Sansanへ転職するなら|年収や評判をまとめて解説
法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」で急成長し、東証マザーズ上場後わずか1年7ヶ月で東証一部上場を果たしたSansan株式会社。その成長はとどまるところを知らず、現在では国内SaaS企業の代表格として多方面から大きな注目を浴びています。
今回は、その注目企業「Sansan株式会社」へ転職したいという方に向けて、会社概要などの基本情報から年収や社風、面接対策まで幅広く紹介していきます。
目次
Sansanに転職するポイント
Sansan株式会社は、営業や広報などの総合職からエンジニア/研究開発職、クリエイティブ職など、多くのポジションで積極的に中途採用を行っています。また、総合職とエンジニア/研究開発職は都内だけでなく、名古屋や広島、福岡オフィスでも募集が行われています。
求人の応募資格では、「即戦力となるレベルのスキルや経験」を求められていることが多い傾向です。
そのため、自身のスキルや経験をしっかりと伝えられるように準備しておく、常に高いモチベーションを持って仕事に望めるという点を主張するというのが転職のポイントとなります。
Sansanの会社概要
会社名 | Sansan株式会社 |
本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル 13F |
代表取締役 | 寺田 親弘 |
設立年 | 2007年6月11日 |
資本金 | 65億8200万円(2023年5月31日時点) |
株式 | 東証プライム |
売上 | 255億1000万円(2023年5月期) |
特徴
Sansan株式会社は、クラウド名刺管理サービスのSansanをメインの事業とし、「働き方を変えるDX」を提供しているSaaS企業です。
社名は「人」を象徴する言葉である「~さん(San)」からインスピレーションを得て、人と人=SanとSanををつなげることを意味しています。「出会いからイノベーションを生み出す」というSansanのミッションを表した企業名といえるでしょう。
Sansan株式会社では、名刺管理サービスを主力とし、いくつかの事業に取り組んでおり、DXによる企業の働き方改革を目指しています。
事業内容
Sansan株式会社の事業内容は、「働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売」です。主なプロダクト・サービスは以下の4つです。
①Sansan
クラウド名刺管理サービスSansanは、事業の中核を担っている法人用クラウド名刺管理サービスです。顧客情報をデータベース化し、営業活用を実現するため、個人が交換した名刺をクラウド上で集約し、社内で共有しやすくします。
クラウド名刺管理サービスにおける業界シェアは83%と非常に高く、国内では独占的な地位を確立している重要な事業です。
②Eight
Eightは個人向けの名刺管理サービスです。紙の名刺をデジタル管理できるだけでなく、キャリアプロフィールを掲載したり、Bluetoothで名刺交換できたりと、ビジネスSNSとして活用できるようになっています。
③BilliOne
BillOneは、あらゆる請求書をオンラインで受け取り、請求書業務の効率を加速するクラウド請求書受領サービスです。外部の会計サービスとも連携しており、経理部門のみならず企業全体の業務効率化につながります。
④Contract One
Contract Oneは、2022年に発表された比較的新しいサービスです。紙媒体の契約書や電子契約書など、あらゆる形式の契約書を一元管理するクラウド契約業務サービスです。契約書をデジタルデータベース化するだけでなく、紙の契約書の製本・押印・郵送なども代行してくれます。
業績
決算期 | 売上高 | 営業利益 |
2019年5月期 | 約102億円 | 約8億4900万円 |
2020年5月期 | 約133億円 | 約7億5700万円 |
2021年5月期 | 約161億円 | 約7億8500万円 |
2022年5月期 | 約204億円 | 約7億3000万円 |
2023年5月期 | 約255億円 | 約9億4200万円 |
