【マイナビへの転職vol.5】不動産管理会社からマイナビに転職
人材業界への転職希望者から多くの相談を受けているサムライソウルでは、これまでたくさんの方の転職をサポートしてきました。今回は、不動産管理会社からマイナビに転職したMさんの転職体験談をお届けします。
不動産管理会社からマイナビに転職したMさんの体験記
■転職者Mさん(20代男性)のプロフィール
大学卒業後、不動産会社に入社。投資用マンション販売を約2年経験したのち、不動産管理会社に転職。2024年9月より株式会社マイナビの医療・福祉エージェント事業本部に入社。
これまでのキャリアと転職のきっかけ
――これまでの経歴を教えてください。
これまで2社経験しており、大学卒業後は地元・九州を離れて上京し、不動産会社で営業を約2年経験しました。その後、九州に戻り、不動産管理会社で約3年勤めています。
1社目は投資用マンション販売を手掛ける、成果主義の会社でした。年功序列ではなくインセンティブで稼げるところに惹かれ、全国を飛び回りながら営業をしていました。
“稼げる”点を重視したのは、学生時代にお金で苦労した経験があったからです。大学3年生のときに、父が経営していた会社が倒産し、大学を続けるために空いた時間はすべてアルバイトをせざるを得なくなったんです。週5日、1日7~8時間働く生活の中、稼げる仕事に就こうと心に決めました。
――そこから1回目の転職を決めたのはなぜでしたか。
九州で働くパートナーとの結婚を考えて、自分が(九州に)戻るほうが現実的だろうと思ったからです。1社目では毎日夜遅くまで働いていて、出張も月に2~3回ありました。家を空けることが多く、一緒に生活をともにするイメージが持てなかったので、転職して働き方を変えたいと考えました。
そこで入ったのが前職の不動産管理会社で、不動産所有者の経営サポート業務を約3年担当しました。土日勤務は変わりませんでしたが残業がなくなり、働き方は大きく改善されました。
――今回の転職を考え始めたきっかけは何でしたか。
営業を離れてみて、やっぱり営業が好きだったな…と思うようになったことです。不動産管理会社の仕事は既存のお客様とのやりとりが中心で、自ら提案に行くといった機会があまりありませんでした。年功序列の社風にも物足りなさを感じるようになり、もう一度営業職にチャレンジしたいと考えました。
サムライソウルとの出会い
――サムライソウルと出会ったきっかけは何でしたか。
登録していた転職サイト経由でスカウトメールをもらいました。当初から人材業界に興味を持っていたので、メールで紹介されていた人材企業の求人について話を聞こうと面談を申し込みました。
――初回面談ではどのような話をしましたか。面談を経て、サムライソウルを選んだ理由を教えてください。
初回面談では「Mさんの今の価値観はどこから来ているのか、原体験を探っていきましょう」と、幼少期から人生を振り返るような質問を多く受けました。
サムライソウル以外にも大手転職エージェントと話をしていたのですが、そこは「とにかくいろんな求人に応募しましょう」というスタンスで、私自身についてヒアリングしたり希望を聞いたりといった姿勢が感じられませんでした。たくさん出しておいて受かったところから面接していく…という動き方に違和感があり、ほかのエージェントとも話したいと思っていたときに出会ったのがサムライソウルでした。
サムライソウルは求人ではなく“私”ありきで対話が進んでいきました。応募数を増やすのではなく、自己理解を深めて業界や企業を絞っていきましょうと言ってもらい、こちらのやり方のほうが近道だろうなと感じました。
サムライソウルの転職サポート内容と感想
――サムライソウルとの面談を通して、どんな準備や対策を重ねていきましたか。
サムライソウルを通じて6社応募し、1社ごとの面接対策に毎回1時間以上、時間をかけてくれました。面接が集中した1か月間は、ほぼ毎日担当コンサルタントと電話やオンライン通話をしていました。
面接対策では、過去に出てきた質問項目に沿って回答し、その内容を添削してもらいました。「この会社はこういう質問が多い」といった個社ごとの傾向を教えてもらったり、過去にサポートした方の事例をもとに「面接後にこういうフィードバックを受けていたので、(同じ指摘を受けないように)こういう伝え方をしたほうがいいと思います」などとアドバイスしてもらったりしました。
また、幼少期から大事にしてきた価値観を振り返ったことで、「質を高め、効率を上げることを大事にする」という自分の強みに気付くことができました。面接では、1社目の新規営業の取り組みについてアピールし、電話かけで量をこなすだけではなく“自分なりのトークスクリプト”を作り、質を高めて成績につなげた点を伝えました。面接官から「どうしてそう思うのか?」「なぜその行動をとったのか?」など深掘り質問をされても、子どもの頃のエピソードとリンクさせながら具体的に話すことができ、一貫して大事にしてきた考え方や姿勢を伝えることができました。
――最終的に、株式会社マイナビの医療・福祉エージェント事業本部への入社を決めた理由は何でしたか。
歴史ある大手企業であることや、成果を上げれば4~5年で昇格できるという評価制度や社風に惹かれました。人材紹介業は、求職者個人からも、紹介先の企業からも喜んでもらえる仕事です。サムライソウルの担当コンサルタントから「量を担保しながら、質を高めていける人が活躍できる業界」と聞き、自分の価値観ともマッチしていると思いました。
転職希望者へのメッセージ
――これから転職活動を始めようとしている転職希望者の方へ、ご自身の経験からアドバイスはありますか。
1回目の転職は同業界転職ということもあったのか、スムーズに決まりました。エージェントには事務的な手続きをお願いする程度だったので、2回目もそんなに対策はいらないと思っていました。
でも、サムライソウルとの模擬面接では、「なぜ」を2回繰り返し深掘りされると途端に答えに詰まってしまい、自分のことを全然理解できていなかったと実感しました。面接対策では、子どもの頃まで遡り、自分が大事にしている考え方の原体験を探りに行くことをおすすめします。その深掘りを、時間をかけて一緒にやってくれるエージェントを選ぶといいのではないかと思っています。