サイボウズへの転職|年収や将来性、やりがいまで詳しく解説

表計算ソフトのCMなどでも有名なサイボウズ。この記事では、サイボウズへの転職をお考えの方のために、転職のポイントや事業内容、面接傾向などを解説していきます。年収や業績、将来性なども説明していくので、ぜひ参考にしてみてください。

サイボウズに転職するポイント

サイボウズは「100人いれば100通りの働き方」が基本スタンスであるため、多様性に富んだ柔軟な働き方が期待できます。

 

採用からも、そういった多様性を求めていることが分かります。業界経験やポジションに応じたスキルを必須条件とするキャリア採用と、業界・業種未経験でも「サイボウズで働きたい」「企業の取り組みに興味がある」といった求職者を積極的に採用するポテンシャル採用の2種類の採用方式があるのです。

サイボウズの会社概要

会社名 サイボウズ株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋2-7-1

東京日本橋タワー27階

代表取締役社長 青野慶久(本名:西端慶久)
設立年 1997年8月8日
資本金 613(百万円)
株式 東証プライム市場
売上 18,489(百万円)※2021年12月期連結決

 

特徴

チームワークあふれる社会を創ることを目指し、「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自立と議論」の4つのカルチャーを掲げていることが特徴的なサイボウズ。サイボウズのビジョンに向かって役割分担しながら協働し、チームの生産性と社員の幸福度が常に高い状態を維持しているようです。また、4つのカルチャーは柔軟な福利厚生・待遇や、在籍する社員のスタンス・価値観の形成につながっています。

事業内容

チーム・コラボレーションを支援するツールを提供するサイボウズグループ。グローバルに拠点をもつ企業や公共団体などの大規模チームから、企業間プロジェクト、ボランティアなどの小規模チームまで幅広く顧客を抱えています。近年は、ソフトウェアライセンス販売に加え、サーバーやセキュリティなどの運用環境も提供するクラウドサービスを実施しています。より詳しい事業内容は以下の通りです。

 

  • グローバル展開事業

中国、ベトナム、米国に拠点を設置し、製品の多言語化を促進。アジアや欧米地域での販売に取り組んでいます。

 

  • 研修事業

設立から現在に至るまで挑戦してきた制度・風土改革を始めとするさまざまな取り組みを基にした、講演、企業研修、組織コンサルティングサービスを提供する事業です。事例を学び、実践する機会を提供することで企業の課題解決をサポートしています。

 

  • 研究開発事業

子会社サイボウズ・ラボを中心に、長期視点で情報共有に関するソフトウェア技術の研究開発活動を行っています。

業績

テレビCMなどの広告プロモーションの影響で、営業利益は前年から約8億円落ち込みましたが、メイン事業であるクラウド関連事業は前年から約28億円売上が増収しています。CM効果による案件化には時間を有することが想定されましたが、既存顧客への活用促進、サービスのブランドイメージの醸成には非常に効果があったようです。

 

また、サイボウズの競合として挙げられるのはMicrosoftやGoogleといったグローバル企業であるため、まだまだ国内ではトップシェアが続くことが想定されます。現在グローバル展開を進め、今後の動向によってさらなる好業績が見込まれるでしょう。

将来性

SaaSやサブスクリプションの普及により、クラウドサービスが急速に普及しています。それに伴って売上も好調であり、しばらくは安定的な将来性が期待できそうです。

サイボウズの働きやすさ

性別や国籍関係なく、多様な働き方への挑戦を続けるサイボウズ。「100人いたら100通りの働き方」があるというスタンスで、在籍社員が望む働き方を実現できるようにサポートしています。社員の声を取り入れたワークスタイル変革を行ったことで離職率が低下したようです。サイボウズの働きやすさにつながる背景について見ていきましょう。

年収

サイボウズが有価証券報告書内で記載している社員の平均年収は611万円です。毎年水準が高くなっていくため、メイン事業の業績やニーズによって今後さらに高くなる可能性も見込まれます。

 

福利厚生

社員が自分らしく働くことができるような福利厚生制度の策定に取り組んでいます。多様性を受け入れることが特徴の制度設計は、人材領域からサイボウズの生産性向上に貢献しているようです。2018年から「働き方宣言制度」の運用を開始し、一人一人が自分の働き方を自由に記述するスタイルを実行しています。また、独自の取り組みとして、事実婚・同性婚・法律婚関係なく、結婚休暇や育児・介護休暇などの各種特別休暇取得や時短勤務、子連れ出勤を許可しています。

