【M&A業界への転職体験談・vol.4】約15年勤めた大手メガバンクから中間管理職を辞して転職!中小企業の事業承継に仕事のやりがいを感じての再出発

M&A仲介への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、たくさんの方がM&A仲介の企業に入社をしています。

今回は大手メガバンクの法人営業からM&A仲介会社に転職されたSさんの転職体験談をお届けします。

大手メガバンクの法人営業から大手M&A仲介会社に転職されたSさんの転職体験記

■転職者Sさんのプロフィール
・30代後半、男性、私立大卒
・日本国内の有名私立大を卒業後、メガバンクで約15年間、法人営業を経験
・2020年に大手M&A仲介会社に転職

 

これまでのキャリア

―これまでのキャリアについて教えて下さい

大学卒業後、メガバンクに就職し、法人営業を長く担当していました。

中小企業から東証一部上場企業まで、業種も含め幅広い企業との取引を担当し、融資からM&Aまでさまざまな業務に携わりました。
ある支店にて中間管理職を任されていましたが、昨年転職を決意し今年からM&A仲介会社に勤務しています。

―大学在学中から金融業界を志望していたのですか

就職活動でベンチャー企業にインターンシップをしたことをきっかけに、社長業への関心を持ちました。

社長は経営のあらゆることを決断し、自分だけではなく社員やその家族の将来の責任を持ちます。当時を振り返ると社長のそういった姿勢に魅力を感じていたのかもしれません。地方出身者なので、社長のキラキラした仕事ぶりに魅了された面もあったかと思います。

就職先を決めるにあたり、企業の社長に直に会える仕事、ひいては経営やその決断をサポートする仕事に就きたいと思うようになりました。地元の地銀なども候補でしたが、大学の先輩とのつながりもあって、メガバンクに就職を決めました。

決して金融業界に積極的に身を投じたいと思っていたのではなく、今思えばやや軽い気持ちだったかもしれません。

M&A業界への転職のきっかけ

―M&A業界に興味を持ったきっかけはどのようなものでしたか

前職の銀行時代は法人営業を長く担当し、その中で後継者不足に伴う事業承継の難しさに直面しました。

ある地方支店に勤務していた時、担当していたパチンコ屋の事業承継に携わったことはきっかけの一つです。事業承継に向けた条件を整理して、社長と話を進めていたところ、その社長が突然亡くなってしまいました。事業は社長の子が引き継いで何とか継続できたものの家族間の相続で紛糾するなど混迷する結果となりました。社長が亡くなったのは後任に引き継いだ後でしたが、円滑な事業承継に向けてもっとうまくできたのでは、と今も後悔しています。

事業承継の難しさを知ると同時に、有望な中小企業を存続させていくためにも、事業承継を目的としたM&Aの意義や可能性を考えるようになりました。

―前職での銀行でもM&A仲介は可能では

法人営業の部署は、銀行の中で取引先企業の「窓口」の意味合いが強く、担当する企業の社長以下、経営幹部の困り事をいち早く察知して、銀行グループ全体での支援の仕組みにつなげていくのが役割でもあります。

事業承継に関して言えば、法人営業の担当から情報を得た別の部署が直接担当し、法人営業はそのサポートに回ります。法人営業担当が最初から最後まで直接寄り添うことはできません。

直近では中間管理職となり、担当企業を持つこともできず、社内調整に追われていました。営業先が支店の範囲内に限られることへの不満も根っこにありました。こうした状況もあって、法人営業の現場で感じていた事業承継にフォーカスして、M&A市場に飛び込みたいという気持ちが高まったのが転職を決意した主な理由です。

転職活動の苦労

―転職活動はどのように取り組みましたか

前職の銀行では、給与を含む福利厚生は充実していたと思います。年収は1千万円を超えていて、給与だけでみれば転職しようとは普通は思いません。

昨夏にM&A業界を念頭に、転職の検討を始めたものの「本当に転職してよいのか」という悩みや不安はありました。銀行の上司からは退職を何度も引き留められていて、長年勤めた会社ですから思い悩むことは多かったです。