Sansanの売上金額は、この5年で約2.5倍に増えています。営業利益も安定しており、昨年は売上高の成長に伴い、28.9%の増益を記録しました。
SaaS事業はサブスクリプション型のビジネスモデルなので、初期投資が大きく赤字経営をしている企業も多いですが、その中で黒字化できているというのは、注目すべきポイントといえるでしょう。
将来性
Sansan株式会社のメインの事業であるクラウド名刺管理サービスの属するSaaS業界は、社内DX推進ブームの影響もあり現在成長中の新しい業界です。そのため、今後も大きく成長することが期待できます。
また、Sansanはクラウド名刺管理業界において83%と独占的なシェアを持っており、現在は周辺サービスも開拓中です。中でも、インボイス管理サービス「Bill One」が急成長しており、2023年5月期に発表された第2四半期決算によると、売上高は前年比で276.2%の増加、ARRは20億円を突破したとのことです。今後も中堅・大企業を中心の顧客基盤を元に、事業強化を目指しています。
Sansanの年収
2023年8月に提出されたSansanの第16期有価証券報告書によると、Sansanの平均年収は以下のようになっています。
平均年収 | 700万円 |
平均年齢 | 32.3歳 |
平均勤続年数 | 2.6年 |
従業員数 | 1,317人 |
2020年から3年間の平均年収は、600万円台の中で上昇していましたが、2023年にはついに700万円台に到達しました。業績も好調なので、今後も上昇していくと考えられます。
職種によって想定年収は異なります。中途採用募集要項によると各職種の想定年収は以下のように記載されています。
- カスタマーサクセス(総合職):777万円〜1050万円
- コーポレートエンジニア(エンジニア):644万円〜826万円
- ウェブディレクター(クリエイティブ職):623万円 〜 1001万円
ポジションによって年収の幅が異なりますが、全体的にここ数年間で平均年収は上昇しています。
2023年6月には新卒社員の初任給を11.1%引き上げることが発表され、月収36万円から40万円に、初年度の想定年収が504万円から560万円に増加されることになっています。
給与改定は、採用競争力を高める目的で行われましたが、今後、給与テーブル全体の改定を行い、全社の給与水準を向上させていくことも明言されています。業界最高水準の報酬を実現すべく、給与の引き上げが検討されているため、さらなる高収入が期待できそうです。
Sansanの働きやすさ
順調に成長し続けているSansan株式会社ですが、転職を考えるなら、福利厚生やワークライフバランスが気になるところです。ここからは、Sansan株式会社の福利厚生やワークライフバランスについて解説していきます。
福利厚生
Sansan株式会社には、多数のユニークな社内制度が存在します。
- 完全週休2日制
- 祝日休み
- 社会保険完備
- 交通費支給
- 社員持株会
- Know Me(社内交流のための飲食費補助)
- Geek Seek(書籍購入費補助制度)
- H2O(家賃補助)
- M2O(新卒入社社員の引っ越し費用補助)
- どに〜ちょ(平日と休日の勤務日入れ替え制度)
- MOM(保育園料の全額補助)
- KISS(ベビーシッターや家事代行サービスの費用補助)
- チャージ休暇(7月から10月までの期間中に連続3日までの特別休暇)
- その他特別休暇、長期休暇あり
年間の利用回数が1419回と社内で人気の高い制度が「Know Me」です。他部署のメンバー、所属する拠点が異なるメンバー、同じ部門内でグループが異なるメンバーなど、普段交流が少ないメンバーでランチや会食をする際に、飲食費が補助される制度です。「出会いからイノベーションを生み出す」といったSansanのミッションに紐づいた福利厚生制度となっています。
他にも、自宅の最寄り駅が本社近くから2駅以内の場合に家賃補助を受けることのできる「H2O」、書籍や最新ガジェットなどの購入費を補助する「Geek Seek」など、独自の制度が豊富です。
子育て世代も活躍しやすい社内制度が揃っているので、だれもが非常に働きやすい環境となっています。
ワークライフバランス
休日 | 週休2日制 |