ワークライフバランス

休日 完全週休2日制(土日祝日)
勤務時間 9:00~18:00(働き方宣言制度あり)
平均残業時間 非公開
フレックス制度 記載なし
リモートワーク 有り
時短勤務 有り

従業員の平均勤続年数

従業員の平均勤続年数は約6年との情報があります。サイボウズは働き方変革を実施した先進企業です。ライフワークバランスを保ちやすい待遇・福利厚生と、従業員の意見を取り入れた働き方宣言制度によって、最高で28%を記録した離職率はここ数年で3~5%程度に改善されたようです。

サイボウズのやりがい・社風

サイボウズは働き方変革で離職率が大きく減少しましたが、やりがいや社風も離職率減少につながっているようです。それぞれについて見ていきましょう。

やりがい

サイボウズでは若手社員へ大きな裁量権を与えるため、転職成功者の中には「こんなに裁量権があって大丈夫なのか」と感じる社員もいるようです。しかし、裁量権を持つことが自己成長と向上心を促し、やりがいへとつながっていきます。

 

入社数年でキャリアアップを狙うことも可能です。キャリアアップを重ねていくと企業の経営層といった高いポジションのクライアントに対して、対等に意見できるようになるといった点もサイボウズの魅力の1つといえるでしょう。

社風

「チームワークあふれる社会を創る」を企業の存在意義として考えているサイボウズ。言葉の通り、社内には分からないことや不安なことを相談しやすいフラットで明るい雰囲気があるようです。また、社員の多様性を尊重するカルチャーが根付いているため、メンバーに一律の平等を強いることは一切なく、個人の自由裁量で働く環境が整っています。

サイボウズの評判・口コミ

  • 営業、在籍7年目、女性

働き方変革の一環として、子供を連れて出社できる制度があることに驚きを感じました。保育園や幼稚園に子供を預けることができなくても、一緒に出社することで面倒を見ながら仕事を進めることができます。そういった行動に抵抗を感じる社員は、自宅で在宅ワークも可能です。柔軟性の高い働き方は他の企業にはないサイボウズだけの魅力だと思います。

 

  • 開発、在籍3年目、男性

机に向かってシステムを開発するだけでなく、顧客と直接やり取りが発生することもあるため、コミュニケーションが盛んな職場環境です。システム開発を黙々と進めていると疲労感を感じがちですが、すぐ近くに気軽に話しかけられる同期や先輩がいることでリフレッシュになり、仕事の生産性も向上します。

 

これらの内容から、福利厚生や職場環境に関する良い口コミが多いことが分かります。

サイボウズの募集職種

ここからは、実際にサイボウズが募集している職種を紹介します。

アシスタントプロダクトマネージャー

顧客の抱える問題点を探求し、市場・顧客・競合・自社に対する分析を行った上で適切なバリューを提案、それを社内メンバーへ伝達し適切なプランに落とし込む活動を支援することがこのポジションのミッションです。具体的な業務内容は以下の通りです。

 

  • ビジネスプロダクトマネージャーが企画、社内展開するプランの作成と実行支援
  • 販売企画資料を作成するための情報収集
  • 定量的、定性的データを適切な形に加工し、分析
  • 販売企画の資料作成
  • 日常的に発生する社外への告知文書作成及び、関係部署との調整
  • 製品説明資料の作成

 

このポジションではIT業界経験が必須条件です。また、BtoBマーケティング、プロモーションの経験、営業サポートなどの顧客対応経験、SE経験を有する方はスキルを有効的に活かせるでしょう。

プロダクトマネージャー

サイボウズの主製品の1つであるGaroonに関わるさまざまなステークホルダーと連携しながらプロダクトマネジメントを遂行することがこのポジションのミッションです。具体的な業務内容は以下の通りです。

 

  • 顧客訪問、社内外のユーザーとヒアリング、データ分析などの調査業務
  • 製品の要件、仕様検討、プロダクトバックログの作成、優先順位の検討
  • 開発チームにおけるスクラム開発のプロダクトオーナー業務

 

応募には、ソフトウェア開発の要件定義経験を1年以上有することを必須条件とします。また、チームと協業する機会が多いポジションです。企業理念の「チームワークあふれる会社を創る」ことへの共感が求められるでしょう。Garoonの利用経験を有する方やSQLを利用したデータ分析経験、CSPOの認定保有者は、経験やスキルを活かせるポジションです。