とりあえず転職サイトに登録し、複数の転職エージェントから連絡をもらいました。そのうち一つがサムライソウルです。

ホームページにM&Aの転職実績が紹介されていたことが決め手になって、担当の富田さんとやり取りが始まりました。富田さんと二人三脚で転職活動を進め、年明けには今の会社の内定を頂きました。

―書類選考や面接はいかがでしたか

私の場合、職務経歴書などの書類提出、取締役と社長による計2回の面接で選考されました。

富田さんからは、選考の日程調整から過去の設問を想定した面接対策までサポートしてもらったことで、転職活動スタートから約半年で希望していた企業から内定をもらい、かなり順調に進んだと思います。

何よりも、過去に金融業界からM&A仲介会社に転職した人の体験談を富田さんから聞けたことは、転職すべきかどうか思い悩んでいた自分にとっては安心材料になりました。

転職すべきかどうかといった気持ちの面での相談のほか、転職後の給与面の確認などで会社との間に立ってもらいました。富田さんと出会いがなければ転職そのものを取りやめていたかもしれません。

仕事内容とその面白さ、魅力

―今の会社に転職されてから日は浅いですが、転職の決断は正しかったですか

新型コロナウイルス感染症の影響で、在宅勤務が続きましたが、早速各地で営業活動をしています。

会社の売り手と買い手をマッチングさせるのが主な仕事となりますが、銀行時代の同僚や取引先などから紹介してもらう形で、独自にいくつかの案件を進めています。銀行時代の制約はなく、営業であちこち飛び回れることにやりがいを感じています。
新型コロナの余波はありますが、オンラインでの顧客面談もスムーズにできているので、支障はありません。自分で判断して動けることにとても満足していますし、思っていたよりもチームで動くので、学びにもつながっています。

転職してきた私が今の会社に新しい風を吹かせてやろう、という心意気、前向きな気持ちで働いています。

―M&A業界の可能性をどのように感じていますか

中小企業の後継者不足の問題は日本国内で今後も続くと思われます。そうした中にあって、売り手と買い手をつなぐM&Aの手法を使った仲介は十分伸びる分野であると実感しています。

私の勤務先でも新型コロナの影響を受けていても採用数は増やしています。有望な中小企業をよい形で存続させていくということは仕事のやりがいにもつながると確信しています。可能性は無限大です。

M&A業界転職希望者へのメッセージ

―それでは、最後にM&A仲介への転職を考えている方へのメッセージをお願いします

今現在、自分は何のために、誰のために働いているのか、を自分に問い掛けてみると良いと思います。

30代後半での転職活動でしたが、やはり誰しもその年齢だと全く知らない業種には飛び込めないだろうと思います。
これまでの仕事での経験の中で自分の強みは何か、冷静に分析することが重要だと感じています。あくまでも今の仕事の延長戦上で何ができるのか、という観点で転職を検討することをおすすめします。
前職での年齢を重ねるほど転職先の新天地では即戦力として期待されます。これまでの実績を生かす形で、軸をぶらさずに前向きな転職につなげていってほしいです。

M&A仲介の転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、M&A仲介企業への転職支援でTOPクラスの実績があります。

(1)M&A仲介企業への転職実績

国内最大手のM&A仲介企業の転職支援実績で決定数多数の表彰受賞や、
新進気鋭のM&A仲介企業においてもTOPクラスの決定実績があります。

具体的に企業が求めている人物像、また面接や選考内容について圧倒的な情報量を持っていると自負しています。

(2)M&A仲介企業内の豊富な人脈と情報のネットワークがあります。

転職に大切なのはネットワークだと考えています。まだまだ公けに出ている情報が少ないM&A仲介業界の内情ではありますが、弊社では上場している大手3社や新進気鋭のM&A仲介に関わる企業の経営幹部や、弊社で転職支援をして実際にM&A仲介企業で働いている多数の社員とのつながりがあります。

メディアやネットに書かれている情報よりもリアルで詳細な情報をお伝えすることも可能ですし、経営幹部や社員との接点を創ることも可能です。

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