勤務時間 | 9:00〜18:00
9:30〜18:30 ※職種によって異なる |
平均残業時間 | 約30時間 |
フレックス制度 | あり(コアタイム10:00-16:00) |
リモートワーク | あり |
時短勤務 | 記載なし |
年収や社内制度など、魅力的な要素の多いSansan株式会社ですが、ワークライフバランスについてはやや激務といえます。
Sansan株式会社は30時間分の時間外手当が支給されており、実際に平均残業時間も約30時間です。そのため、休日と平日を入れ替えることのできる制度などはあるものの、プライベートを優先することは難しくなってくるでしょう。
時短勤務に関しては明記されていませんが、口コミ情報によると産休復帰後など時短勤務で働いている方も多いようです。
仕事に打ち込みたい方や仕事で成長したいという方にとっては、やりがいがある企業といえます。SaaS業界は変化が激しい業界なので、早急に対応するためには仕事に対する熱意が大切です。仕事に対する高いモチベーションを持っている方におすすめできる企業です。
従業員の平均勤続年数・離職率
Sansan株式会社の従業員の平均年齢は32.3歳、平均勤続年数は2.6年となっています。離職率は公表されていません。
平均勤続年数は一見短めですが、Sansan株式会社自体が新しい会社であることや、中途入社した社員が多いことから、この数値になっていると考えられます。平均勤続年数が短いからといって、必ずしも社員が辞めやすい環境であるわけではないという点に留意しましょう。
Sansanのやりがい・社風
Sansan株式会社は年収・待遇共に充実していますが、転職時の企業選びにおいて重要なのは待遇面だけではありません。その仕事にやりがいを感じられるのか、社風が自身と合った環境であるのかを考慮することで、充実感を持って仕事に取り組めます。
Sansan株式会社でのやりがいや社風について、紹介します。
やりがい
Sansan株式会社のミッションは「出会いからイノベーションを生み出す」ことです。人と人、企業と企業など、出会いをビジネスに変え、イノベーションを起こすようなビジネスインフラを作ることを目指しています。「いまはまだ存在しない新しい当たり前をつくる」ために、社員がそれぞれの強みを活かし、新しいことに挑戦できる環境が整っています。
公式中途採用HPには、ポジションごとにやりがいや魅力が記されています。
例えば、総合職の一つであるコンテンツディレクターは「顧客に価値がとどいた時」にやりがいを感じることができ、Bill Oneのインサイドセールスなら「顧客の課題解決のための「ソリューション提案」を通して、世の中に新しい価値を伝える経験を積める」ことが魅力ということです。
やりがいや魅力を参考にすると、希望するポジションが見えてくるかもしれません。
社風
Sansan株式会社は、非常にオープンな社風であることで知られています。
福利厚生制度の中でも紹介した、社内交流を促進する「Know Me」制度や、社内公認部活動「よいこ」制度からも分かるように、Sansan株式会社は社内交流が非常に活発な会社です。そのため、業務上で助けが必要な場合も、スムーズに部署の垣根を越えて助けを求めることもできるでしょう。
社員同士が積極的にコミュニケーションをとって同じ目標に向かい努力できるというのは、人と人との出会いを大切にするSansan株式会社らしい特徴的な社風の一つです。
Sansanの評判・口コミ
- 営業/在籍2年目/女性
チームメンバーと一体感を持って同じ目標に進みたいという人にはおすすめの職場です。一方で、目標を達成するためなら業務時間が長くなっても気にしないという人が多いので、プライベートの時間を確実に確保したいという人は難しいかもしれないです。
- 営業/在籍2年目/男性
私は仕事が好きなので向いていますが、定時で終わらせたい、プライベートでまで勉強したくないという人には向いていません。フラットな社風で働きやすく、居心地が良いです。
- マーケティング/退社済/男性
チームで動くという意識が強く、社員全員で取り組んでいますが、同時に体育会系のノリが残っています。特に営業職はノルマが課されているため、ノルマ達成のために全力で働くといった意識が強いです。やらされているのではなく、社員自ら動いているので、向いている人には働きやすい職場でしょう。
