人を育てるリクルートの社風

こんにちはサムライソウルの粕谷です。

リクルートというと人材輩出企業というイメージをもたれる方が多いと思います。
実際に政界・財界とジャンルを問わず多くの優秀な人材を輩出しています。

多様な活躍をするリクルート出身者

教育改革で有名な元杉並区立和田中学校の校長 藤原和博 氏
選挙フェスで話題を集めたミュージシャン 三宅洋平 氏
Jリーグのチェアマンになった 村井満 氏

経済界では、上場企業にした経営者に限っても

株式会社USEN 宇野康秀 氏
株式会社リンクアンドモチベーション 小笹芳央 氏
株式会社ネクスト(HOMES)井上高志 氏
株式会社マクロミル創業者 杉本哲哉 氏
株式会社じげん 平尾丈 氏

…と書き始めればきりがありません。

私自身も独立してから色々な経営者と話をする機会が増えましたが、リクルート出身者の多さには目を見張るものがあります。

ではなぜこんなにも多くの優秀な人材を輩出しているのでしょうか?

人を育てるリクルートの社風

これは私自身の勝手な見解ですが、リクルートがこのように多くの人材を輩出している理由は、もともと独立心旺盛でポテンシャルの高い人材を採用しているという採用戦略に加え、社員を徹底的に育てる社風にあるのではないかと思っています。

リクルートというと若くして裁量権が与えられる自由な社風というイメージから、入社後も放置されるイメージを持つ方が多いようですが、実際は社員を育てるということを徹底して行います。

社員には新卒・中途問わず、必ず教育担当がつきます。
教育担当には部署内の優秀な人材がアテンドされますので、その先輩について、仕事の基礎から叩き込まれます。

最初は与えられた仕事をこなし、教育担当からのフィードバックで精度を上げ、だんだんと独り立ちするようになります。

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自分を見直す360度評価

もう一つ、特筆すべきリクルートの制度があります。
これは入社半年~1年の全社員に課される360度評価です。

事前に仕事上、関係のある社員にその人にまつわるアンケートが送られます。

例えば

・仕事に必要な情報を自分から進んで求めているか
・職場とのチームワークに気を配っているか
・遠慮や気がねなく率直に話し合いをしているか
・相手の気持ちや立場を大切にしているか
・他のメンバーの指摘やアドバイスに耳を傾けているか
・行動や考え方は、柔軟で融通性があるか

などなどたくさんの質問項目からあてはまるか、そうでないかを回答します。

さらにはフリーアンサーで対象者の素晴らしい点、期待することを書き込みます。

対象者にはこれらのアンケート内容がすべてフィードバックされ、自分がどう見られているのかをアンケートで確認して、各自この結果を踏まえ「自分を見つめ」「今後どうありたいか」自分開発計画を立てるための研修が開かれます。

研修が終わると今度は職場に戻って、アンケートに回答してくれた社員を集めて自分開発計画を発表しますが、ここで開発計画に対してどう思うかの意見をもらうのですが、このMTGは毎回かなりヒートアップします。

ヒートアップする自己開発計画MTG

私が新人の頃、同じグループに圧倒的に優秀でありながら性格上、問題のあるメンバーがいました。
頭脳の明晰さは一目瞭然、ところが協調性にかなりの問題があり色々なところで軋轢を生んでいました。

そんな彼が立てた開発計画は非常に的外れなもので、自分の足りない点や周りからの指摘をまったく無視した開発計画で、彼が開催したMTGは延長に延長を重ね、もはや何時間開催したかわからないほどの長さになりました。

彼の良さはどこで、まわりのメンバーはどこに問題を感じているのか。
どうなってほしいのか。

議論は白熱し、鉄壁と言われた男が最後は涙を流し、自分がどういう人間なのか、どこが欠けているのかを初めて認識した瞬間でした。
それ以来、彼の行動、態度は目覚ましく変わりました。

今では外資系のコンサルティングファームに転職し、持ち前の頭脳と、すっかり柔らかくなったハートでメンバーに愛されるマネージャーに成長しています。

求められるのは人間としての成長

リクルートの人を育てる文化・社風はこの研修が終わってからも続きます。
マネージャーやメンバーからは日常的に仕事への指摘・フィードバックがなされ、時には全然違う部署のマネージャーから声をかけられ指摘を受けることもあります。
今振り返っても、リクルートで受けたのはスキルのを伸ばすこと以上に、周りの人と協働すること、動かすことやその前提となる人としてのスタンスでした。

こんなリクルートの人を育てる社風が人材輩出企業と言われる背景にあるのではないかと思います。

■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。

(1)リクルート出身者だからこそお話できること

―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?

実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。

(2)リクルート社内の豊富なネットワーク

転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。

(3)最短距離での転職をお手伝い

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
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