エンジニア

サイボウズが提供する製品・サービスの開発がメイン業務です。ReactやVueを用いたサインページアプリケーションの開発経験を3年以上有することが応募条件となります。その他、Webアプリケーションの自社開発経験、React やVueにフレームワークを置き換えた経験、コンピューターサイエンスの基礎知識を有する人材を歓迎しています。

サイボウズの転職難易度

ポジションや採用方式によって異なりますが、サイボウズでは常に多数の中途採用枠を用意しているため、転職難易度は中程度でしょう。キャリア採用の応募必須要件が低めに設定されていることも転職のしやすさにつながっています。しかし、待遇や年収の良さ、福利厚生の充実で応募倍率は非常に高くなっているので、しっかり対策することが大切です。

サイボウズの面接の傾向と対策

サイボウズの選考フローや面接の傾向について解説します。

選考フロー

採用サイトからエントリー→書類選考→個人面接の順で選考フローが組まれています。個人面接は3回前後を予定しており、ポジションによって回数が異なるようです。書類を提出してから内定が決まるまで約1ヶ月半ほどの期間を想定しているようです。

面接の傾向

中途採用はキャリア採用とポテンシャル採用の2種類があります。キャリア採用はポジションを特定した応募であり、業界経験を必要としていますが、ポテンシャル採用では業界・業種未経験でもサイボウズで働いてみたいという求職者に向けたチャレンジ採用枠です。

 

どちらも面接の傾向に大きな差異はなく、もっとも重視している点は「理念やカルチャーにどの程度共感しているか」です。数ある企業の中でなぜサイボウズを選んだのか、サイボウズが目指すビジョンと自身のスタンス・価値観がどのようにマッチしているかを言語化することが求められるでしょう。

面接対策

面接対策としては、サイボウズが目指すビジョンを把握する、持っている価値観やスタンスを言語化するために自己分析を行うといった方法が有効的です。さらに、「なぜ他社ではなく、サイボウズへの転職を希望するか」といった質問には、単に企業理念やカルチャーに共感しているといった回答では説明が不十分といえます。他との比較が適切な回答であり、そういった回答をするためには企業・業界の研究が必要不可欠です。

サイボウズへの転職に関わるQ&A

サイボウズへの転職を希望している人の中には、まだ疑問や不安が残っている人もいるでしょう。ここでは、サイボウズへの転職に関わるQ&Aを紹介します。

サイボウズに向いている人は?

サイボウズが掲げる企業理念や目指すビジョンに共感できる方に向いています。また、多様な個性を尊重しながら積極的にコミュニケーションが取れる方はサイボウズにカルチャーフィットしているといえるでしょう。

サイボウズへの転職で求められるスキルは?

キャリア採用では、各ポジションで応募必須スキルや経験を有します。業務内容によって求められるスキル経験は異なるため、各ポジションの応募要項を確認しましょう。ポテンシャル採用は「サイボウズで働きたい」という思いがあれば前職の業種・経験関係なく応募することが可能です。

 

それぞれの採用方式で共通して求められていることは「サイボウズの目指すビジョンや企業理念に共感しているか」です。これを重視して採用を検討しています。

サイボウズ社員に関する情報もチェック!

サイボウズは公式Twitterで日々の活動や取り組み、ナレッジを発信・共有しています。サイボウズ社長 青野慶久氏のTwitterアカウントもあるため、面接に行く前にチェックしておくと、より詳しい情報を知ることができるでしょう。また、青野慶久氏はnoteも更新しているため、こちらも合わせてチェックしてみてください。

サイボウズへの転職ならサムライソウル

サムライソウルはリクルートグループやM&Aコンサル、IT企業に特化しており、取り扱う企業を熟知した少数精鋭のコンサルタントが、求職者一人一人に合わせた転職支援を行っています。特に志望企業に対する面接対策に力を入れており、想定質問に対する回答や面接官の視点を共有して対策を進めることで、より採用の確率を高めています。

まとめ

ここまでサイボウズへの転職を希望する求職者に向けて、転職のポイントや面接対策・傾向・難易度など詳しく説明してきました。運営するクラウドサービスは国内トップシェアを誇っていて将来性が期待できます。その他、待遇や福利厚生の良さを理由として、転職希望者は後を絶ちません。「サイボウズで転職を成功させたい」という方は、ぜひサムライソウルをご検討ください。

 

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