社員の雰囲気については、チームメンバーと一体感を持って同じ目標に取り組んでいるという声が多く、企業のミッションを通じて社員が共同し努力できる「雰囲気の良さ」がうかがえます。
しかし、同時にプライベートよりも仕事を重視している社員が多いといった声もあるため、仕事に対しての意識が高い人に向いている職場といえるでしょう。
Sansan第二新卒・中途採用の募集職種
Sansan株式会社は現在、「総合職」、「エンジニア/研究開発職」、「クリエイティブ職」の3つの部門において、さまざまなポジションを募集しています。今回は、それぞれの部門から職種を紹介していくので、Sansan株式会社への転職をお考えの方は、参考にしてみてください。
カスタマーサクセス(総合職)
総合職の主な募集職種は、営業や広報、そしてSaaS企業に欠かせないとされている「カスタマーサクセス」があります。
カスタマーサクセス部門ではSansanの製品を導入した企業の活用支援を行います。組織拡大の人員増強のため、都内だけでなく、名古屋や福岡など地方でもポジションの募集があります。
応募時の必須スキルとしては下記の2つが求められています。
- 法人営業またはカスタマーサクセスの経験(10年程度)
- 自ら提案することで顧客ニーズを生み出し、従来のやり方に固執せず新しい提案をしてきた経験
その他にも、IT業界での勤務経験や定量的な分析を行いファクトに基づいた提案を行った経験があると、優遇されやすいようです。
大企業向けセールス
総合職では、営業に関する職種も募集されています。大企業顧客を担当する営業チームの一員となる大企業向けソリューションセールスを行う仕事です。最前線で顧客課題に向き合うことでやりがいを感じやすいといえるでしょう。
IT領域での法人営業経験(3年以上・500名以上の企業への提案経験を含む)が必須スキルとして求められています。
その他にも、Sansanの事業目標に貢献できるマインドセットなどが求められます。
コーポレートエンジニア
エンジニア・研究開発職では、社内業務システムの開発を行う「コーポレートエンジニア」などの職種があります。
コーポレートエンジニアは、全社共通で利用するコーポレートITに関するシステム導入や開発、改善・設計だけでなく、実装からリリースまでを一通り担当する職種です。
求められるスキルは主に以下の通りです。
- インフラエンジニアとしてAWS、Azure、GCPなどのクラウドサービスの設計や構築の経験(3年以上)
- IaCでのインフラ構築・構成管理を自動化した経験(1年以上)
- 小規模チーム(3-5名)のリーダーとして技術品質を管理した経験
上記の内容に加えて、MDMの環境構築、管理・運用の経験や各種クラウドサービスのシステム導入やシステム管理者の運用経験があると望ましいとされています。
ウェブディレクター
クリエイティブ職では、サービスや企業ブランドに関するウェブサイト・コンテンツの企画・政策・運用ディレクションを行うウェブディレクターなどの職種があります。ウェブディレクターに求められるスキルは、以下の通りです。
- ウェブサイトの企画・制作、ディレクションの経験(5年以上)
- UI・UXを意識した情報設計(ワイヤーフレーム作成)経験
- デザイナー、エンジニアとの円滑なコミュニケーション能力
その他にも、ライティングスキルやマネジメントポジションの経験などがあると歓迎されるので、もしそういったスキルをお持ちの場合には、面接の際にアピールするようにしましょう。
Sansanの転職難易度
Sansan株式会社の転職難易度は比較的高いと言えます。
売上高を順調に伸ばし、勢いに乗っているSansan株式会社では、即戦力となる人材が求められています。そのため、求められる経験やスキルも多い傾向です。
しかし、組織規模拡大のため、中途採用に大きく力を入れているので、採用枠が多く倍率自体はあまり高くありません。面接対策をし、自身の経験やスキルに合わせた部門の募集に応募すれば、採用される可能性はあるでしょう。
Sansanの面接の傾向と対策
