リクルートの企画の仕事〜スタッフ系企画編〜
こんにちは、サムライソウルの粕谷です。
以前、リクルートの企画の仕事〜MP(メディアプロデュース編)〜では、ユーザーとクライアントを向いてサービスをつくるMPについてご紹介しました。
今回は、スタッフ系組織の企画職についてお話しします。
様々な企画の仕事の違い
リクルートにはMP以外にも企画と名のつく職種があります。
営業企画、事業企画(企画統括)、経営企画といった仕事です。
ただし、グループ各社の方針によっては、組織の設置がない場合もあります。
ちなみに、リクルートでは頻繁に組織体制の変更が行われます。
そのため、名刺がかわることもしょっちゅう。気づけば、10年間で10パターン近くの異なる名刺を持っていたなんて話もザラです。
営業企画、事業企画、経営企画など、よく聞いたことがある名称だと思いますが、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか。
シンプルに言うと、担当している範囲の広さの違いとなります。
営業企画は、営業部全体を見ている人。
事業企画は、事業部全体を見ている人。
経営企画は、会社全体を見ている人。
といった感じです。
もう少しイメージしやすいように、私が以前所属していたリクルートキャリアの例を挙げて見ていきましょう。
例えば、リクルートキャリアは人材を主領域とする会社ですが、その中には、新卒事業(リクナビなど新卒採用の事業)と中途事業(リクナビNEXTなど転職希望者を対象とした中途採用の事業)があります。
経営企画が見ているのは会社全体ですから、新卒事業・中途事業の両方を合わせた経営上の数値管理や戦略設計を行うのが仕事です。
社長をはじめとした経営陣の参謀役であり、ホールディングスに報告する経営戦略資料の作成や、会社全体としての売上・利益予測を行ったりしています。
事業企画が担当するのは事業部全体ですので、新卒事業、中途事業のそれぞれに組織がおかれています。
仕事の内容としては、新卒・中途事業各々の売上予測やコスト管理などを行います。
例えば、新卒事業のリクナビについての売上計画や予測を新卒MPと会話したり、中途事業のリクナビNEXTの商品企画にどこまで売上げをのばせそうかヒアリングをしたり、斡旋事業の企画と売上げのヨミを立てたりします。
営業企画は、営業部全体を見ている人なので、営業組織全体を管轄しているイメージです。
営業部長と営業部内の組織の組み立て方を考えたり、マーケットデータを分析して各部が営業戦略を立てやすいようにデータを加工したり、営業ツールを作成することもあります。
また、事業全体のキックオフミーティングの企画運営を行うこともあります。
キックオフミーティングは、クオーターに一度開催される戦略発表や表彰の場なのですが、イベント会社のADのようにインカムを付けて広い会場を走り回る仕事も楽しかったと経験者は語ります。
芸能人がきたり、顧客からのメッセージビデオが届くなど様々な仕掛けがされています。リクルートで働く全ての人の仕事に対するモチベーションUPの場ともいえるでしょう。
営業企画という組織を設置するか否かは、その時々の会社としての戦略によっても異なります。
営業企画を横断的に配置し、全体の営業戦略をとりまとめる場合もあれば、組織を置かず、各営業部に任せ、MPの商品企画内で営業企画販促的な仕事を担当するケースもあります。
いくつかの企画業務を経験した元同僚は、部長や経営ボードが出席する場面で仕事をする経験を多く積めるため、若い頃から高い視座や広い視点で物事を見たり、バランス感覚を養うことができたと話します。
リクルートのスタッフ系企画職の転職バックグラウンド
リクルートグループ各社での企画職に興味をお持ちの方にとっては、実際にどんな経験をもった人が活躍しているのか、気になるところでしょう。
スタッフ系の企画職はそもそも人員も少ないため、同職種の経験者でも中途入社で配属されるとなると、その競争率はかなり高いものとなります。
あくまでいくつかの組織での例ですが、スタッフ系企画職の組織における中途入社者の割合は10%〜30%ほどです。組織によっては、MP系の方が他のスタッフ系企画職よりも、やや中途入社者の割合は高いようです。
ただし、営業企画職に関しては、やはり営業現場を知らないとできない仕事も多いため、中途入社でいきなり配属になるケースは珍しいでしょう。
中途入社でスタッフ系企画職に配属になった人たちの前職ですが、コンサルティングファームのコンサルタント、大手金融の企画や営業経験者など、やはり前職で近しい経験値をもっている方が多いようです。
私が在職していた時には、
・アクセンチュア
・ATカーニー
・YAHOO
・ベネッセコーポレーション
・ミスミ
・IBM
・サイバーエージェント
から転職してきた方々が同じ部署におりました。
■リクルートへの転職希望者はサムライソウルまで
サムライソウルでは、リクルート出身者だからこそできる転職サポートがあります。
(1)リクルート出身者だからこそお話できること
―分社化したけど、どの会社がいいか?
―仕事内容は?
―社風は?
―面接の内容は?
実際に、新卒から8年間リクルートにいたからこそお話できることがたくさんあります。
採用面接官の経験もあるので、面接で何を聞かれるか?どこを見ているか?もお話できます。
(2)リクルート社内の豊富なネットワーク
転職に大切なのはネットワークだと考えています。
ある部署では必要ない方も、ある部署だと必要とされる、こんなことがつきものです。
リクルートのどの会社がいいか?どの仕事がいいか?キーマンは誰か?当社はきちんと把握しています。
またどのポジションを受けるにしても、迷った時は社員をつないだり、質問を聞く事などで対応することも可能です。
(3)最短距離での転職をお手伝い
リクルート各社の人事や現場責任者はかつての同僚も多く、より精緻な情報提供が可能です。
相談を希望される方はこちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。