客)の中から関係構築を行います。
つまり、インサイドセールスは自らリードを獲得することができず、リード数はマーケティング部門次第となってしまうのです。
そのため、マーケティング部門次第で顧客が少なくなってしまうことが問題として挙げられます。成果が求められるインサイドセールスにおいて、これは大きな問題点といえるでしょう。
適切なアプローチ方法を探すのが難しい
インサイドセールスは、マーケティング部門の獲得したリードに対して限られた情報からアプローチ施策を考え実行します。しかし、これは非常に難易度の高い業務なので、何度も実行と改善を行う必要があるでしょう。
特に、慣れない最初のうちは、適切なアプローチ方法が分からず、営業がうまくいかないことも少なくないでしょう。その中でも根気強くアプローチ施策を考え続ける粘り強さがなければ、この仕事は非常に厳しいです。
他部門との板挟みになってしまう
やりがいの部分でも述べましたが、インサイドセールスはマーケティング部門とフィールドセールス部門の中間となって業務を行います。営業の中心という点でやりがいは大きいものの、部門間の板挟みに合うことも多い傾向です。
フィールドセールス・マーケティング部門からの不満が相反している場合も少なくありません。そういった場合に、中間に位置するインサイドセールスは板挟みになりやすいです。
これらの不満に対して双方にうまく対応し、円滑な営業プロセスを築くことも業務の一環となっています。
成果が目に見えにくい
インサイドセールスは自身が育成したリードをフィールドセールスに引き渡し、フィールドセールスが受注を受けて営業プロセスが終了します。そのため、営業において成果をもっとも実感しやすい、顧客との商談成立という場面にインサイドセールスは立ち会うことができません。
営業の中心であるとはいうものの、直接顧客との商談成立に立ち会えないので、仕事の成果を実感しにくいという人も少なくないようです。
やりがいでも解説した通り、数字での成果は目に見えて分かります。商談成立に立ち会えるかどうかよりも、そういった数字での成果や実績の評価などに注目すれば、やりがいを得られる可能性が高いでしょう。
顧客に冷たい対応をされることも
インサイドセールスはマーケティング部門の獲得したリードに対してアプローチをかけますが、もちろん全員が企業の製品に興味があるわけではありません。
「サービスに関する資料はダウンロードしたけれど、資料を見てみたかっただけでサービスを利用するつもりはない」というようなケースも考えられます。そういった場合に、聞く耳を持たないお客様や冷たい対応をするお客様も多いです。
一つ一つの結果に一喜一憂せず前向きに取り組める方でなければ、インサイドセールスは厳しいでしょう。
インサイドセールスでやりがいを得るには
大変なところも多くあるものの、やはりインサイドセールスは非常にやりがいのある仕事です。せっかくインサイドセールスとして働くなら、そのやりがいを最大限感じたいですよね。そのためには、以下の2つのポイントを実行すると良いでしょう。
- 目標を明確にする
- ツールを活用しながら業務を効率化する
インサイドセールスのやりがいを最大化するための2つのポイントについて、詳しく解説していきます。
目標を明確にする
前述の通り、インサイドセールスは直接顧客の受注に立ち会えず、「自身の力で受注を獲得した」という実感が得にくいです。そのため、成果が目に見えにくく、やりがいを感じにくい一面もあります。
成果としてやりがいを感じるためには、自身で明確な目標を設定するのがおすすめです。自分で設定した目標を達成することで、成果を感じてやりがいを得やすくなります。
また、インサイドセールスの成果は単純な架電数や受注数では測れないため、多角的に複数の目標設定をすることでより成果を実感できます。
ツールを活用しながら業務を効率化する
インサイドセールスは、MAツール(マーケティング・オートメーション)やSFAツール(セールス・フォース・オートメーション)などのビジネスツールを活用すれば、業務を効率化することが可能です。
効率的に業務を進められるようになれば、より多くのリードを抱えられる、もしくは一人のリードにかけられる時間がより長くなります。顧客に時間をかけられるようになれば、成果につながりやすくなるため、やりがいも得やすくなるでしょう。
インサイドセールスは大変だけどやりがいも多い
インサイドセールスでは、顧客に冷たい態度を取られる、マーケティング部門とフィールドセールス部門の板挟みに合うなど、さまざまな苦労があります。
しかし、その分やりがいも大きい仕事です。PDCAを回しながら成長できるなど、自身の能力向上にもつながり、実績としても箔がつくため、非常に価値のある経験を積むことができます。
インサイドセールスは苦労が多いながらも、それを上回るやりがいがある職種といえるでしょう。
インサイドセールスに向いている人
苦労が多いながらも大きなやりがいを感じられるインサイドセールスには、どのような人が向いているのでしょうか。インサイドセールスに向いている人の特徴は、主に以下の3つです。
- 人との会話を楽しめる
- 物事を分析するのが得意・好き
- 継続することを楽しめる
インサイドセールスは営業の一つなので、やはり人と関わる機会は多いです。そのため、人との会話が好き、コミュニケーション能力に自信があるといった人に向いています。
また、インサイドセールスはデータを分析して、そこから顧客へのアプローチをするため、分析が得意な人に向いている職種です。さらに、こういった分析作業などを継続することで結果につながるので、継続力のある方におすすめの職種といえます。
インサイドセールスへの転職を有利にするには?