Sansan株式会社への転職を成功させるためには、面接の傾向を理解し十分な対策をすることが必要不可欠です。特にSansan株式会社は、「Sansanのカタチ」として企業理念がまとめられており、ミッションへの共感を非常に大事にしています。
企業理念「Sansanのカタチ」
Mission
Values
Premise
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そのため、選考ではSansan株式会社の企業文化をよく理解しているという点をアピールする必要があります。面接の傾向と対策について、詳しく紹介していきます。
選考フロー
応募する職種によって面接の回数や選考フローは異なりますが、Sansan株式会社の中途採用で一般的な選考フローは以下の通りです。
- 一次面接
一次面接ではマネージャーと行われるケースが多く、時間としては一時間程度です。就職後のミスマッチを防ぐために、面接の段階でやりがいや社風についての説明をされます。聞かれる内容に関しては、志望動機などの一般的な質問が多いようです。
- 二次面接
一次面接の内容をより深掘りした内容を質問されます。一次面接で説明されたやりがいや社風を踏まえた上で、Sansan株式会社の求める人物像に当てはまるような答えを出せると良いでしょう。
- 最終面接
最終面接では、希望部署の担当役員との一対一の面接になることが多いようです。ミッションへの共感を求められるような質問をされたという声も見られるので、事前に「出会いからイノベーションを生み出す」というミッションに合うエピソードを用意しておきましょう。
面接の傾向
Sansan株式会社の選考では、企業のミッションへの共感が重要視されているようです。Sansan株式会社が短い期間で大きな成長を達成できた理由として、社員が一丸となって同じ目標に向かって努力できたことが挙げられます。
そのため、志望動機や過去の経験などの一般的な質問に加えて、企業のミッションに共感できるか、企業の社風に合っているかといった、人物像をチェックされるような質問をされるという点についても想定しておきましょう。口コミによると、逆質問も多いとのことです。
志望動機と逆質問
上記で解説したように、Sansan株式会社は企業ミッションへの理解を非常に重要視しています。そのため、志望動機もSansan株式会社のミッションに沿うような自身のエピソードを整理しておくことが大切です。
自身のどのような点がSansan株式会社のミッションにマッチしているのか、それを示すようなエピソードはどのようなものがあるのかを面接官にしっかりと伝えることで、自身が企業にマッチする人材であるとアピールできます。なぜSansan株式会社に転職したいのかを明確に伝えられるようにしましょう。
また、逆質問を求められることが多いため、事前に用意しておく必要があります。「業務の中でミッションを体現したエピソードを知りたい」などの逆質問をすることで、さらにSansan株式会社のミッションへの理解を深めることができるような質問がのぞましいでしょう。
Sansanへの転職に関するQ&A
ここまで、Sansan株式会社の働きやすさや職種・選考などについて紹介してきました。しかし、まだ転職に関して疑問が残る方もいるでしょう。ここでは、Sansan株式会社の転職に関する質問にお答えしていきます。
Sansanに向いている人は?
以下の2つのような志向を持っている人はSansan株式会社への転職がおすすめです。
- 新しい価値を創造したい
Sansan株式会社では、今までにない新しい価値を創造することが求められます。前例がないものに取り組んでいくことは大変なことですが、体験を想像し、これまでの常識をくつがえけるようなイノベーションを生み出すことができれば、感動を得られるでしょう。
変化を恐れず、情熱を持って顧客を成功に導くビジネスインフラを構築していくことにやりがいを感じる人は向いていると言えるでしょう。
- 裁量を持って働きたい
Sansan株式会社は、企業規模は拡大しているものの、従業員数は1000人に満たない企業です。そんな中で新しい事業も多数開始しているため、裁量の大きい仕事を任せられる可能性が高いでしょう。仕事をしていく上で大きなチャレンジをしていきたいという方は、Sansan株式会社が向いているでしょう。
Sansanへの転職で求められるスキルは?
