リクルートスタッフィングへの転職は志望動機が重要!年収と面接対策を解説

リクルートのグループ企業の1つで、主に人材派遣事業を中心にビジネス展開をしているリクルートスタッフィング。今回はリクルートスタッフィングへ転職を検討されている方向けに、リクルートスタッフィングに転職するポイントや会社概要、社風、面接フローなどを紹介します。

リクルートスタッフィングに転職するポイント

リクルートスタッフィングは、リクルートグループの中で人材派遣業を中心に事業展開しています。VISION『「らしさ」の数だけ、働き方がある社会。』の下、Workstyle Makerとして、自分らしい働き方ができる社会を作ることをミッションとして掲げています。待遇も比較的高く、裁量も大きいため従業員の満足度も高く、転職市場では人気な企業の1つです。

そんなリクルートスタッフィングでは、挑戦を歓迎する社風で、若い人でも実力次第でさまざまな経験を積める環境なので、自ら挑戦していく意思があるというのをアピールすると良いでしょう。

リクルートスタッフィングの会社概要

会社名 株式会社リクルートスタッフィング
本社所在地 東京都中央区銀座8-4-17
代表取締役 山本 慎也
設立 1987年6月
資本金 3億円
売上高 2,710億円(2023年3月期)

参照:株式会社リクルートスタッフィング

特徴

リクルートスタッフィングは、「自分らしい働き方を一人でも多くの人が実現できる社会に」していくことをミッションとして掲げています。人材サービス分野のパイオニア的存在であるリクルートグループの一員として、多くの人が経験や制約にとらわれず、ライフスタイルに合わせた柔軟で多様な働き方ができるよう提案をしています。

事業内容

リクルートスタッフィングでは、人材派遣業を中心として大きく3つの事業を展開しています。

  • 紹介予定派遣

ミスマッチを防ぐための事業です。直接雇用を前提とし、一定期間派遣社員として働くことで求職者と採用企業のミスマッチを防ぐことができます。

  • 人材派遣

一般的な人材派遣サービスで、企業に対する人材の派遣を、企画から実行まで担う事業です。働く人と企業の双方の想いを理解し、柔軟で多様な働き方を実現するための支援を行っています。

  • アウトソーシング

こちらは人材派遣のみならず、業務改善や運用まで含めて企業の人材戦略を最適化するサービスです。事業戦略・業務特性を元にコストダウンや生産性向上に貢献します。

業績

リクルートスタッフィングは、マーケットNo.1を目指しつづけることで業績を伸ばしています。2009年以降の売上高は12期連続前年度を上回っており、2023年度には2,710億円の売上高を記録しました

将来性

派遣法の改正によって、派遣として働く人の雇用条件の見直しなどがされているため、今後派遣として働くことを考えている人も少なくありません。終身雇用が当たり前ではなくなっている今、正社員として働くメリットと派遣として働くメリットを考慮して派遣を選ぶのも珍しくないので、今後派遣事業が盛り上がっていく可能性もあります。

さらに、近年ではテレワークによる派遣業務も増えてきており、居住地域に左右されず、就業機会を提供できるようになっています。

リクルートスタッフィングの年収

リクルートグループという盤石な基盤の元で人材派遣ビジネスを提供するリクルートスタッフィングの業績も、将来性が期待できるのではないでしょうか。

リクルートスタッフィングは、平均年収が620万円前後となっており、業界平均と比べると高い傾向です。中途採用募集要項の正社員想定年収レンジにも450万円〜824万円程度と明記されています。

2015年からは「ミッショングレード制」という評価制度を運用しています。て、営業目標などのミッションの達成具合とグレード(役職に似た概念)によって固定給が決定されます。その他職種によってはインセンティブなどもあるため、平均年収よりも高くなる可能性もあるでしょう。

リクルートスタッフィングの働きやすさ

次に、リクルートスタッフィングの待遇面、働く環境について紹介します。

福利厚生

リクルートスタッフィングの福利厚生は下記の通りです。

  • 各種社会保険完備
  • 育児・介護休暇制度
  • アニバーサリー休暇
  • 定期健康診断
  • 財形貯蓄制度
  • 社員持株会制度
  • 確定拠出年金制度
  • インセンティブ制度
  • 在宅勤務手当制度
  • ベビーシッター割引

