freee株式会社に転職するには?年収から企業の評判までまとめて解説

スモールビジネスの各成長段階をサポートする複数のクラウドサービスを開発・提供する、freee株式会社。この記事では、freee株式会社に転職を希望する方に向けて、会社概要や働きやすさ、やりがいなどを詳しく解説していきます。

freeeに転職するポイント 

「スモールビジネスを世界の主役に」を企業ミッションとして掲げ、統合型経営プラットフォームを開発・提供するfreee株式会社。「既存の考えにとらわれず、テクノロジーを駆使してバックオフィス改革を実現したい」という熱い思いと、アイディアを持つメンバーを求めています。

 

こだわりが強い福利厚生や社内人事制度の設計が、はfreee株式会社で働く社員が快適にクリエイティブな仕事をすることにつながっているようです。また、会社独自に「マジ価値2原則」というものを定め、これを実際にユーザーに届けるための5つの指針を明確に示しています。転職希望者に対しては、スキルよりもこういった意欲的な面を重視する傾向が強いようです。

 

freeeの会社概要

会社名 freee株式会社
本社所在地 東京都品川区西五反田2-8-1

五反田ファーストビル9F

代表取締役社長 佐々木大輔
設立年 2012年7月
資本金 記載なし
株式 東証マザーズ
売上 6,895(百万円)

参照:freee株式会社

特徴

「個人事業や中小企業などのスモールビジネスは、スピード感を持ってアイディアを具現化することが可能であり、今までにない多様な生き方や価値観の創造につながる」このように考えるfreee株式会社では、誰もが自由に経営できる統合型経営プラットフォームを提供しています。企業の成長スピードが著しく、2019年に東証マザーズへの上場を達成しました。

 

開発した複数のクラウドサービスは多数の受賞歴を有し、会社自体も「働きがいのある会社」としてベストカンパニートップ10に6年連続選ばれています。

事業内容

freee株式会社では、会計などに関するさまざまなクラウドサービスを提供している他、クレジットカード事業なども行っています。それぞれの事業について詳しく解説していくので、見ていきましょう。

バックオフィス業務効率化を目的としたシステムの開発事業

スモールビジネスの各成長段階をサポートし、バックオフィス業務の効率化・ペーパーレス化を目的としたクラウドシステムの開発・提供を行う、freee株式会社のメイン事業です。会計、人事労務、各種申告、マイナンバー管理、会社設立、開業における業務をシステム上で完結可能であり、サポートの充実度も高いことから導入実績を拡大しています。

 

バックオフィス業務に関すシステムは比較的社員数の多い企業・法人向けに開発されたものが多い中で、freee株式会社が開発・提供するシステムは個人事業主やフリーランスとして活躍する方にも使いやすく重宝されているようです。最近では働き方に多様な選択肢があるため、今後さらに需要が伸びることが想定されます。

 

事業内容②クレジットカード事業

スモールビジネスの経営・経理に最適なクレジットカードを発行しています。事業用クレジットカードを持つメリットとして、経費処理の効率化、資金繰りの改善、事業用特典の活用などが挙げられます。freee株式会社が発行するクレジットカードはこれらのメリットすべてを付帯し、年会費無料・最短4日で発行可能と手軽さも魅力の一つです。クレジットカード会社もVISA、Master、セゾンプラチナの3社から選択可能。発行枚数2万円を達成し今後も展開が期待される事業です。

 

業績

freee株式会社は2019年に東証マザーズへの上場を達成しました。上場時点でのSaaSスタートアップ評価額が646億円を誇り、これはINITIALシリーズEに当たります。INITIALシリーズはスタートアップの成長企業を可視化するもので、シリーズEまでは異例の成長スピードで進んできたようです。海外投資家の注目度も高く好業績が続いています。

 

将来性

多様な働き方を選択できる時代で、スモールビジネスに挑戦する人は増えています。そういった事業者が今後も積極的にfreeeのシステムを導入することで、事業の展開・拡大が続くことが想定されます。また、常に複数のポジションで求人掲載を行い優秀な人材を確保している点、上場後に海外からの注目度が高くなった点を踏まえると、高い将来性が期待できるでしょう。

