サイバーセキュリティクラウドの年収は?転職難易度や職種、将来性を解説
サイバーセキュリティクラウドは「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」という理念のもと、Webセキュリティに関するあらゆるソリューションを提案している会社です。将来性が期待でき、急成長企業として転職市場でも注目を集めています。
この記事ではサイバーセキュリティクラウドへの転職を検討されている方向けに、サイバーセキュリティクラウドの転職難易度や職種、将来性などを解説します。
目次
サイバーセキュリティクラウドに転職するポイント
サイバーセキュリティクラウドへの転職を成功させるためには、サイバーセキュリティクラウドが目指すものを体現できる人材だというアピールが重要です。日本企業のWebサイトやサービスの85%以上が、セキュリティ対策不十分といわれるなか、サイバーセキュリティクラウドは企業の意識を変えることを重要な使命ととらえています。その使命に共感し、日本発のグローバルセキュリティカンパニーとなるためのチャレンジができる人が求められています。
セキュリティ業界が未経験でも応募でき、現在CSCで働いている社員の約8割がセキュリティ業界未経験からのスタートです。ただし、一部の職種は、一定の知識や経験を求める場合があるため、応募時に確認しましょう。
サイバーセキュリティクラウドの会社概要
会社名 | 株式会社サイバーセキュリティクラウド
Cyber Security Cloud , Inc. |
本社所在地 | 東京都品川区上大崎3-1-1 JR東急目黒ビル13階 |
代表取締役 | 代表取締役社長 兼 CEO 小池 敏弘 代表取締役 CTO 渡辺 洋司 |
設立 | 2010年8月 |
資本金 | 8億7,725万円(資本準備金を含む) |
売上高 | 22億7,500万円(2022年12月期) |
特徴
サイバーセキュリティクラウドは、世界90か国以上での利用実績があり、主力プロダクトにおいて国内シェアNo.1の実績のある企業です。官公庁や金融、メディア、交通などさまざまな業種の企業にサービスを提供し、年率30%以上の高いARR成長率を継続しています。強力な販売パートナー企業により、販売拡大ができる点も特徴の1つです。
事業内容
サイバーセキュリティクラウドの事業は、下記のとおりです。
- AI技術を活用したWebセキュリティサービスの開発
- サイバー攻撃の研究・リサーチ
- AI技術の研究開発
- 脆弱性診断および管理サービスの提供
ロサンゼルスにも現地法人があり、全世界に向けてサービスの提供を行っています。
業績
年月 | 売上高 |
2022年12月期 | 22億7,500万円 |
2021年12月期 | 18億1,700万円 |
2020年12月期 | 11億9,400万円 |
業績は堅調に年々増加しています。2022年12月期は、下記の影響で各プロダクトのユーザー数やARPU(ユーザー当たり平均利用額)がともに伸長し、増収となりました。
- クラウド型WAF「攻撃遮断くん」のサーバセキュリティタイプのリニューアル
- WAF自動運用サービス「WafCharm」の販売開始
ユーザー数は順調に伸びており、2023年12月期第3四半期決算説明によりますと、2023年度は売上高30億円を突破する見込みです。
サイバーセキュリティクラウドの将来性
サイバーセキュリティクラウドは、以下の理由から将来性が期待できます。
- 増加し続けるサイバー攻撃への対応が必要
- 中小、準大手企業の低いWAF導入率の改善が必要
- 政府のサイバーセキュリティに関する取り組みが積極的
サイバーセキュリティクラウドが提供するWebセキュリティサービスは、今後ますます求められるでしょう。
サイバーセキュリティクラウドの年収
サイバーセキュリティクラウドの2022年12月期有価証券報告書によると、従業員の平均年収は7,396,000円です。月給制が採用されており、給与改定は1月と7月の年2回実施されます。サイバーセキュリティクラウドの業績は堅調なので、年収アップも期待できるでしょう。
また、これまでのサイバーセキュリティクラウドの平均年収の推移は、下記表のとおりです。
平均年収 | |
2022年度 | 739万6,000円 |
2021年度 | 725万1,000円 |
2020年度 | 656万1,000円 |
2019年度 | 612万9,000円 |
表を見るとわかるように、サイバーセキュリティクラウドの平均年収は、年々増加傾向にあります。
職種別年収
サイバーセキュリティクラウドの職種別の年収は、以下のとおりです。職種によって年収に差があります。
職種 | 予定年収 |
エンタープライズセールス | 600万円~1,000万円 |
ソリューションセールス | 550万円~850万円 |
セールスエンジニア | 700万円~1,200万円 |
セキュリティエンジニア | 500万円~900万円 |
バックエンドエンジニア | 700万円~1,000万円 |
