【スカラグループへの転職vol.1】航空会社からアスプラに転職

人材業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、航空会社からアスプラに転職したSさんの転職体験談をお届けします。
航空会社からアスプラに転職したSさんの体験記
■転職者Sさん(20代女性)のプロフィール
大学を卒業後、航空会社で客室乗務員を約5年半勤める。2025年10月よりスカラグループの株式会社アスプラに入社。新卒向けのキャリアアドバイザーを担当。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
新卒で航空会社に入社し、客室乗務員を約5年半経験しました。
高校生の頃から、客室乗務員になるのが夢でした。きっかけは、お世話になった塾の講師が当時大学生で、客室乗務員を目指しているという話を聞いたこと。具体的な仕事内容を知って、私もなりたいな、と憧れるようになりました。
より現実的に考えるようになったのは、大学時代にカフェのアルバイトで接客を経験してからです。自分の工夫次第で、目の前のお客様を笑顔にできるところが楽しくて、客室乗務員の仕事も向いているのではないかと考えました。
実際に働き始めてからも、仕事にはとてもやりがいを感じていました。国際線を担当することも多く、国内外のさまざまなお客様と、英語を使って毎日接することがとても楽しくて。一人ひとりの状況に合わせてどんなサービスを提供すべきか、工夫のしがいがあり、お客様から感謝の言葉をいただくことも大きなモチベーションになっていました。
入社3年目には社内のマネジメント資格を取り、チームをまとめるポジションも任されるようになりました。同じ便を担当するメンバーに対して、どんなサービス方針でお客様対応していくか、戦略を考えていくことにも面白さを感じていました。
――そこから、今回の転職を決めた理由は何でしたか。
入社3年目ごろから突然、飛行機の気圧の影響で体調を崩すことが多くなってしまったんです。ひどい頭痛で「飛行機に乗る」こと自体に難しさを感じることが増え、長く続けられる仕事ではないな…と思うようになりました。
また、前職の人事制度では成長スピードが遅いと感じることもありました。「このポジションのこの業務にチャレンジできるのは〇年目から」と大枠がきっちりと決められており、どんなに接客で工夫を凝らしても評価や昇給・昇格になかなか反映されませんでした。「こんなに頑張っているのに」とモヤモヤを抱くようになったことも、転職を考える理由の一つになりました。
――転職を考えるにあたり、業界や企業はどのように絞っていきましたか。
体調不良という物理的な理由があったので、航空業界以外のまったく違う職業で新しくキャリアを重ねていこう、と考えました。ただ、世の中にはどんな仕事があるのか、知識もありませんでしたし、自分に何ができるのか、何が向いているのかも真っ新な状態でした。まずは転職エージェントを探すところから始めました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
転職した前職の同期からの紹介でした。その同期の子は、1年間ほど長期で転職活動をしていました。当初一緒に動いていたエージェントとは合わなかったようで、「サムライソウルの担当コンサルタントに出会ってから自分のやりたいことが明確になった」と話していました。私も、活動当初はほかのエージェントとやりとりしていたのですが、しっくりこなくて…。その子から、「まずは一度話をしてみるといいのでは」と言われ、つないでもらいました。
――実際に話をしてみて、なぜサムライソウルを選ぼうと思いましたか。
サムライソウルの担当コンサルタントが、「ライフイベントと両立させながらどうキャリアを築くか」を大事にしながら、ジョブチェンジを経てキャリアコンサルタントになった方でした。私も、結婚や出産などライフステージが変わっても長く働き続けられる仕事に就きたい、と考えていたので、担当コンサルタントの生き方そのものに共感しました。
また、初回面談の段階から、私の人生を幼少期から振り返って理解していこうといろいろな角度から質問をしてくれることにも信頼感を抱きました。ほかのエージェントでは、「自己分析はご自身で進めておいてください」と言われるケースが多かったので、サムライソウルでは一緒にやってくれるんだ!と、心強いパートナーができたかのように感じました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。
子どもの頃からの人生を棚卸しする「自己分析ワークシート」を使い、言語化できていなかった潜在的な思いや考え方を自分なりの言葉にしていきました。曖昧な表現があると、「それはどういうことですか?」と一つひとつ突っ込まれるので、何とか伝わるように…と何度も言葉を選んでいきました。そのプロセスで、自分でも気づいていなかった価値観が浮かび上がってくることもあり、一緒に自己分析の時間を作ってくれたからこその発見が多くありました。
例えば、気づいたことの一つが、成長が目に見える環境を求める、ということでした。小学生のころはピアノや水泳、習字などいろんな習い事をしていたのですが、そのすべてで「次の発表会では〇〇ができるようになる」「大会では△△を目指す」など、いつも目標を明確にしていました。それをクリアすることが楽しくて、次へのモチベーションになっていたことを改めて振り返り、働く環境においても、明確な目標を目指し、成長の評価基準が設けられている職種や職場環境のほうが、パフォーマンスを発揮しやすいのではないか…と考えるようになりました。
営業職はこれからの中長期的なキャリアを考え、未経験からチャレンジしようと決めていきました。担当コンサルタントから、「営業職で経験を積むことで、その後の職種の幅が広がっていく」と提案され、その通りだなと思ったからです。
面接対策では、数字を意識して答えることが大事、と教えてもらい、前職での実績を振り返っていきました。職業柄、なかなか定量的な成果を伝えるのが難しかったのですが、「お客様満足度調査で見えた課題を分析し、サービス品質を上げるためにこんな戦略を立てた」といった取り組み事例を伝えられるように、エピソードを具体化していきました。
――最終的にスカラグループ(株式会社アスプラ)に決めた理由は何でしたか。
アスプラは、新卒向けの人材紹介業を行っている会社で、とくに女子学生のキャリア支援に力を入れています。私自身が、女性としてどう働き続けていこう…と悩んできたので、今度は、同じ悩みを持った学生をサポートする側に立ちたい、と考えました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
まず、自己分析は幼少期まで振り返って進めることをおすすめしたいです。私はとくに、未経験から営業職へのチャレンジだったからか、面接で「あなたはどういう人間か」を問われるような質問を多く受けました。中学時代や高校時代に頑張ったことを細かく聞かれることもあり、そこから「営業職としての適性がありそうか」を見られていたのかな、と思っています。担当コンサルタントと一緒に自己分析をしていたからこそ、答えに詰まることもなく、話すエピソードにも一貫性が生まれたと思います。
また、面接対策では、答えを頭で考えたり文章にまとめたりするだけではなく、「口に出して話す」練習を何度も重ねるといいと思います。実際に口に出してみると、内容がちぐはぐだったり、うまく言葉がつながっていなかったりと、さまざまな“不備”に気付きます。テクニカルな部分ではありますが、“しゃべる練習”は本番に必ず生きてくると思っています。