ワークライフバランス

フルリモートが可能で、フレックス制度も導入されているため、ワークライフバランスを保ちやすい企業といえます。有休も取りやすく、プライベートの都合で働く時間や場所を調整しやすいという社員も多いようです。

一方で、業務量が多いため、自らでしっかり時間をコントロールするのが重要です。リクルートスタッフィングでは、イキイキ働くしくみとして「スマートワーク」を推進しています。スマートワークとは、限られた時間の中で、賢く・濃く・イキイキと働くことで、 最大の成果を出す働き方です。仕事が終わらなかったら業務時間を延長するのではなく、時間内に仕事が終わるよう生産性をあげることを重視しています。

リクルートスタッフィングのやりがい・社風

次に、リクルートスタッフィングのやりがいや社風を紹介します。

やりがい

リクルートスタッフィングだけでなく、リクルートグループ全体にいえる話ですが、ある程度自分の裁量で動かせるものが多く、業務の設計〜実行までを自ら推進して自身の力で出した成果を明確に測ることが可能です。

年齢・年次・性別にかかわらず大きな役割を担うことができる風土が整っており、ライフイベントに関わらず女性も活躍しやすい環境です。また、成果へのコミット意識も高く、成果を出して目標を達成することへの賞賛意識も強いため、成果を出すことで周囲からの評価や待遇も上がっていくことでしょう。成果が正当に評価されれば、大きなやりがいにつながるはずです。

社風

リクルートスタッフィングは、未経験でも手を挙げればチャレンジの機会を提供してくれる会社です。「人の成長を応援する」というスタンスの方が多く、挑戦を歓迎する雰囲気があります。新規事業アイデア募集の仕組みがあったり、若くても昇進のチャンスがあったりと、実力次第でさまざまな経験を積むことが可能です。

リクルートスタッフィングの評判・口コミ

  • 営業/在籍5年目/女性

ミッショングレード制で、新卒でも成果を出せばどんどんグレードがアップするので、やる気につながります。同業他社と比べると給料は高いですが、その分目標も高いので業務量が多くなります。

 

  • 営業/在籍6年目/女性

営業はどの部署も風通しが良いフラットな環境です。実績を出して管理職志望であることを伝えていれば、昇進もしやすいです。目標達成さえできればスケジュールも自分で調整できるため、有休なども取りやすいです。人間関係も良く、衝突することがほとんどありません。

 

リクルートスタッフィングの評判や口コミを見てみると、全般的に評価が高いことが伺えます。待遇面、社員の士気、風通しの良さなど、さまざまな観点で従業員から高評価を得ています。適切な評価を受けながらやりがいのある仕事を良い仲間とできている、働きやすい環境の会社といえるでしょう。

リクルートスタッフィングの募集職種

ここからは、リクルートスタッフィングで実際に募集している職種を3つ紹介していきます。

ICTソリューション

ICTソリューション部とは、リクルートスタッフィング社内の基幹システムの企画・開発・運用を担う部署です。以下の5つのグループで構成されています。

  • デジタルユーティリゼーショングループ
  • アプリソリューショングループ
  • データソリューショングループ 
  • RPAグループ
  • インフラソリューショングループ

社内インフラ環境に関する施策の企画・運用から事業系・独自提供サービスの運用管理までを担当します。

Windows OSに関する知識やIP・プロトコル・DNS/DHCPなどネットワークに関する基礎的な知識、Microsoft 365に関する基礎的な知識がある方か、これらの知識を、今後身に着けていきたい意欲がある方を募集しています。

未経験でも積極的に学ぶ意欲があれば問題ないとのことです。

推定年収は547万~654万円、在宅勤務可能なポジションです。

BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)営業

事業規模拡大中のアウトソーシングサービスで、営業をする職種です。事務職メインで業務委託提案や業務設計・運用管理などを行います。新規プロジェクト獲得に向けての提案、プロジェクト開始までの導入支援、その後人材の戦略立案やプロセスの可視化、体制構築のサポートなども業務内容です。