 

また、freee株式会社は2021年3月22日に海外募集による新株式発行、株式の海外売出しを決定しました。資金調達によって、製品の開発や新サービスの提供、機能の追加などを目指しているようです。エンジニアの確保やカスタマーサポートの強化など、体制を強化して今後の事業を拡大していく考えも示しているため、さらなる成長が見込めます。

freeeの働きやすさ

freee株式会社では、こだわりを持って設計した福利厚生や、社内人事制度が社員から定評を集めているようです。ここでは、freee株式会社のユニークな福利厚生や文化、ライフワークバランス、年収について説明し、詳しく分析していきます。

年収

freee株式会社の平均年収は706万円です。システムの開発・提供がメイン事業であるためエンジニアとして働く社員が多く、国内のエンジニア平均年収が498万円であることを踏まえると、かなり高い年収であることが分かります。その他社内には複数のポジションがあり、社内では評価制度を設けることで社員の昇給・昇格を決定しているようです。

 

福利厚生

freee株式会社では社員がクリエイティブな仕事を続けるために充実した福利厚生を提示しています。社会保険完備や産後休暇、育児休暇、その他特別休暇などはもちろんですが、それ以外にライフワークバランスを保ちやすい下記のようなユニークな福利厚生を整えています。

 

  • ドリンクフリー
  • 書籍費用フリー
  • つばめハウス制度(住宅手当、借上社宅制度、赴任サポート制度)
  • 結婚・出産祝い金
  • オフカツ(30種以上の部活動)
  • ベビーシッター補助金

 

上記以外にも、社員評価制度や面談の実施、社内外でインパクトのある活躍をした社員に対する表彰など、やりがいにつながるような制度も各種取り揃えているようです。

 

ライフワークバランス

休日 完全週休2日制
勤務時間 フレックス制(コアタイム11:00~16:00)
平均残業時間 記載なし
フレックス制度 あり
リモートワーク あり
時短勤務 記載なし

 

freee株式会社ではフレックス制度が導入されており、リモートワークも可能です。働く時間も場所も選択できるため、ライフワークバランスを保ちやすいでしょう。

従業員の平均勤続年数

従業員の平均勤続年数に関する具体的な記載はありません。しかし、ユニークな福利厚生と働く環境を提供することで、社員にやりがいを感じさせています。また、やる気を持続できる評価制度や面談が実施されることで、多くの社員がfreee株式会社の事業拡大展開に貢献したいと考える傾向が強いため、長く在籍する社員が多い傾向が見られます。中途採用で他社から転職してきた社員もfreee株式会社での業務に充実感・満足感を感じている傾向です。

freeeのやりがい・社風

急速な企業成長には会社全体での企業努力が必要です。では、freee株式会社で働く社員はどのような点にやりがいを感じているのでしょうか。社風も併せて詳しく解説していきます。

やりがい

人事評価は、同僚含むチームメンバーからのフィードバックを元に評価が決定するため、それが社員同士の刺激になっているようです。また、freee awardという表彰制度を設け、freee株式会社が大切にしている5つの価値基準に即して活躍したメンバーを投票形式で決定、これも全体評価につながります。このように、社員同士で努力を認め合い、自分次第で成長できる環境がやりがいにつながるようです。

 

社風

freee株式会社では、社員が共通して持つマインドとして「社会の進化を担う責任感」と「ムーブメント型チーム」の2つをマジ価値2原則と表現しています。具体的には、本質的であればリスクをとって挑戦し、ミッションに共感して集まった仲間たちが自律的にアクションを起こすことを社員全員に求めているようです。カルチャーフィットした社員が多数在籍し、同じ意思を持つ社員同士で和気あいあいとした雰囲気の中、働きやすい環境が整っています。