Sansan株式会社への転職で求められるスキルは応募するポジションによって大きく異なりますが、全てのポジションにおいて「即戦力になる人材」が求められています。
カスタマーサクセスや営業職など、総合職では前職でも同様の職務経験があることが必須要件とされ、エンジニア/研究開発職、クリエイティブ職でも経験者のみの採用となります。社内コミュニケーションが活発な社風なこともあり、コミュニケーション能力の高さも求められる傾向があります。
また、繰り返しになりますが企業のミッションに共感できるかどうかも重要視されるので、面接の際にはその点をアピールすると良いでしょう。
Sansanに家賃補助・退職金はある?
Sansan株式会社では、オフィス最寄駅から2駅以内に住むことで家賃補助が月3万円支給されます。東京エリアでは渋谷と表参道にオフィスがあるため、居住地としては三軒茶屋エリアが人気だそうです。
退職金制度はありません。
Sansanの採用基準・採用大学レベルは?
Sansan株式会社では、新卒採用も積極的に行なっています。新卒の採用大学実績は発表されていませんが、口コミ情報によると国内外のさまざまな大学から採用している実績があるそうです。
また、第二新卒・中途採用は学歴よりスキル重視で選考されます。
Sansanの就職偏差値は?
Sansan株式会社の就職偏差値は高めですが、十分な経験とスキルがあり、ミッションに共感できること、そのうえで面接対策をしっかり行えば問題ないと言えるでしょう。
Sansan社員に関する情報もチェック
Sansan株式会社をよく理解するには、ミッションを体現している社員の考え方を学ぶことが非常に効果的です。
Sansan株式会社には、「mini」という自社情報発信HPがあります。こちらのHPでは、社員インタビューや社内制度の紹介記事が豊富に掲載されており、中途入社で活躍する人のインタビューも読むことができます。
入社後の業務内容やキャリアパスもイメージしやすくなるため、チェックしてみると良いでしょう。
まとめ
SaaS企業を代表する勢いのある会社であるSansan株式会社は、社内交流が活発で同じ目標に向かって全員が努力する、熱意のある企業です。また、社内制度も充実しており非常に働きやすい会社です。
しかし、裁量を持ってチャレンジをできるものの、ワークライフバランスとしては仕事が中心になってしまいます。
このような特徴を踏まえ、自身にあっている企業なのか、自身がそこでどう活躍していきたいか考え、選考に挑戦してみてください。
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記事監修者の紹介
粕谷暢司(Yoji Kasuya)
2005年青山学院大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社 。
人材領域の法人営業を経て、新サービス開発を担当する部署へ。
2つの新サービスの立ち上げを経て2013年にリクルートを卒業後、2014年株式会社サムライソウル設立。
人材業界に20年近く身を置き、1万人以上の次世代を担うビジネスパーソンのキャリアと対峙。
企業の経営陣や事業責任者とのつながりを活かしたリアルで精度が高い情報提供と徹底的な選考対策を得意とする。
【転職支援実績】
・28歳 700万円(100万円アップ)
メガバンク(法人営業)→ メガベンチャー(法人営業)
・27歳 800万円
フィナンシャルアドバイザリー(コンサルタント)→ メガベンチャー(M&A担当)
・31歳 800万円(100万円アップ)
総合コンサルティングファーム(コンサルタント)→ メガベンチャー(事業企画)
・42歳 1600万円(600万円アップ)
Saas企業(セールスマネージャー)→ グローバルHRTech企業(ディレクター)
・37歳 1200+SO(200万アップ)
医療系スタートアップ企業 → WEB系スタートアップ企業(CFO)
・31歳 800万円(100万円アップ)
WEBサービス企業(UI/UXディレクター)→ メガベンチャー(UI/UXディレクター)
・32歳 850万円(50万円アップ)
大手通信企業(営業企画)→ WEB系スタートアップ企業(企画マネージャー)
・28歳 420万円+インセンティブ(-300万、インセンティブ付加)
大手証券会社(法人営業)→ 大手M&A仲介企業(M&Aコンサルタント)