BPO/プロジェクトマネージャー

お客様からアウトソーシングされたプロジェクトの立ち上げと安定運用を担う職種です。

委託元の顧客ニーズを適切に把握し、SLAの設定、KGI/KPIの設定を行い、週次/月次でレポーティングします。

応募時には、アウトソーシング業界でのプロジェクトマネージャー等の経験が必須です。同ポジションの推定年収は626~824万円、さらにインセンティブが追加されます。

リクルートスタッフィングの転職難易度

リクルートスタッフィングの転職難易度は、人材派遣業界の中では比較的高い傾向にあります。そもそも人材派遣業は無形商材ビジネスとなっており、目の前に存在する有形物を営業するよりも、営業の難易度は上がります。その点から、営業職の選考も他社より厳しいものになりやすいです。

また、自由度が高く裁量を持てる職場だからこそ、選考は一定の難易度があり、自ら業務を推進して責任を取れる人材かどうかが見極められます。リクルートスタッフィングの選考を受ける際は、しっかり対策をして臨みましょう。

リクルートスタッフィングの面接の傾向と対策

リクルートスタッフィングの選考フローと面接の傾向について解説します。面接傾向をよく理解し対策方法をチェックしていきましょう。

選考フロー

選考の流れとしては、下記のようになります。

  • 書類選考
  • 一次面接
  • WEBテスト
  • 二次面接

選考期間は2週間〜1ヶ月を見ておきましょう。一次面接の後にWEBテスト(SPI)があるので、対策を忘れないようにしてください。

面接の傾向

リクルートグループの面接では、単純に過去の実績や経歴を聞くだけでなく、その時なぜそういう選択をしたのか、なぜそういう考えに至ったか、選択の上で何を重視しているか、など、過去の行動や選択の裏側にあるあなた自身の思いや価値観を深堀りする質問を多くされます。

また、志望動機についても「それはなぜ?」と深堀りされていきます。「なぜ?」と深ぼっていくことによって、候補者の考え方の根底にあるその人らしさや価値観を見ているのです。

リクルートスタッフィングのビジョン、「らしさ」の数だけ、働き方がある社会の実現に向けて、能力を発揮できる人が求められています。ビジョンやミッションをよく理解し、沿ったエピソードを用意しておきましょう。

面接対策

自分の過去の経歴について、重要なポイントで自分が考えたことや重要視した軸、選択の決め手などを改めて振り返って、自己分析をしておきましょう。思い出しながら話すと一貫性のない話になってしまう可能性もあります。話に一貫性がないと、芯の通っていない人物といった印象を受けてしまうため、これまでの自分を振り返って、どういう人間だったのかをすらすらと説明できるように準備してください。

また、先述した通り志望動機について深掘りされれる傾向があるため、志望動機をしっかりと練っておく必要があります。具体的で納得度の高い志望動機を作るためには、業界や競合の理解が不可欠です。業界構造や競合について知らずに志望動機を語っても、抽象的でリクルートスタッフィングである必然性が分からずに、「それは別の業界でも良いのでは」「同業他社でも良いのでは」と面接官に思われてしまいます。

 

人材派遣業というビジネスがどういうモデルのビジネスなのか、そしてその中でリクルートスタッフィングはどういうポジショニングなのかをしっかり頭に入れた上で、さらに募集している職種や求める人材に自分がフィットするかを考えておきましょう。

応募ポジションの業務内容を把握したり、キャリアパスを描くためには、採用情報ページの社員インタビューが参考になります。先輩社員がどのようなキャリアパスを歩んでいるのか研究してみると、面接時にキャリアプランを聞かれた時に具体的に答えやすくなります。

リクルートスタッフィングへの転職に関わるQ&A

ここからは、リクルートスタッフィングへの転職に関わるQ&Aを紹介します。転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

リクルートスタッフィングに向いている人は?

向いている人の特徴としては、成果へのコミット力が高く、人材業界・転職市場をもっと良くしたいという強い思いを持っているという点です。

また、指示されないと動けない方や、その時その時で自らに必要な動きを自ら定義できない方には、リクルートグループ自体があまり合っていません。リクルートグループは個々人の能力値が非常に高く、自立したプロ集団で成り立っています。リクルートスタッフィングにおいても、いかなる職種であれ自らオーナーシップを持って業務を推進できることが求められます。

リクルートスタッフィングへの転職で求められるスキルは?