 

freee評判・口コミ

  • 営業、在籍3年目、男性

カルチャーフィットした社員が多く、同じチームのメンバー同士はお互いを尊重し合って事業を推進しています。コミュニケーションも盛んで、時には厳しい意見が飛び交うこともありますが、それがお互いの刺激につながり、結果的に良い成果を出すことができています。

 

  • システム開発、在籍4年目、男性

忙しい毎日でも、部活動で体を動かすことがいい息抜きになっています。部活動は他のチームメンバーとの交流の場にもなるので、社員のコミュニケーションの広がりを感じます。部活動以外にも社内イベントの開催、子供がいる社員の支援を行うつばめっこクラブなどもあるので、そこも良い点だと感じています。

 

  • システム開発、在籍2年目、女性

基本的に自分の裁量次第で仕事を調整し、会社もそれに柔軟な対応を示してくれるため女性にとって働きやすい環境です。ベビーシッター補助金制度や、子供を持つ社員同士で情報共有できる機会もあるので、非常に助かっています。働きながらの子育ては悩みが付き物ですが、共感してくれる仲間がいることで子育てと仕事の両立が実現できています。

 

全体を通してカルチャーフィットした社員が多数在籍、社員同士のコミュニケーションが盛ん、部活やその他のイベントが息抜きになっている、女性にとって働きやすいなど会社に対してポジティブな印象を感じている社員が多い傾向にあるようです。

 

freeeの募集職種

freee株式会社ではさまざまな職種が募集されていますが、ここでは3つの職種を解説していきます。

サービス基盤開発エンジニア

プロダクトをまたいだアーキテクチャの設計及び、それを実現する基盤サービスの実施、全プロダクト共通の基盤ライブラリ・ツールの開発を行うことがメインの業務です。このポジションに求める必須条件は下記のとおりです。

 

  • アーキテクチャデザインに関する知見・経験・スキルを有する者
  • Webアプリケーション・サービス開発の経験、及び優れたスキルを有する者
  • プログラミング言語に精通する者

 

上記に加えて、生産性のある事業に貢献したいと考える方や、広い視野を持ってアーキテクチャデザインをしたいという方には最適なポジションです。

プロダクトマネージャー

強いリーダーシップと熱意で、プロダクト開発のムーブメントを作ることが主な役割です。具体的には、プロダクトの戦略企画、ポリシーの立案・策定・遂行、各種定性・定量リサーチの企画・遂行、プロダクトロードマップの策定・遂行、事業企画、クオリティ管理など、多岐にわたって業務が発生します。このポジションに求める必須条件は下記のとおりです。

 

  • テクノロジープロダクトのプロダクトマネジメント経験を有する者
  • Webアプリケーションの仕組みについて理解・関心を有する者

 

上記に加えて、本質を見極め経営陣と有効な議論をするために十分なレベルのコミュニケーション能力を有する方を求めています。

スモールビジネス事業本部セールスマネージャー

オリジナルの価値提供プロセスを模索、開発を繰り返しながらセールス組織をリードすることがメインの役割です。具体的には、セールス組織運営、必要人材の定義及び採用、メンバーの育成・評価、セールス企画、事業戦略に基づいたセールス機能定義や業務及び組織設計など、多岐にわたって業務が発生します。このポジションに求める必須条件は下記のとおりです。

 

  • 法人営業経験を有する者
  • セールスプロセスに対する深い理解を有する者
  • セールス組織のマネジメント経験を有する者
  • 事業企画や営業企画などの経験を有する者

 

上記に加えて、SaaSやサブスクリプションビジネスの経験、事業責任者の経験、スモールビジネスに何らかの関わりを有する方を歓迎しています。

 

freeeの転職難易度

freee株式会社の転職難易度は比較的高いでしょう。事業の拡大・展開に伴い優秀な人材を求める傾向が強く、常に複数のポジションで中途採用求人掲載を行っています。

 