さまざまなやりがいを得られるインサイドセールスへの転職を考えている人も多いでしょう。では、インサイドセールスへの転職を有利にするためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。ここでは、インサイドセールスに求められるスキルを解説します。
- 課題発見力・問題解決力
- コミュニケーション能力
- 営業経験やマーケティング経験
- ビジネスツールの利用経験
転職の際にこれらのスキルを積極的にアピールすれば、転職に有利になりやすいでしょう。それぞれのスキルについて詳しく解説していくので、参考にしてみてください。
課題発見力・問題解決能力
インサイドセールスは、顧客のニーズを引き出して、フィールドセールスが自社の製品をアピールしやすいように情報を集めます。その際に、インサイドセールスは顧客の潜在的な課題を読み取り、その課題を解決するために自社製品がどのように役立つのかを考慮しなければいけません。
こういったことから、顧客の課題を発見する課題発見力、課題を解決するためにはどうすれば良いのかを判断する問題解決能力は、インサイドセールスにおいて重宝されるのです。これらの能力を生かした経験があれば、エピソードを交えながら詳しく話すと面接官に強くアピールできるでしょう。
コミュニケーション能力
インサイドセールスも営業の一つであるため、コミュニケーション能力は非常に重要な能力です。
顧客との関係性を構築する際には、相手の信用を獲得して深い悩みを引き出す必要があります。インサイドセールスではこれを非対面で行うため、フィールドセールスよりも信用の獲得は難しいです。
そのため、インサイドセールスには高いコミュニケーション能力が求められます。面接官にも営業としてのコミュニケーション能力が伝わるように、積極的にアピールしていきましょう。
営業経験やマーケティング経験
インサイドセールスはフィールドセールス・マーケティング部門の橋渡し役を担うため、両部門への理解が重要です。
もちろん仕事をする中で学ぶこともできますが、あらかじめ経験があればよりスムーズに仕事を進められるので、企業からは即戦力として期待してもらえます。営業やマーケティングの経験がある方は、これらの経験をどうインサイドセールスに生かしていくかといった内容を伝えれば大きなアドバンテージとなるでしょう。
ビジネスツールの利用経験
前述しましたが、インサイドセールスは営業の効率化が重要であり、そのためにMAツールなどのさまざまなビジネスツールを活用します。
これらのツールを使いこなすにはある程度の時間が必要ですが、ビジネスツールの利用経験があれば即戦力です。企業にとっては、ツールの使い方に関して新しく教育をする必要がなくなります。
そのため、ツールの利用経験がある方はどのようなツールを使ったのか、それがどう役に立っていたのか詳しく説明し、経験をアピールしましょう。
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まとめ
今までの営業を変える職種として近年大きく注目されているインサイドセールス。営業ならでは、部門間の橋渡し役ならではの大変な面も多くありますが、営業の中心となれる、顧客との関係性を築けるなど、やりがいも大きい職種です。
インサイドセールスへの転職をお考えの方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。