コンサル出身者の言う「事業がしたい」はリクルートで叶うのか?

こんにちは、サムライソウルの粕谷です。

リクルートへの転職を希望する方には現在コンサルティング業界で活躍されている方が多くいます。
経営や戦略コンサル、ITコンサル、人事コンサルなどコンサルティング業界も幅広いですが、その中の多くの方はリクルートへの転職理由として「自分で事業をしてみたい」「自社の事業やサービスに関わりたい」という理由で志望しています。

コンサルタントとして経営の意思決定に関わる重要な提案をしていても、最終的に実行を決断するのはクライアントである企業の経営者であったり、事業責任者です。
客観的な分析でベストだと思った提案をしても、それを受け入れて実行に移すかはクライアント次第。
また実際に実行に移すときに、自分が思い描いた通りに実行ができていなかったり、うまく進んでいないということがあると、そこにジレンマを感じ、自分で裁量権をもって意思決定をし、事業を動かす仕事がしたいと思う方が多いようです。

ではこの希望はリクルートで叶うのでしょうか?

コンサル出身者がリクルートへの転職時に気を付けるべきこと

結論から言うと、事業の意思決定をできるかは部署やポジションによります。
それは部署やポジションによってはアドバイザー的なポジションで直接的な意思決定ができないところもあるので注意が必要です。

まず、経営や戦略コンサル出身者が多く採用されるのが、「経営企画」「事業統括」「事業企画」「新規事業」「事業開発」というポジションです。

事業の3か年計画を作ったり、PLを管理したり、将来の数十億~数百億の事業を生み出すポジションなどです。
実際に事業計画を作ったりPLを作る際は現場で働いているMP(商品企画やマーケティングをしている人たち)に話を聞きますし、新規事業や事業開発の場合は、自分達でマーケティングを実施したりもします。

どの商品が売れていて、どれくらいの伸ばす余地があるのか、どのようなカスタマーが動いていて、サービスをユーザー視点でどう伸ばしていくかはこの人たちの方が経験値があるからです。

このように事業企画や統括の人たちはMPと呼ばれる人たちから情報を集め、それをまとめていきます。
事業部長とキャッチボールをしながら進めるのである意味、コンサルタントに近いポジションで、最終の意思決定は事業部長が行います。

一方、MPと呼ばれる人たちがどのような動きをするかというと、事業の3か年計画をもとに売りやユーザーをどれだけ動かすべきかといった目標数値が下りてきます。
この目標数値を達成するためにはこれくらいのコストが必要だ、を試算します。そのロジックを事業企画・統括の人たちに共有をし、通れば予算が決まります。

3か年といった大きな絵を描くのが事業統括、実際にそれを実現するのはMPそしてそれを売っていく営業です。
「自分の意志で事業を動かす」という観点から考えるとMPや営業の方が希望に沿う場合が多いので注意が必要です。

営業で事業が動かせるイメージが持てない方も多いようですが、リクルートの営業は既存商品でクライアントの課題を解決できなければ自分で商品を作ります。
その商品の効果が良ければ、すぐにナレッジが共有され他のクライアントに横展開されます。
営業次第で事業価値を高めることができます。

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また、ITやシステムコンサル出身者の場合は、前職で何をやっていたかによっても当然変わってきますが、
「IT戦略企画」「システムアーキテクト」「プロジェクトマネジャー」「WEBサービス開発」「WEBディレクション」というポジションで採用されることが多いです。

コンサルという立場上、クライアントが必ずいて、自分が手掛けたプロジェクトがリリースしたら、その先はどうなったか分からなかったり、もっとサービスを向上させていきたいと思っても、それはほとんど叶わず、また新しいプロジェクトに関わっていくということが繰り返される。
そのような仕事のサイクルに成長実感が持てなくなったり、手塩にかけたサービスにもっと深く関わりたい!という人が、世の中に大きな影響を与えているサービスを運営しているリクルートへ志望する、という人が多いですね。

コンサル出身者の活躍事例

ここからは実際に私が知っているコンサル業界からリクルートへ転職され活躍している事例をお話します。

Aさん

外資系コンサルティングファーム(戦略)出身。社風が合わずに第二新卒でリクルートに転職。
最初は営業がしたいということでリテールの営業を担当。
その後本人の希望で事業企画に異動したものの、事業担当者として事業を動かしたいということでMPに異動されました。
MPでは企画担当としてブランドプロモーションなどを担当しており、外資のドライな社風が合わず、リクルートのわきあいあいとした社風が自分には合っていると気づかれたようです。

Bさん

外資系コンサルティングファーム(戦略)で8年ほど活躍したあと、事業運営がしたいということでリクルートに転職。
この方はかなり異例で、最初から新規事業グループのマネージャーとして採用されました。
現在はご自身のグループで2~3件の新規事業推進を進めています。
リクルートの特徴として利益の少ないところにはあまり人を投下しないので、社員も少ないようですがその分、プレイングマネージャー的な色合いの強い仕事をされています。

新規事業なので、営業交渉なども大きなものは自分で行っているとのことでコンサル出身としてはかなり描いていた通りのキャリアということで満足されていました。
人が少ないのが唯一の難点のようですが(笑)

Cさん

外資系コンサルティングファーム出身で3年務めた後、リクルートに入社。この方も自分で事業を創ってみたい、ということでリクルートに転職。
最初に配属されたのは、リクルートの創業事業であるHRの営業で、ビル倒しや競合リプレイスといった泥臭い営業を経て、新規事業開発に移り、2つの数十億規模の事業を成功させ、当時、最年少執行役員となり、現在も活躍中です。

もちろん最初に配属された部署にずっといることは稀ですが最初にどのポジションからスタートしたいかは面接前に整理しておくことをおすすめします。
迷うことがあれば以下からお気軽にお問合せください。

■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで

サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。

(1)リクルート出身者だからこそお話できること

―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?

実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。

(2)リクルート社内の豊富なネットワーク

転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。

(3)最短距離での転職をお手伝い

リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
相談を希望される方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

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