BtoBマーケター | 350万円~600万円 |
マーケリーダー候補 | 600万円~800万円 |
サイバーセキュリティクラウドの月給・賞与
サイバーセキュリティクラウドの月給は、新卒社員の初任給は、基本給が199,600円で、諸手当が67,400円支給されます。(2024年4月予定額)
また、転職者向けの月給例は以下のとおりです。
職種 | 月給(一律手当を含む) |
エンタープライズセールス | 496,000円~ |
ソリューションセールス | 390,000円~ |
セールスエンジニア | 516,180円~ |
セキュリティエンジニア | 369,725円~ |
バックエンドエンジニア | 516,180円~ |
BtoBマーケター | 247,000~496,000円 |
マーケリーダー候補 | 416,000円~ |
賞与は会社業績などを踏まえて年2回賞与が支給される可能性があると、採用ページに記載されています。サイバーセキュリティクラウドは業績が好調なので、賞与が支給される可能性は高いでしょう。
サイバーセキュリティクラウドと競合他社の平均年収を比較
サイバーセキュリティクラウドの競合他社の平均年収は、下記表のとおりです。
企業名 | 平均年収 |
サイバーセキュリティクラウド | 739万6,000円 |
トレンドマイクロ株式会社 | 885万1,404円 |
ソースネクスト株式会社 | 757万993円 |
サイオス株式会社 | 624万9,000円 |
業界内では平均的な年収といえます。
サイバーセキュリティクラウドの募集職種
サイバーセキュリティクラウドの採用は「ビジネス」「エンジニア」「コーポレート」に分かれており、BtoBマーケターやWebエンジニアなど、さまざまな職種が募集されています。
ビジネス |
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エンジニア |
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コーポレート |
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ここでは、募集しているそれぞれの職種の業務内容や応募資格について解説します。気になる職種やポジションがある方は、ぜひチェックしてみてください。
BtoBマーケター
BtoBマーケターのメイン業務は、オフラインマーケティングです。ブランド認知向上や見込客の獲得に向けた展示会やイベントなど、イベントマーケティングの企画から実行・管理を担当します。オフラインマーケティング以外の業務も可能で、幅広くマーケティング業務の経験を広げていけます。
業務内容
- イベントマーケティングの企画と実行
- インサイドセールスチームと連携したイベントフォローシナリオの策定・実行
- イベントごとの効果測定・改善実行
- イベントのキャッチコピーや集客方法の考案・実行
- 各関係者やメディアとの調整・交渉
- 登壇コンテンツの企画やプレゼン資料の作成
応募資格(必須)
- イベント会社・代理店・事業会社などで、イベントの企画・実行経験(1年以上)
- MAツールの使用経験
マーケリーダー候補
マーケリーダー候補は、マーケットが拡大していて需要が高い取扱商材(SaaS×AI×セキュリティ)に携わります。BtoBマーケティング経験が豊富な部長と共に、マーケリーダー候補として組織強化の役割を担う仕事です。
業務内容
- マーケティング戦略の策定・実行・分析
- リード獲得施策 (オフライン・オンライン) の企画と実行
- ターゲット市場の選定、顧客ニーズの抽出、ペルソナ・カスタマージャーニーマップの策定
- 顧客ヒアリングによるマーケティング最適化
- MAやCRMを用いたデータ分析・施策立案
- インサイドセールスチームとの連携
応募資格(必須)
- BtoB領域のマーケティング実務経験(2年以上)
- KGI/KPIの設計・運用経験
ソリューションセールス
ソリューションセールスは、製品のセールス業務を担当します。具体的にはマーケティングチームが獲得した顧客に、的確なヒアリング・分析力・戦略的な営業活動を行って、クロージングする仕事です。
業務内容
- クラウド型セキュリティ製品のセールス業務
- アポイントに対するフィールドセールス
- 初期商談~受注までの顧客フォロー
- お客様の課題ヒアリング・商談での提案・商材説明
- 販売代理店とのリレーション構築
- 中・長期的な視点での商談マネジメント
- 価格や契約の交渉・合意締結までのクロージング
- チームの円滑な業務の遂行・関係部署との折衝
- チームの案件管理・案件進捗フォロー
- チームメンバーのスキルアップ支援
応募資格(必須)
- ITインフラ商材の営業経験(3年以上)
- 複数案件を同時並行で営業活動を進めた経験
VPoE