転職で求められるスキルは職種によって異なりますが、もっとも普遍的なスキルはコミュニケーションスキルでしょう。人材派遣業なので、派遣先の企業や派遣スタッフなど多くの方とコミュニケーションを取る機会がたくさんあります。話が分かりやすく、会話していて気持ちの良いコミュニケーションが取れることが非常に重要です。

リクルートスタッフィングの平均年齢・離職率は?

リクルートスタッフィングには、2023年4月現在、1,954人の従業員が在籍しており、平均年齢は39歳です。離職率は公開されていません。

リクルートスタッフィングに家賃補助・退職金制度はある?

家賃補助はありません。退職金は3年以上在籍するともらえる仕組みになっています。

中途入社者の前職の職務・業界の傾向は?

リクルートスタッフィングが公開している資料によると、中途入社者の87%が営業職からの転職だそうです。保険・金融業、IT業界からの転職が多いようです。

リクルートスタッフィング社員に関する情報もチェック!

転職では、転職先の企業の情報をどれだけ集められるかが成功のポイントです。本来であれば、企業のホームページの他に、TwitterやFacebook、noteなどで情報を集めるのが良いですが、リクルートスタッフィングはTwitterやFacebookが更新されていないため、ホームページのニュースページから情報を確認するのが確実です。

また採用情報サイトには、社員インタビューが掲載されているので、気になる部署やポジションがある方は、ぜひ採用情報サイトからチェックしてみてください。

公式情報をチェックすることで、実際に働く際のイメージがより具現化できます。

リクルートスタッフィングへの転職ならサムライソウル

クルートスタッフィングは、多種多様な働き方を推進しています。中途採用者も活躍ししやすい環境が整っているため、選考フローや面接の傾向を知り、しっかりと面接対策をすれば、転職もスムーズに行えるでしょう。

サムライソウルでは、求職者の思いを言語化した上で、採用担当者から目を惹く提出書類の作成や、面接でよくある質問などを想定した面接対策などが可能です。状況によっては応募ポジションの最新情報も共有しながら、リクルートスタッフィングへの転職をサポートいたします。

リクルートスタッフィングへの転職をお考えの方は、ぜひサムライソウルをご利用ください。サムライソウルでは、人材関連事業への転職に関する知識が豊富なコンサルタントが多数在籍しているため、企業への独自の情報網を持っています。 

「面接でどのような質問をされるのか知りたい」「どのポジションを受けるのが良いのか悩んでいる」という方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。

お問い合わせはこちら

記事監修者の紹介

粕谷暢司(Yoji Kasuya)


2005年青山学院大学卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社 。
人材領域の法人営業を経て、新サービス開発を担当する部署へ。
2つの新サービスの立ち上げを経て2013年にリクルートを卒業後、2014年株式会社サムライソウル設立。

人材業界に20年近く身を置き、1万人以上の次世代を担うビジネスパーソンのキャリアと対峙。
企業の経営陣や事業責任者とのつながりを活かしたリアルで精度が高い情報提供と徹底的な選考対策を得意とする。

【転職支援実績】
・28歳 700万円(100万円アップ)
メガバンク(法人営業)→ メガベンチャー(法人営業)
・27歳 800万円
フィナンシャルアドバイザリー(コンサルタント)→ メガベンチャー(M&A担当)
・31歳 800万円(100万円アップ)
総合コンサルティングファーム(コンサルタント)→ メガベンチャー(事業企画)
・42歳 1600万円(600万円アップ)
Saas企業(セールスマネージャー)→ グローバルHRTech企業(ディレクター)
・37歳 1200+SO(200万アップ)
医療系スタートアップ企業 → WEB系スタートアップ企業(CFO)
・31歳 800万円(100万円アップ)
WEBサービス企業(UI/UXディレクター)→ メガベンチャー(UI/UXディレクター)
・32歳 850万円(50万円アップ)
大手通信企業(営業企画)→ WEB系スタートアップ企業(企画マネージャー)
・28歳 420万円+インセンティブ(-300万、インセンティブ付加)
大手証券会社(法人営業)→ 大手M&A仲介企業(M&Aコンサルタント)

\/
無料で転職相談をする