そのため、応募の門はたたきやすく感じますが、SaaS企業の中でも注目度の高い企業であることに加え、上場による転職希望者の増加が想定されます。実力よりもカルチャーフィットした人材かどうかを重視しているため、企業理念に共感しマッチ度が高い人材と判断された場合は採用の可能性が高くなります。

 

しかし、専門分野の知見や経験が必要とされるポジションへの転職は、意欲があっても未経験者の採用は難しいでしょう。

freeeの面接傾向と対策

転職活動では、応募先の企業の面接の傾向や対策方法を熟知しておくことが大切です。ここでは、freee株式会社の面接傾向と対策について紹介していきます。

選考フロー

freee株式会社の面接フローを見ていきましょう。

一次~五次面接

人によって面接回数は異なりますが、一般的な企業と比較してやや多めに面接が行われるようです。応募したポジションのメンバーや経営陣との面接を行い、転職理由などの基本的な情報のみではなく、実践的な質問が多いようです。また、能力より意欲やカルチャーフィットした人材かを見る傾向が強いでしょう。

 

最終面接

最終面接は経営陣が選考官であることが想定されます。とはいえ、圧迫的な雰囲気はほとんどなく、カジュアルな雰囲気での面接のようです。Googleのような国外企業出身の経営陣もいるため「なぜ?」を繰り返し、基本的な情報ではなく、より深堀した情報を求める傾向が強いようです。

面接の傾向

freee株式会社では即戦力になる優秀な人材、カルチャーフィットした人材を求める傾向が強いですが、能力よりも意欲を重視して採用を行います。面接回数が一般的な企業より多い分、より深堀した質問内容が飛んでくることが想定されます。また、各面接では企業理念へのマッチ度を見ています。特に最終面接は「本当にこの人材を採用しても大丈夫か」経営陣の目線で考え、採用決定するようです。

 

面接対策

企業理念や会社が社員に共通しているマインド「マジ価値2原則」について、事前に確認しておくことが重要です。これらにマッチした人材を求める傾向が強いため、特に自分はどんな点に強く共感するかまで答えられるようにすると安心です。また、システム開発・提供がメイン事業であるため、IT関連の興味関心度も見られる可能性があります。この分野において何か興味のあるテーマをピックアップすることが良い対策になるでしょう。

freeeへの転職に関わるQ&A

freee株式会社の転職に関するQ&Aにお答えしていきます。ここでは、よくある質問を2つまとめたので、詳しく見ていきましょう。

freeeに向いている人は?

企業理念や社員が共通して持つべきマインド「マジ価値2原則」に共感する意欲的な人材に向いているでしょう。また、上場したばかりの企業で今後の事業展開に貢献したいと考える積極的な意欲を持つ人にもぴったりの職場環境が整っています。

 

freeeへの転職で求められるスキルは?

システムエンジニアのような技術職はある程度のスキル・経験が求められるため、未経験からの転職は難しいです。しかし、基本的には応募者の人柄や意欲、企業へのマッチ度を重視しています。

 

freee社員に関する情報もチェック!

「freee公式編集部」というアカウント名で、Twitterからの情報発信を定期的に行っているようです。記事の編集担当者が毎回異なるため、freeeに在籍するさまざまな社員が豊富なジャンルの情報を提供してくれます。興味がある方はぜひチェックしてみましょう。

 

freeeへの転職ならサムライソウル

サムライソウルでは、多くの企業の求人を取り扱っているだけでなく、プロのコンサルタントによる転職サポートを行っています。特にSaaS企業への転職に自信を持っておりますので、freee株式会社への転職をお考えの方は、ぜひご利用ください。

まとめ

好業績と高い将来性、在籍社員から定評を集める働きやすい環境に魅力を感じて、freee株式会社への転職を考える人も多いでしょう。

freee株式会社では、能力より意欲やマッチ度が重視されるため、企業に対していかにうまく自分をアピールできるかが重要です。自分の魅力を企業に伝えるためにはどうすれば良いのかなど、転職で気になる疑問がある方は、ぜひサムライソウルにご相談ください。

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