VPoEは、エンジニア組織の強化やプロダクトの品質担保のため、CTOとともに開発組織の課題解決や成長戦略の提案・実行を推進する仕事です。組織開発の過程で発生する多岐にわたるミッションに対して、現在の組織に対する最適な打ち手を検討し、実行することが求められます。
ミッション例
- 開発組織の設計・構築
- 生産性向上のための企画の立案と遂行
- 開発組織のピープルマネジメント
- オンボーディングプロセスの最適化
- エンジニアの育成・成長支援
- Tech Blogなどの情報発信のリード
- 社内勉強会などの企画・運営
応募資格(必須)
- アジャイル・スクラム開発やプロジェクトマネジメントの知識・経験
- エンジニアの成長環境構築の経験
PdM
PdMは、「Web監視サービス」のPdM業務を担当します。PdMとして、プロダクトの仕様や顧客ニーズを理解し、品質担保や向上、ユーザーサポート体制の構築や強化を進めることが求められます。
事業企画や開発戦略・ロードマップの策定などに携わる可能性があるため、サービス責任者にチャレンジしていたいという方も歓迎とのことです。
業務内容
- 現在計画している開発計画のプロジェクトマネジメント
- 事業成長のための継続的な企画立案・ロードマップの策定
- 経営陣と連携したサービスプランの検討
- サービス運営におけるオペレーション設計
- サービスの品質担保のためのマニュアル・ドキュメント整備
- 市場・業界の動向調査
応募資格(必須)
- ソフトウェア開発経験
- チームまたは組織のマネジメント経験
テックリード
テックリードは技術面でエンジニアチームを支えるリーダーであり、他部署との連携を図る窓口です。顧客ニーズに答えるために、プロダクトバリューの向上と技術的負債の解消する役割があり、プロダクト作りに関わります。
業務内容
- 開発要件をもとにしたシステム設計および開発の推進
- 技術的課題の把握と方針の検討
- プログラミング言語を使用したWebアプリケーションの設計・開発・保守
- 開発プロセス改善のための取り組み
応募資格(必須)
- 開発言語を用いたWebアプリケーションの開発経験
- Linux、Shell環境で開発した経験
Webエンジニア
テックリードとともにプロダクトの設計や開発、保守を行う仕事です。
業務内容
- 機能開発のための調査やディスカッション
- Reactを使用したフロントエンドの設計・開発
- 開発プロセス改善に向けた取り組み
- プロダクトをより良くするために必要な技術やツールの選定
応募資格(必須)
- 開発言語を用いたWebアプリケーション開発経験
- Linux、Shell環境で開発した経験
ソフトウェアエンジニア
開発言語を使用して管理画面の開発をしたり、Webサーバの解析・設計をしたりする仕事です。複数のミッションを担当することもあります。
業務内容
- 開発言語を利用した管理画面の開発
- インフラ基盤の設計・構築
- WebサーバやWAFプログラムの解析・設計・開発
応募資格(必須)
- ソフトウェアエンジニアとしての開発・運用経験(5年以上)
- クラウド上で稼働するシステムの設計開発・運用経験
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、セキュリティサービスの根幹となるWAFルールの作成と管理、ミドルウェアの開発とメンテナンスなどを担当します。常に最新のセキュリティ技術に触れ、次世代のセキュリティソリューションを自分の手で創っていける点が魅力です。未経験者の採用も行っています。
業務内容
- WAFルール (シグネチャ)の作成・メンテナンス
- ミドルウェアの開発・メンテナンス
- サポートOSの追加検証
- テクニカルサポートの技術支援
応募資格(必須)
- セキュリティへの興味関心が高い
- 開発言語を用いたソフトウェアの開発経験
- Linuxの基本的な知識、経験
- TCP/IPや各種プロトコル・ネットワーク全般についての基本知識
テクニカルサポート
テクニカルサポートは、顧客から自社サービスに関する問い合わせに対し、メールや電話での対応を担当します。サポート経験が豊富なリーダーがおり、開発チームやインフラチームへの相談も可能なため、支援を受けながら未経験の技術や知識でも主体的に学べる点が魅力です。
業務内容
- サービス導入済みのお客様に対する技術サポート
- クラウドサーバ運用保守のサポート
- WAFルール (シグネチャ) のカスタマイズ
応募資格(必須)
- Linuxの経験(3年以上)
- 問い合わせや障害トラブルなど法人顧客の対応経験
サイバーセキュリティクラウドの転職難易度
サイバーセキュリティクラウドの転職難易度は比較的高くなっています。サイバーセキュリティクラウドは、2022年の日経ビジネス「日本急成長企業2022」で35位にランクインするなど、注目を集めている企業です。また、中途採用の募集数や募集職種は非常に多いものの、どの職種も一定以上の高いスキルや経験が求められる点からも、転職難易度は高いといえます。
サイバーセキュリティクラウドの面接の傾向と対策
サイバーセキュリティクラウドに応募する際には、面接の質問内容や選考フローなど、全体の流れを把握しておくと転職活動を進めやすくなります。サイバーセキュリティクラウドの選考フローと面接の傾向、対策を解説します。
選考フロー
サイバーセキュリティクラウドの選考は、「応募→書類選考→面接(2~3回)→オファー」の順に実施されます。職種によって、課題提出などが求められる場合や、面接回数を変更する場合もあります。選考期間は書類選考・面接ともに平均4日です。
面接の傾向
面接はラフな雰囲気で、応募者のスキルなどの一般的な内容や、仕事経験などの応募者の過去について聞かれたという声が多く見られます。スキルの質問では、これまでどんな仕事をしてきたかを具体的に尋ねる質問が多いため、答えるための準備が不可欠です。
志望動機や面接への対策
サイバーセキュリティクラウドでは「世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する」 という理念の実現に向け、一緒にチャレンジできる人材を求めています。そのため、志望動機は非常に重要です。自己分析を行い、経験やエピソードなどをもとに、入社後に取り組みたいことや、入社後に生かせる自分の強みなどを伝えられるように準備しておきましょう。
サイバーセキュリティクラウドへの転職や年収に関するよくある質問
最後に、サイバーセキュリティクラウドへの転職や年収に関するよくある質問をまとめました。
転職を考えている方は参考にしてください。
サイバーセキュリティクラウドの従業員数・平均年齢・平均勤続年数は?
サイバーセキュリティクラウドの従業員数は118人、平均年齢は37.3歳、平均勤続年数は2年です。
サイバーセキュリティクラウドは未経験でも応募できる?
応募できます。既存の社員もセキュリティ業界の経験者は2割程度のため、入社後に学ぶ意欲があれば十分に活躍が可能です。ただし、職種によっては、一定の知識や経験を求める場合もあるため、詳細は各職種の募集要項を確認しましょう。
サイバーセキュリティクラウドは転勤がある?
転勤はありません。
サイバーセキュリティクラウドの社員に関する情報もチェック!
転職では、企業の情報をどれだけ収集できたかが成功のポイントです。
サイバーセキュリティクラウドへの転職を検討する場合、企業のHPや、TwitterやFacebook、noteなどで情報を集めると良いでしょう。
他にも採用ホームページでは、社員の雰囲気やサービスの内容など、サイバーセキュリティクラウドの文化や風土がわかる動画が多数公開されています。
サイバーセキュリティクラウドへの転職ならサムライソウル
サイバーセキュリティクラウドは、日本のWebサイトを守るソリューションを提供し続けてきたリーディングカンパニーとして、Webセキュリティに関するサービスをグローバルに展開できるポテンシャルがあります。
Webセキュリティ業界の第一線で、グローバルに活躍したい方にオススメの企業です。
サムライソウルでは、求職者の思いを言語化した上で、採用担当者から目を惹く提出書類の作成や、面接でよくある質問などを想定した面接対策などが可能です。状況によって応募ポジションの最新情報も共有しながら、サイバーセキュリティクラウドへの転職をサポートいたします。
記事監修者の紹介
粕谷暢司(Yoji Kasuya)
2005年青山学院大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社 。
人材領域の法人営業を経て、新サービス開発を担当する部署へ。
2つの新サービスの立ち上げを経て2013年にリクルートを卒業後、2014年株式会社サムライソウル設立。
人材業界に20年近く身を置き、1万人以上の次世代を担うビジネスパーソンのキャリアと対峙。
企業の経営陣や事業責任者とのつながりを活かしたリアルで精度が高い情報提供と徹底的な選考対策を得意とする。
【転職支援実績】
・28歳 700万円(100万円アップ)
メガバンク(法人営業)→ メガベンチャー(法人営業)
・27歳 800万円
フィナンシャルアドバイザリー(コンサルタント)→ メガベンチャー(M&A担当)
・31歳 800万円(100万円アップ)
総合コンサルティングファーム(コンサルタント)→ メガベンチャー(事業企画)
・42歳 1600万円(600万円アップ)
Saas企業(セールスマネージャー)→ グローバルHRTech企業(ディレクター)
・37歳 1200+SO(200万アップ)
医療系スタートアップ企業 → WEB系スタートアップ企業(CFO)
・31歳 800万円(100万円アップ)
WEBサービス企業(UI/UXディレクター)→ メガベンチャー(UI/UXディレクター)
・32歳 850万円(50万円アップ)
大手通信企業(営業企画)→ WEB系スタートアップ企業(企画マネージャー)
・28歳 420万円+インセンティブ(-300万、インセンティブ付加)
大手証券会社(法人営業)→ 大手M&A仲介企業(M&Aコンサルタント)